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20170404-2:AI ⑩ 将棋ではもはや "敵無し" ? [素人 AI 考]

 遂に将棋 AI が "現役名人" に圧勝!

 将棋電王トーナメント(:AI 同士の戦い)勝者の “PONANZA” が、将棋界トップとも言える名人位の佐藤プロとの決勝戦2番勝負の第1戦を圧倒的な強さを見せて勝ったそうです(主催:日本将棋連盟&ドワンゴ。2017年4月1日;4月2日付各紙)。

 将棋 AI とプロ将棋士との決戦は、これまでも AI の方が圧勝していましたが、今回は将棋界の現役トップを打ち負かした事になります(佐藤天彦プロは電王プロ棋士トーナメント戦であの羽生プロを破っての決勝戦進出。2016年度最優秀棋士賞受賞。若干29歳パリパリ現役棋士)。

 持ち時間各5時間・1日制とされた第1戦では、佐藤名人が5時間をフルに近く使ったのに対して PONANZA は1時間程しか使わなかったそうです。
 名人が熟考している間にも何千・何万にものぼる先の手筋を読んでいたのでしょう。

 さすがの名人も、持ち時間が迫ってくると “焦り” もでてくるのでしょうか。
 それに人間ですから AI とは違って “疲労” も手伝い、甘い指し手を打ったのかもしれません(何せ AI は電気さえ喰っていれば疲れ知らずなんだからなぁ。 待てよ・・・CPUが過熱してダウンする事もあるかも・・・)。

 残りの第2戦は5月20日だそうです。

 が、この結果にかかわらず、もはや将棋の世界において AI は、いずれは向かうところ敵無しとなり、より強くなる為に AI 同士で戦って新しい指し手を見出していき、人間の方はその AI に教わって、或いは AI と戦って腕を磨く・・・

そんな時代に入ったとの想いを致しました。
先のブログでほざいた囲碁 AI と同じですネ

だからと言って将棋や囲碁の魅力が無くなる訳ではありません。
下手は下手同士で、AI とは違って学習効果も無いけれども楽しいものです。

 PONANZA 開発者に敬意を表すると同時に、囲碁AI と同様に、ここで獲得した情報技術を幅広く、特に "ひらめく AI " の開発に向けて活用して戴く事を期待しております。