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20170706:AI が奪う仕事、そしてそれから想う事 [素人 AI 考]

 膨大なデーターベース(DB)を背景に人智を上回る可能性を秘めた AI が、既に高度な知識と経験を必要とする専門職種に入り込み始めている様です。

 日経紙(2017年6月28日:“アナリスト受難の時代”)によれば、経済の成り行きを読み取り、投資家に情報提供する "経済アナリスト" の世界規模総数が減ってきている
 世界各地の経済活動の指標をすべて DB 化し、過去の動向を参照とする AI の分析は経済アナリストの作業量を上回るものだろうし、その上、経験を積めば積むほど賢くなり、質量共に人を陵駕する様になるのは至極当然の様な気がする。

 同じ事が、"司法" とか "医療" の世界へも広がるらしい。
 特に司法の世界では、"判事は過去の判例に従う" 事が多いとされるから、すべての過去の判例を DB として持つ AI の判決には敵うまい。

 そこで AI に判決されてしまう被告の控訴はどうなるのか。
 弁護士・検事・判事がそれぞれの AI を繰り出して戦いを進めるのであれば、結局は ”AI 同士の戦い" となってしまい、その舞台裏はブラックボックスだろうから、始末におけない。

 そんな世の中、”遠い先の事” だろうと思っていたら、既に米国では犯罪歴のある個人履歴がDB 化され、それが利用されて AI で判決を受ける被告もいる州もあるらしい(NHKスペシャル2017年6月25日:"AI は天使か悪魔か" )。

 様々な個人履歴と AI が連携すれば究極に近い "個人情報管理システム" の構築なぞいとも簡単に出来そうだ。

 そういえば、ネット通販を良く利用しているが、何時の頃から、自分が探している商品の案内が自動でメール送信され、買う迄繰り返される様になっている。
 AI が調査履歴から目的の商品を絞り込んでいるのだろう。

 何せ、ネットに入るタブレット PC では G-Mai* を使っているし、検索エンジンは Goo** を常用、通販サイトは Amaz** だから、こうして見ると自分は "G** まみれ"。
 AI からみれは "かも視" されているの "かも"。

 便利な様な、自分で決めるから構わないでくれぃ・・・の様な。
 既に自分のネット行動は知られている訳で、そういう時代なのですねぇ・・・
 オオ怖っ!

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