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20170817:”手先の器用さ” 二題 [自分の事]

① 遺伝子で決まる?
 面白い記事が眼にとまりました。
 ヒト・チンパンジー・ゴリラ等霊長類は手先の指を一本ずつ動かせる器用さを持っているのですが、その仕組みが解りかけて来たそうで、何とそれは特定の遺伝子があるから・・・ではなく、"特定の遺伝子が働かない" 事が手先の器用さに繋がっているそうです(日経紙:2017年8月6日付け夕刊サイエンス欄)。

 "遺伝子が働くから手先の器用さが無くなる" ・・・ なんてっ!
 専門外なのでその仕組みは記事を読んでも解らないものの、発達障害で手先が動かせなかったり、脊椎損傷や脳梗塞で手の障害が残った場合の回復治療法の開発に繋がる可能性にも触れていて、医療の発展を期待したものです。

② 器用な人達:
 私たちの周りにも "手先が器用な人" って、いますよね。
 それが "スリ" では困りますが、ちょっとした工作で便利になる家の中の小回りのきく細工とか、ペンキやセメント類をきれいに塗りあげるとか、フェンスや屏の修理等、"ちょちょっ" と済ませてしまう人等の事です(口達者で言い逃れの名人である官僚や政治家は除外)。

 実は自分も結構、器用な方で、高い所の作業以外は大抵自分でやってしまう "何でも屋" っぽいところが多分にあります。

 想い出した事があります。
 小学生の頃、夏休みの宿題に自由研究って奴があって、4年生頃だったと想いますが、長さ20cm程の "モーター・ボート" (単III-乾電池2個積んで動かす奴)を造った事がありました。

 偶然でしたが同じ工作をした同級生がいて、それはお金をかけて半分出来上がった部品をセメダ*ンでくっつけて完成させ、見栄えがとてもよかった。

 一方の自分は、小さな工作模型店へ何回も通って店主のヒントを受けながら細かい部品造りから始めたのですが、当然ながら同級生と同じ様な見栄えはしなかったものの、"出来たぞっ!" っていう満足感がありました。

 二学期初めの作品展示会では何と自分の方が "賞" を貰い、その訳を先生に聞くと "努力・工夫した跡が良く解る。これこそが夏休みの宿題の狙いなのだよ" ・・・ との事でした。

 半完成部品を繋いだ見栄えの良い同級生の作品は一瞬の注目を集めただけで、自分としては何か、"生き方" を学んだ様な気がした事を覚えています。

 今の自分にその成果がどう活きたのかどうかは全く不明ですが、その同級生とは未だに年賀状だけではあるものの交友は続いております。


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