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20180115:江夏豊氏の ”履歴書” [ただの私見]

 日経紙が嫌いだという人もこれだけは認める ・・・ 朝刊最終紙面左上の囲み連載記事:"私の履歴書" ・・・ 2017年12月度はあの江夏豊氏だった。

 署名記事の肩書きは元プロ野球投手・・・と書かずとも自分でもよく知っている方だ。
 連載30回(12月は31日だが一日は新聞休刊日で30回)は迫力あるものだった。

 素原稿の推敲・校正をされた方がおられたかもしれないものの、圧倒される想いで次回が待ち遠しかったが、こういう "履歴書" は滅多に無い。

 初回に過去の過ちを改めて詫び、機会を得て今はプロ野球解説もしている事とその感謝から始まり、野球との関わりを自身の感じるままに書き下している様に感じました。

 中でも奪三振に投手冥利を感じた "9連続奪三振"(1971年7月17日開催オールスター第1戦)、打者との駆け引きに勝った例の "21球"(1979年11月4日開催日本選手権;広島vs近鉄戦)の配分の真相等、繰り返し読んでも飽きません。
 当事者だけが書き下せる・・・そんな感じです。

 プロ野球に限らず、管理スキームが進み、皆が一様化していく組織の中で、余程の懐深い方でなければ使いこなせない選手とか社員・・・今は昔なんでしょうねぇ、こういう "豪快" な方って。


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