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20180428:何故に事務次官の不祥事が起こるのか(経験論的官僚論) [ただの私見]

 財務省事務次官のセクハラ辞任。
 何故、各省事務次官の不祥事が続くのか

 次官の上は、組織上は大臣&副大臣だが、彼等は短期に居座るだけで実務に長けている訳ではないので、次官とは言うものの実質は "省のトップ" だ。
 第一、政治家よりも断トツに IQ が高いので、陣笠クラスの順送り大臣・副大臣であれば "腹の中では小馬鹿にしている" に違いない(某省の次官手前の局長が薄ら笑いして言ったのを遠い席から聴いた事がある)。

 中央省庁のトップは、所管事項に関しては "天下を取った" も同然の存在だ。
 退官後の再就職先は最優遇され、幾つか渡り歩けば数億の退職金がそれこそ濡れ手に粟みたいに手に入るというモノだ(うぅ~ん。正直、羨ましいぞい!←こんな事、想ってはいけませんネ・・・とは言うものの・・・ (>_<) )。

 中には政治家になる人もあろうが、その世界では新米、次官出と言えども所詮は "ペイペイ" だし、必ずしも所属する派閥が天下を取るとは限らないので見通しが明るいとは限らないせいだろう、余り多くはない。

 キャリア組は課長補佐になってからほんの数年迄はこの国を何とかしたいとの使命感をもっているものの、次第にポストだけが関心事になっていく様子を何回も観てきた。
 その行き着く最高のポストが次官と言う訳で、省内では何もかもが自分の言う通りになる。
 次官でいる時代が人生最高の日々に違いない。

 でもって、"驕り" が湧き上がってくるのは自然かもしれない。
 福田事務次官@財務省の言い訳にもならない談話はその驕り丸出しで、本人は気がついていないんだろうが、醜い品性を示す以外の何物でも無かった。

 ネットが存在する限り、あのみっともない映像は未来永劫に残って、お気の毒ながら彼の末代は永久に悩まされ、恨む事になるのだろう。
 キーワードは
  福田 財務省 事務次官 セクハラ 2018年
で検索すれば、いつでもあの映像が出て来るのだ。

 政治の力で法律上の "罪と罰" に問われる事は抑えられ、ウヤムヤになるだろうが、これが "ネット時代の罰" なのだろうて。
 名も無き大衆である弱者の仕返し(?)・・・恐ろしや、凄い、そして恐ろしい時代ではあります。


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