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20180926:動物園・水族館の是非 [ただの私見]

 東京タワー真下のビルにある水族館が近々閉鎖されるニュースをたまたまだが観て、思いを巡らした事があります。

 自分は昔から動物園とか水族館へは行かない事を “原則” としている。
 どんなに工夫を凝らしても “人工感” は拭えないし、生態観察に基づいた飼育・種保存とか、動物への理解を含めた教育効果等計り知れない程の成果をもたらしている事は十二分に解っているつもりだが、飼われている動物等にとってはどうなのか

 北海道の水族館では魚群の泳ぐ様を来園者が底の方から見上げる工夫がされていて、評判を呼び、一躍有名になった。 これが期になって、多くの水族館でも仕掛けはエスカレートするばかりの様だ。
 またイルカに芸を仕込ませたショーも沢山ある様だが、果たしてイルカ自身はどう感じているのだろうか。
 そんな環境で活かされる魚たちやイルカたちは “ストレス” を抱えるんじゃぁ? 何て想っていたりしていました。

 そんな時、やはり “飼育されたゴリラ” と “野生のゴリラ” では腸内細菌分布に相違があって、”飼育ゴリラでは免疫力が低い” らしい:
  出自:日経紙2018年9月16日付けサイエンス紙面
    "飼育ゴリラ、免疫力弱く 中部大など 腸内細菌を野生と比較"

 動物園とか水族館の方が飼育員の面倒見を含めて “至れり尽くせり” の環境だろうから、自然界の様な “過酷な” 食物連鎖・弱肉強食とは無縁な事を考えれば素人ながら納得出来るところだ。
 研究成果の活かし方として、飼育した動物を本来の抵抗力を持たせて “野生に戻す” 指針にすると記事にはあった。

 が、”生物多様性” が世界共通の認識となっている現代に於いて、これは “逆立ちした論議” ではなかろうか。
 野生のままであれば自然界の論理の中で厳しいながらも “種としての生命” を全う出来るのに・・・と想う次第です。
 異論をお持ちの方々が殆どでしょうが・・・

白状しますと:
 今は大昔、ジャイアント・パンダ(確か、”ランラン” & “カンカン” だった)が上野動物園で始めて披露された時は息子を連れて観に行った事があったりして、自分の論理も終始一貫していない事が我ながら情けない。

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