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20180930:”米中貿易戦争” を横から眺めて ・・・ ”知財権” を巡って [ただの私見]

 一向に終わりが見えない “戦争” の様相らしい。
 中間選挙を前にした “ツイッター” 大統領は振り上げた拳骨の落とし所が無さそうだし、中国の方も権力失墜の恐れがあるから容易に譲歩を見せる事が出来ない。 つい先だって(9月25日)の日経紙は朝刊第一面に “貿易戦争 危険水域に” と迄表記していて、怖いくらいだ。

 第三国からは “世界経済の縮小” を懸念する恨み節ばかりだし、我が国の識者のコメントも “何とか話し合いで解決を” ・・・ と言うばかり。 と言う事は “具体的な解決策は無い” とは素人の自分でも解る。

ところで:
 ツイッター大統領の言い分の中で “米国先進技術に関わる知的財産権侵害” との指摘部分がありますが、実のところ、この点に関しては自分は “正しい” と想っている

 同様な事情は最先端技術部材・部品の製造に於いて必須な “化学品・化成品” の分野でも既に発生しており、我が国企業の特許が侵害を受けている事実がある。

 大分前になりますが、“やっと日経紙が報道してくれた(2018年9月5日付け朝刊)”:
  真相・深層:”化学品に迫る模倣の影”
    中国の知財侵害、日本勢の競争力そぐ

 この記事では、一例として旭化成社が開発したLi-イオン電池用絶縁体シートに関わる特許侵害で中国企業を訴えている事が紹介されていた。

 自分の現役の頃に新素材開発を担当した時代は、お隣半島の国がそうだったが、今やお隣大陸の超大国もその役回りを演じている時代になったと言う事か。

 当時もそうだったが、我が国政府は ”友好" を第一として波風たてない外交をするだろうから、目をつむるばかりだ(と想う)。
 裁判を起こしても迅速な進行・公明正大な審査を期待する事は無理筋だろうし、開発担当者等は悔しい限りと推察するところだ(20年経っても30年経っても我が国の交渉力は何も変わっていない)。

 自分は何も出来ないが、せめてこう言う事態になっている事をブログでお伝えだけはしておきたい

 お隣半島の国でも大陸の国でも、その研究開発技術力が日本のそれよりも本質的に劣っている訳では無い。 ただ、それに取り組むスタート時期が我が国のそれより遅かっただけなのです。
 正々堂々と対価を払って技術導入し、それから自らの技術力を磨いていけば良いのだが・・・”反日” を謳った方が万事が好都合だからそうは行かない・・・んだろうなぁと想う次第です。

 加えて “国民性” があるから、これは今後とも是正される事はあり得ない・・・とすれば知財権侵害は残念ながら解決困難な問題だろうとも考えるところです。

 が、その一方では自らの必要性からか、お隣超大国では平和友好条約締結40年の節目に応じた関係改善施策を展開している事を追い風に “アニメを含む邦画人気が高い” そうだ( ← 日経紙:9月26日 “ASIA トレンド” )。
 うぅ~ん、一筋縄ではいかない国だ (>_<)


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