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20181201:会社の ”寿命” [雑感]

 とても興味深い囲み記事に出会いました:
  日経紙:2018年11月22日付け “十字路”
   - “会社の寿命”(執筆:若林直樹氏@京都大学経営管理大学院教授)

 この記事に寄れば、”会社寿命は30年” とは1983年に日経ビジネス誌が言い出した事らしく、今では “一般常識” になっている。
 そう言えば自分も現役の頃聴いた事があるなぁ・・・

実際のところは・・・:
 今ではもっと厳しくなっている様で、2017年に倒産した会社の平均寿命は “23.5歳” だったらしい(東京商工リサーチ社調査)。
 一方、1945年以降の所謂大企業の平均寿命は60歳程度だった(清水剛准教授@東京大学の調査)との事で、大企業ほど比較的に安定しているとの事だが、栄枯盛衰も激しいとある。
 そう言えば何時のまにか消え去った大銀行もあったし、伝統ある大きな証券会社もなくなった事、覚えている。

 ICT の進歩により “銀行業は必要だが、銀行は必ずしもそうではない” と言い放つ方もいる時代だ。
 今や企業はグローバル化・合併買収・イノベーションに直撃され、人様は ”人生100年時代” とはいえ “企業100年時代とはならない”。
 
 行きつけの居酒屋さんで ICT 企業に勤めている現役の AI-技術者からは、長く厳しい修業の賜である職人技(わざ)ほど AI-システムに取り込みやすい・・・との事だし、形式の定まった書類作成とか、過去の事例記憶が活きる “士” のつく仕事の多くがそうなるとも。 でも小刻みな肉体作業を伴う土木建築等はそうなり難いだって。

 ほんのちょっと先の事でも見通しの効かない様な時代と言えそうです。 20代で入社した会社からまともな企業年金を受け取り続ける可能性は低くなる・・・なんて事になれば、いやはやいま現役の方々は大変だなぁ・・・

因みに:
 “人の寿命” を決める要素としては遺伝的なもの(含・免疫力)と生活習慣からくるものがあり、遺伝的要因については分子レベルでの遺伝子分析が盛んらしい(事例:日経紙2018年11月25日サイエンス特集紙面)。

 じゃぁ、”企業の寿命” は何で決まるのだろうか?
 写真フィルム会社だった富士フイルム社がフィルム製造の上での核心技術を活かしきって新たな事業への衣替えに成功した一方、海外の超有名なフィルム会社が衰えていったのを見ると、ガバナンスが如何に重要か、それを舵取った経営陣の力量がキーとも想えます・・・が。
 超最近の “ニッサン問題” だって、”彼” が辣腕を振るわなかったらニッサンはどうなっていたか・・・逝去されてから早や11年。 故・城山三郎氏だったらどんな小説をモノにされただろうか。


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