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20181204:新旧 ”恐怖の報酬”(映画) [気晴らし事]

 新旧と言ったって、
  旧:1953年版
     出演:イブ・モンタン等
     監督:アンリ・クルーゾー
  新:1977年版
     出演:ロイ・シャイダー等
     監督:ウイリアム・フリードキン

なので今から見れば両方とも大昔の映画。

 が、監督はどちらもよく知られた力量のある方だ。
 歌手としても素晴らしいのだろうが、この映画のイブ・モンタンは30歳を越えた頃でとても若々しい。 R.シャイダーの方は数多くの出演映画の中では ”2010年” が記憶に残っている。

 何故今になって見直したのか・・・日経紙日曜版には “名作コンシェルジュ” と題した古今東西の諸々の傑作紹介ページがあって、2018年11月25日版ではこれを取り上げていたのです。

 筋はよく覚えている。
 行き場を無くして南米へ逃げ延びたならず者4名が油井火災を消す為のニトログリセリン(旧作)/ダイナマイト(新作)を道なき道をトラック2台に別れて運ぼうとする。 古くさい表現で語彙の無さがバレてしまうのですが、映画の後半は ”スリル満点” の描写が容赦なく “ノンストップ” で続く。
 ラスト場面であっと驚く結末が用意されていて、見終わると、映画ってこうじゃ無きゃなぁ・・・って満たされる。

 旧はNHK世界名画劇場での放映版を録画した奴、新は市販VHS版で改めて見比べた。
 旧はノイズ修復等一切無しの画面は致し方ないものの、モノクロを活かした影の扱いが見事(まるで "第三の男" の様だ)。 新はカラー版で、話の展開が速く、魅入ってしまう。 特に、豪雨の中、ボロボロの吊り橋を渡る場面はヒヤリハットそのもの。
 どちらも秀作だ。  自分には甲乙つけがたい。

 尚、新は完全カット版となって都内で公開中と記事にはあった。 CGに見馴れた方々には新鮮に映るのかも知れない。

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