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20190124:”ラ?メンとは何か” by 椎名誠さん を呼んで [雑感]

 昔はこの方の作品を貪る様に読んだ時があったが、長い間ご無沙汰していた。
 それが、日経紙2019年1月13日付け朝刊文化紙面に掲載された主題エッセイが目に付き、久方ぶりのご対面。

 世界中に旅されてワイルドな言いまわしで楽しませてくれた方も今や後期高齢者お仲間入り寸前の筈だが、にも関わらずに “すこぶる” ご健在の様で “めでたい” 限り。

 エッセイでは、中国、モンゴル、NY,ミャンマーでのご経験を披露されていて、“ラ?メン” とはミャンマーで出会ったラーメンの事で、音引き文字(”-”)の無いこの国では表記法が無くて ”?” となったらしい・・・なんて事、”現場経験” して初めて紹介出来るこの方ならではの楽しさだ。

 何処の国に行っても “出汁文化” の無い国では先ず日本の誇るラーメンは調理出来ないし、また欧米のように、”熱モノ” が苦手な国とか、麺を “啜る(すする)” 事が出来ない(と言うか、音立てる食事作法を禁じられて育った)国々の人にはそもそも汁麺を味わう習慣が無い。 この蘊蓄語りがまた楽しい(*1)

ところで:
 ”ラーメンが如何にして我が国で生まれ、国民食とまで言われるようになった” かについては数多くのTV番組でさんざん面白おかしく報道されてきた(北海道起源説・関東大震災後屋台普及説・戦後闇市起源説等々・・・)。

 正直、何が本当なのか自分には解らないが、一度 “柳麺” なる汁麺を北京の外国人向けホテルのレストランで戴いた事があった。
 細麺で、スープは品の良い醤油味でさっぱり感満点。 とても美味しく、かつ “どこか懐かしい” 味わいだった事を想い出した。
 給仕の方に聴いたら “昔からある” との事だった。 この “昔” の具体的な時期は不明だが、自分にはこれが更に磨き上げられてラーメンになったのでは・・・とさえ想わずにはいられない。
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(*1):過去にこんなブログした事あります:
    ”20171213:”麺” とは・・・

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