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20190312:森山加代子さん行く(歌手) [故人を悼む]

 3月6日に逝去。 享年78歳。

 1960年代は海外と言っても殆どが米国、次いでごく僅かに英国のヒット曲を日本語&英語織り交ぜてカバーする唄が “伝統的な歌謡曲” に代わって若者に歓迎された時代だ。
 実に多くの、今で言う “オールディーズ” が流行ったが、この方はイタリアのヒット曲 “月影のナポリ” をカバーしてデビュー、大ヒットした。
 ザ・ピーナッツも同時にカバーしていましたが、この方の方が個性豊か、人気だった記憶があります。

 当時、”カンツォーネ” と言われても何なのか訳も解らなかったが、この唄はアメリカン・ポップスとは趣を異にして斬新でした。
 第一、当時(いまも多くの方がそうだと想いますが)イタリア語の歌詞を理解出来る人はそう多くは無い。
 “ルナ” が “月” だとは当時でも理解出来ていましたが、”ティンタレッラ” ・・・ の意味(”日焼け”)が解ったのはネットで簡単に辞書検索出来る時代になってから(つまりはそんなに昔では無い)。
 その時、意味不明ながらも何て “粋な” 邦題だったんだっ!と感心した程です。
 映画の邦題もそうですが、今はそのままカタカナ表示で済ませる時代で、年寄りには味気ない限りです(つまり、それが歳取った証拠かも (>_<) )。 

 しばらくしてTVでは観なくなりましたが1970年に突如 “白い蝶のサンバ” でカンバック。
 早口の唄で最初は訳が解らんかったです。
 どういう訳か故・坂本九さんと並んだ姿が想い出されます。
 黙礼。

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