SSブログ

20190329:”イチロー” 選手現役引退インタビューを観て聴いて想い出して [ただの私見]

 21日深夜の記者会見。
 観て聴いて想ったのは “イチロー節” の健在・炸裂・全開。
 翌日早朝からのTVニュースはこの話題満載で、各種速報メディアの特集やらブログ等も一巡した感じなので自分なりのを・・・

 いつかは例外なく必ず来る “引退”。
 どんなに努力してトレーニングを続けても、生を受けた全てが避ける事が出来ない肉体&神経の老化・・・イチロー選手とて、その速度を可能な限り遅くし、技術を磨いてもMLBの第一線を引下ざるを得ない時が来てしまった・・・のは寂しい限りだ。

 が、同じ時期にMLBへ移籍した “新庄剛志” 選手は特異な才能の持ち主だったが、故障で僅か実質3年の在籍に留まっているし、あの怪物 “松井秀喜” 選手ですら10年間の在籍だった事から、MLB在籍19年間とは驚き以外の何物でも無い。 

そこでつくづくと想い出したのは:
 オリックスへ入団して、その “振り子打法” に磨きをかけていた頃、ほぼ全ての解説者陣が “あれでは駄目” と断言していたのを自分は良く覚えているし、彼の才能を認めて一軍レギュラーに迎えたのは仰木監督(当時;故人)だけだったと記憶している。

 それが威力を発揮し、200本越え安打を量産し、首位打者を連続し出したとたん、何の前触れも無い “手のひら返し” ・・・ 現場のコーチ陣・解説者ってそんな処世術の持ち主だったん? そんじゃぁ “厚顔無恥” もいいとこじゃんって想っていました。

おまけに:
 更なる頂上を目指しMLBへ向かった時、”投手ならともかく野手では通用しない” ってこれもほぼ全ての現場関係者や解説者が言っていたが、彼の活躍が伝わってくるや、恥も外聞も無く称賛側に廻る処世術の “素晴らしさ” ・・・ ホント、解説者は口だけじゃぁなく、身のこなしも素早いって想いましたよ。

 多くのプロ野球選手らがお立ち台に立つと、一つ覚えのように “頑張りますので応援よろしくお願いします” って言うが、イチロー選手は
   “プロなら頑張るのは当たり前。
   ファンの方々に自然と応援して戴けるプレーが出来る様に
   自分は見えないところで練習を重ねる”
って意味の事言ってました。
 さすが・・・だ。
 自分はこの言い分が大好きなのです。 本当のプロに違いない。

 自らの信条と言うか、哲学をもったイチロー選手だからこそ、”日本で指導側に廻ることは無いのか” との問に “無い。理由はここでは言えない” って答えていた。
 そうでしょうとも・・・
 ”そだねー” と想っていました。
 恐らくは、松井秀喜さんと共通する想いがあるのでは・・・と想わずにいられないのですが。

ついでに:
 もう一つ想い出したのは、何時だったか(10年以上も前だったか?)、”古畑任三郎” シリーズ@フジTVの正月特番でイチロー選手が実名・実在人物として “犯人役” を演じたのがありましたっけ。
 当時の三谷幸喜さんは絶頂期だったのか、脚本も素晴らしかったが、イチロー選手の演技もそれらしく、素人っぽくは見えなかったなぁ・・・


共通テーマ:日記・雑感