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20190407:”横浜” は理想の ”田舎” か? [雑感]

 面白い記事が眼にとまったのです:
  日経紙:2019年3月28日朝刊 神奈川・首都圏経済紙面
    点描(囲み記事;シリーズ物):”横浜は 「理想の田舎」 か

 横浜育ちの所謂 “ハマっ子” は横浜を “田舎” と自認しているとある。
 ハマっ子自身が何故そう想うのかは記されていなかったが、執筆記者(同紙横浜支局長・伊藤浩昭氏)の解釈では “しょっちゅう同じ人と顔を合わせる” 事らしい。 それだけ人間関係の枠が “狭く”、”濃密” なのだ。
 第二の理由は “横浜そのものを好きだ” という事とあった。
 つまりは “居心地が良い” 訳だ(但し、”居心地が良い事が即ち田舎だ” と言う “根拠” は説明されていないのが残念)。

とは言え:
 “警告” も記されていた。
 横浜には東京程の技術革新の意欲・息吹が見えず、東横線一本の便利さもあってか、スタートアップ企業は “渋谷”の方を選ぶ(東横線渋谷駅⇔横浜駅:特急26分/急行30分/鈍行45分程。つまり座ってゆっくりしても1時間以内で移動出来る便利さが保証されています)。

 なのに横浜市にはその “危機意識” が無い。
 確かに1回/月の頻度で配信される市ニュース紙を見る限りその通りに想える。

 加えて横浜市全体で観れば本年に人口ピークを迎え、来年以降は減少方向で、今のうちに東京に寄り添うだけではない “近未来構想” が必要と記されていた。

想うに:
 横浜市にはビジネス街として望ましい平坦な区域が少なく、”点” でしか存在しない。 つまりビジネス環境で観れば “点と線” の市であり、いくらネット時代とは言え “限界” があると言う事だ。
 観光資源はそれなりに点在するが、”港” とか “外人墓地” とか “中華街” のイメージが強過ぎる感じだ(勿論 “悪くは無い” が・・・)。

 “点の外側” の殆どは丘陵地帯を切り拓いた住宅街&巨大な団地で、自分の住んでいる所のような里山地域も沢山あって、そんな風景は所謂 “古典的イメージ” 通りの “田舎そのもの” だ。
 違うのは少しの余地があれば法面だろうが “しゃにむに” 新建材・プレハブ仕立ての家を建て、目を剥く値段がついても転入者がいる事だろうか。
 ここら辺りはもっと先まで住民は増え続けるのだろう。

 いつかは里山も開発し尽くされ、東京勤務者のベッドタウン化する運命なのかな?
 これでは理想の田舎とはほど遠い・・・のか、その通りなのか・・・自分には判断尽きかねているところです。

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