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20190416:”想定外” 事故は必ず発生する(自動操縦/運転) [ただの私見]

 インドネシア&エチオピアで墜落したボーイング社の最新鋭小型旅客機 “737MAX8” の事故要因に “機体∧地表” 間迎角測定センサーの “誤作動” が疑われているそうだ。
 上昇若しくは水平飛行が必要なのに自動操縦システムが機体を “強制的” に下げ、パイロットの機体引き上げ操作に “逆らった” と言う。

 自分は驚き、疑問に思った事等がいくつかある:
  ① “フェイル・セイフ”・システムになっていなかった
  ② 自走操縦システムがパイロットの意志に “逆らった”
  ③ 考え尽くされた筈の完成度の高いシステムでさえ “想定外” トラブルは起った

① “フェイル・セイフ”・システムになっていなかった:
 “機械は必ず故障する”・・・を前提としたシステムではなかったのか。
 迎角測定センサーの誤作動が疑われているとの事だが、複数のセンサーを装備していなかったのだろうか。
 飛行機の事故は人命に関わる確率が飛躍的に高い事から、必ず二重・三重の予備システムが装備されている筈で、例えばエンジンが一基でも健在あれば飛行出来る設計になっている。
 が、そもそも、諸々の環境/飛行データーを計測するセンサー自体が狂ったら手の打ちようが無い。
 複数のセンサーで補正・保証しあうシステムになっている筈なのだが・・・(この考えはアポロ計画でも3台のコンピュータで結論を確認しあうシステム等として知られている)

② 自動操縦システムがパイロットの意志に ”逆らった”:
 自動操縦からパイロット操縦への瞬時の切替が出来なかった事が不思議だ。
 事故が起こる前からそれに関連する警告を出していたパイロットがいたとの報道もあり、単なるプログラム上の “バグ” で済まされるべき問題では無い筈だ。

③ 考え尽くされた筈の完成度の高いシステムでさえ “想定外” トラブルは起った:  今回の事故は、最も進んだ技術の持ち主と想われるボーイング社でさえ “完璧” なシステムを造り上げる事は至難な事を教えている。

 この “想定外事故” ・・・ 今流行の、そして実用化間近とされる “自動運転” 自動車の場合にも当然起こり得る事だ。
 自動運転自動車の場合、全方位をくまなく人・動物・障害物等々を察知するセンサーが数多く装備されているんだろうが、そのセンサー自体が誤作動した場合の緊急対処はどうなるのか。
 その上、自動車の場合には技術バラバラの運転者が同乗しているので “とっさの判断” もバラバラ・・・従ってその最悪ケースを想定した “フェイル・セーフ” システムでなけりゃぁ・・・
 737MAX8墜落事故を対岸の火事と観てはならない・・・頼みますよ、システム開発されている方々、心して下さい。

注記:
 本ブログ内容の一部は以下の記事に重なるところがありますが、それは “想定外の偶然” で、思考回路は全く “独立” したものであります:
  日経紙:2019年4月5日付け朝刊・オピニオン紙面・署名記事
    ”ボーイング機墜落の警告
     - B.マスターズ氏のフィナンシャル・タイムズ紙寄稿記事転載 -


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