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20190826:三たび ”シルクロード(絲綢之路;しちゅうのみち)”@NHKBS [気晴らし事]

 このお盆前後、連日 ”ひっそり” と放送していた。
 1980年4月からの初回(NHK総合)、2011年の再放(NHKBS)に続く3回目らしい。

 どういう訳か気がついたのは第4集辺りからだったが、何故か連ドラ録画されていた。
 うぅ~ん、登録用語の中に入ってはいるが、予約したっけ?
 この歳になって直ぐ近くの事はとにかく忘れっぽい。
 いやはや・・・(>_<)

さて:
 ついこの間 “西遊記” を想い起こしたばかり(*1) な事もあって、今回は全12集分を時間をかけてゆっくりと鑑賞した。
 喜多郎さんのあのテーマソング&石坂浩二さんの語りを耳にした瞬間に初回放送時を想い出すが、何回観ても聴いても興味が尽きない。

 撮影は1970年代末の筈だが、当時の中国は “文化大革命” を経て “改革開放” 期へ移り、新たな経済発展と国威発揚を目指していた時期だからこそ、日中共同取材が実現されたのだろう。

 ほぼ40年を経て西方統治が当時とは激変している今の中国、米国と覇権を争っているとも言える程に超大国となったとは言え、同じ企画が提案されても実現されるとは想えない・・・それ程貴重な映像記録とも言える。

ところが:
 例外があって、確か昨年だったと想うが、消失した法隆寺金堂壁画がクローン再生され、その源流を莫高窟@敦煌に求めたドキュメントがNHKで放送されている。
 今では何処までも西へ続く立派な舗装道路が “一帯一路” として整備されていて、更には敦煌遺跡は一大観光地になっている様だ。
 高精度画像やドローン画像+CG等、オリジナル版とは格段の違いがあるものの、感動はいまいち。
 それ程でもない・・・不思議ですねぇ。
 往時と比べて “緊迫感” が全く無いからかなぁ・・・

元に戻って:
 広大すぎる砂漠に点在する仏教都市国家の遺跡やオアシスの過去と現在等、此処でしか観る事が出来ない見所が随所にある。
 西域の少数民族には東洋系も見られれば、西洋風の面影を抱く人々も写っている。
 音楽・踊り等、今見ると素朴に過ぎるが、今は大昔の事だ、彼等彼女等はどうなっているのか・・・

それにしても:
 天山山脈を縦貫する完成間もない鉄道をたかがTV撮影クルーの移動に利用させるなんて・・・当時としても破格の対応だったのでしょうねぇ・・・
 それにまたこの鉄道の壮大な事ったらっ!
 規模が大き過ぎてピンとこない程だ。
 “乗り鉄” にとっては “シベリヤ鉄道” もそうだろうが、この鉄道も一度は乗ってみたいのじゃぁないかなぁ?

ついでに:
 世界地図で眺めるとシルクロードを行き交った人々の何と逞しい事かっ!
 それにしてもこの国の広さったら半端じゃぁない・・・”唯我独尊” になるのも不思議ではないとさえ想えちゃいました。
 この広さには敵わんね (>_<)
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(*1):偶然ですがつい最近の投稿です:
 ”20190811:”西遊記” の世界


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