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20191008:消え去るトーマス・クック社(世界最古の旅行代理店@英国) [雑感]

 パッケージ・ツアーのビジネスモデル化で成功したトーマス・クック社が経営破綻し、180年程の社歴に幕を下ろしたそうだ:
  ① “トーマス・クック 180年の歴史に幕”
     栄枯盛衰 英国とともに
      - EU離脱混迷 事業モデル時代遅れに
     (日経紙:2019年9月29日)

  ② 平田オリザ氏エッセイ:”トーマス・クック”
     (日経紙:2019年10月3日付け囲み記事 “あすへの話題”)

 今やツアーはネット予約が主流の時代で、古色蒼然としたスタイルでは若者相手には通用しない・・・と言う事らしい。
 それに加えて、ネット上での宿泊施設紹介予約とか観光案内が充実していて、多くの人がスマホかタブレットとにらめっこしながらこんな所まで?・・・と言う程らしい。

ところで:
 自分は同社の分厚い “欧州大陸鉄道時刻表” を一冊だけ持っている。
 今は大昔、一回だけだったが業務でフランス⇒英国⇒ドイツへ出向いた時に国内旅行会社から貰ったものだ。

 訪問先の地方の片隅の駅まで詳細にダイヤが記載されていて、地図との見比べを楽しんだ事があったのだが、昔の “アリバイ崩しミステリ” では “時刻表は必須アイテム” だったせいもあったのだろうか、処分出来ずに書棚の奥に寝そべっているのだ。

 技術革新は旧態業種を葬り、新たな業種を産み出す・・・そんな一断面を観た想いがします。
 厳しい世の中ですねぇ・・・


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