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20191021:”ゲノム編集” 食品は怖くない? [食]

 あれほど “遺伝子組換え” 或いは “遺伝子改変” 食材食品へ “拒否反応” を示している主婦の方々が “ゲノム編集食材食品” へは無関心なのかどうか・・・音沙汰が聞こえてこないですねぇ。

 実態は、”遺伝子” を弄るのは何となく怖いけれど、”ゲノム編集” と言われても何のこっちゃ解らん・・・って言うのが “恥ずかしい” のかも。
 或いは、“品種改良”・・・程度と捉えているのだろうか・・・まぁ ”当たらずとも遠からず” とも言えるし・・・

 例によって米国では特別な規制等無いのに対して、欧州とかニュージーランドでは遺伝子組換えと “同等扱い” して規制をかけようとしている。

 対して我が国では、厚生労働省への届け出は任意で、更に食材食品への表示義務も無いと決まっていて、既にこの10月1日から上市OKとなっている。

 大体が何事も海外事例を観てから決める事の多い我が国の規制法条令なのだが、ゲノム編集に関しては “大胆” な取り扱い・・・とも言える。

 さすがにコンビニ店では見かけないが、スーパー等では加工食品のラベルを見つめていて、例えば豆腐など “遺伝子組換えで無い大豆使用” 等を確認してからバスケットへ入れる主婦の方を多く見かけるが(*1)、一方でゲノム編集されているかどうかを見分ける確かな分析法もない上に、生産業者や加工業者が ”これはゲノム編集した**を使っています” ・・・なんぞの表示をする義務が無いから、これからは “先端バイオ技術” を組み込んだ食材食品が主流になっていくのかも・・・
 私らは、”そういう時代に入りました” ・・・ って厚生労働省や消費者庁から宣言されたと言う事ですね。

因みに:
 本ブログは大分前から原稿書きしていましたが、以下の記事と重複部分があって、もっと早く仕上げていれば・・・と、若干悔しい想いがしています:
   ”ゲノム編集食品表示なし?
     - 品種改良と区別難しく(日経紙:2019年9月27日)
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(*1):尤も今時、”遺伝子組換え大豆を使った豆腐です” なんて表示している豆腐なんて観た事も無いし、あったら買う主婦は実質 “零” に違いない。
 但し我が国では、3%だったか5%以下、若しくは未満の使用だったら “表示せずともOK” なのだから、既に私ら日本人の殆どが遺伝子組換え食材を食している・・・とする意見もありまする。


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