20200112:完全プロ化は無理筋(かな)?(ラグビー) [ラグビー]
我が国では最高穂のラグビー・トップリーグ(TL)が今日開幕だ。
W-杯日本代表で活躍した選手達がワンサカ出場するし、シーズンが重ならない南半球からも今では見馴れた大物スター選手が来日し参戦する。
昨日開催の大学選手権決勝戦(早大vs明大戦)も新国立競技場は6万観衆満杯だったし、“しばらくは” 盛況が続くに違いない。
さて:
今のTLでは各チームの後ろ盾には大きな企業が控えていて、Jリーグの様なプロ集団では無い事から、清宮副会長@日本協会は、昨年の副会長就任にあたってTLを一段と引き揚げて “純プロ化” する構想を打ち上げた。
が:
待って欲しい。
先のW杯で日本代表が大活躍した背景には、候補選手の合宿が “200日/年” 以上確保出来た事を忘れる訳にはいかない( ← 世界 “最長” 期間の合宿だ)。
プロ化されれば利益が優先される事となり、いくら日本代表候補選手だって一年の半分を優に超える合宿に参加する事は難しい。
そうなれば、得意技となったオフロード・パス等の高度な連係プレーの完成度は、対スコットランド戦で見せた水準には及ばない・・・事は素人でも容易に推察出来る。
更に、TLチームを抱える企業の多くは、”企業文化の一つ” としてラグビーをとらえている様だ。
つまりは、よく言われる
”One for All” / “All for One”
がお気に入りなのだと想う(*1)。
そんな訳で:
せっかくの “清宮構想” だが、同意しない企業が多いのではなかろうか。
残念ながら、Jリーグの様なカルチャーはラグビー界には当分の間、望めそうに無い・・・そんな感じがします。
本日からは、些か複雑な思いを抱きながらTLの試合を観戦する事になりそうです。
-----
(*1):但し、このフレーズはラグビーがアマチュア・ゲームだった古き良き時代のもので、純プロ化が進んだ “ティア-1” ではいまや “死語” らしい。
その証拠にプロ同士の試合終了は最早 “ノー・サイド” とは言わないで単に “ゲーム・オーバー” だ。
W-杯日本代表で活躍した選手達がワンサカ出場するし、シーズンが重ならない南半球からも今では見馴れた大物スター選手が来日し参戦する。
昨日開催の大学選手権決勝戦(早大vs明大戦)も新国立競技場は6万観衆満杯だったし、“しばらくは” 盛況が続くに違いない。
さて:
今のTLでは各チームの後ろ盾には大きな企業が控えていて、Jリーグの様なプロ集団では無い事から、清宮副会長@日本協会は、昨年の副会長就任にあたってTLを一段と引き揚げて “純プロ化” する構想を打ち上げた。
が:
待って欲しい。
先のW杯で日本代表が大活躍した背景には、候補選手の合宿が “200日/年” 以上確保出来た事を忘れる訳にはいかない( ← 世界 “最長” 期間の合宿だ)。
プロ化されれば利益が優先される事となり、いくら日本代表候補選手だって一年の半分を優に超える合宿に参加する事は難しい。
そうなれば、得意技となったオフロード・パス等の高度な連係プレーの完成度は、対スコットランド戦で見せた水準には及ばない・・・事は素人でも容易に推察出来る。
更に、TLチームを抱える企業の多くは、”企業文化の一つ” としてラグビーをとらえている様だ。
つまりは、よく言われる
”One for All” / “All for One”
がお気に入りなのだと想う(*1)。
そんな訳で:
せっかくの “清宮構想” だが、同意しない企業が多いのではなかろうか。
残念ながら、Jリーグの様なカルチャーはラグビー界には当分の間、望めそうに無い・・・そんな感じがします。
本日からは、些か複雑な思いを抱きながらTLの試合を観戦する事になりそうです。
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(*1):但し、このフレーズはラグビーがアマチュア・ゲームだった古き良き時代のもので、純プロ化が進んだ “ティア-1” ではいまや “死語” らしい。
その証拠にプロ同士の試合終了は最早 “ノー・サイド” とは言わないで単に “ゲーム・オーバー” だ。