SSブログ

20200117:”認知” 症 ・・・ おかしい言い方だ [雑感]

 我がワイフ殿が一週間前のNHKスペシャル:
  ”認知症の第一人者が認知症に
   (2020年1月11日:2100-2150)

を観て、内容はともかく ”この用語はおかしくないか” と自分に問いかけて来ている。

 自分も随分と前から “認知症” が学術的な病名ではなく、“痴呆を言い換えた行政用語” だとは理解していて、正しくは “認知機能に障害がある症状” を指すのであって、日本語としておかしいと感じていた。
 が、素人の自分には何とも答えようが無い・・・のが続いている。

 “認知症” の英訳は “dementia” らしいが、一方この用語を英英辞書で調べると、素養の無い自分でも “認知機能障害シンドローム” と理解出来る。
 つまりは “認知機能障害症候群” としていて、”認知症” の様な曖昧な、”ぼやかす” 言い方はしていない。
 実際、日本認知科学会等々ではこの名称には異論を唱えている様だ。

 “痴呆” という用語に差別・侮蔑が含まれている事に異論は無いが、”認知症” は厚生労働省が音頭を取って “代替用語” を呼びかけた結果として使われる様になった。
 行政側はいったん決めた事を変える事は原則しないから、この用語が改定される事はあるまい。

 曖昧な用語で本質を見失ってはならい・・・とは想うが、何時かは此奴が自分を襲って来るに違いない・・・が、その時には “そんな事は認知出来ない” 筈だが・・・
 ヤレヤレ・・・

共通テーマ:日記・雑感