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20200131:肉もどき [食]

 つい先日、生まれて初めて “カニもどき”(≒かに風味かまぼこ)を食べた(本当です)。
 本物のカニの様な味なのでビックリした(世間知らずの年寄りでした)。

と感心していたら:
 大豆とか小麦を加工して “牛/豚/鶏もどきの肉” が欧米のベジタリアンの間で大流行だと言う(出自:日経紙2020年1月15日付け朝刊総合1紙面)。

 大分前に “昆虫食(*1) を取り上げた事がありましたが、今度は植物性の “肉もどき” が市場を賑わす様になってきている言う訳です。
 背景には “食肉⇒動物虐待的飼育” のイメージ、及び “健康志向” があるらしい。

 正直言うと、そんなこたぁ、今に始まった事じゃぁ無い。
 ”今更何を・・・” って感じだ。

 我が日本国民は第二次世界大戦で敗戦となり、その直前/直後は食糧難時代を経験している・・・って言ったって、もう殆どの体験者は逝っているが、肉と言えば “魚” だった。
 たまのご馳走が “鯨” ・・・ なんて時代で、”米” だって不自由な時代だった・・・らしい。

 食肉が豊富に出まわり始めたのは、その戦後10~15年以上経ってからで、我ら日本人の肉食は百年も経っていない。
 ビーフステーキとか、ハンバーガーやホットドッグをどんなに食べたからって日本人の肉食量は欧米人のそれに比べればたかが知れている。
 もともと、タンパク質は魚からも大豆からも取っているし、お米は極めて消化の良い炭水化物だし、野菜も豊富だから本来的に彼等よりもバランスの取れた食事で、腸内環境も肉食向きにはなっていない筈だ(この意味で “牛丼” は理に適っているのかも・・・自分はすこぶる付きの苦手だが)。
 なので、今更ベジタリアン面して “肉もどき” を求めたりはしたくない・・・少なくとも自分は。

 大豆や小麦を加工して “肉もどき” にする為には、味付けや香り、更に噛み応え等々を再現させる為に多種多様な添加物を加えている筈で、”何とかエキス”、”何とか加水分解物” ・・・等々盛りだくさん加えなければ肉風味は生まれない・・・に違いないと考える。
 いくら食材食品向けに認可されているにしても、自分はそんな加工された “もどき” よりも “ほんまもん” を時々で良いから “財布に応じて” 戴きたいものだ。

 とは言いながら、大豆油來と想われる肉らしき “ツブツブ” が入っているカップ麺・・・時に食べちゃうけど・・・へへ。
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(*1)20180416:これからは ”人工肉” とか ”昆虫食” も?


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