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20210419:異変? 人口動態@首都圏 [雑感]

 現下のコロナ禍で、政府が要請している程ではないものの在宅勤務が一定程度は常態化し、これに伴ったと想われる都内居住者の "脱出" 傾向がみられるそうだ:
   "コロナで東京都が失ったもの"
    日経紙:2021年3月31日付け朝刊マーケット総合2紙面
    執筆署名:隅田川

 記事によれば、2020年5月以降、6月を除いて都からの転出超が続いている。

 "東京一局集中" は是正されたのか。
 実際は限り無く "否" に近い。
 その理由は、転出先の殆どが近県、即ち首都圏内に限定されていて、そこでは転入超になっている。 時々必要となる出勤も "痛勤" にはならないホド*2の距離感の所が選ばれていると言う訳らしい。
 国は様々な政策で東京一局集中を是正しようとしていたが、一向に成功せずにいたところ、まさかのコロナ禍によるほんの少しだけの "きっかけ"(?) だ。
 コロナ退治 "失政" のせいだとすれば皮肉なものだ・・・としか想い様が無い。

ついでに:
 在宅勤務が常態化した米国NY市でも中心街から郊外や隣接市とか隣接州への移動が顕著になってきているそうな(日経紙:2021年4月14日付け朝刊・総合1紙面)。 ハドソン川を渡ればそこはニュージャージ州で、NY市ど真ん中とは比較にならないとあった。 勤め人の事情は変わらない・・・って事ですねぇ。

 そう言えば一世紀近くも前のE.クイーン:"Xの悲劇" では既にフェリーでの頻繁な往来が細かく描かれていた。 映画でも "ワーキング・ガール" の最初の場面はマンハッタンへ向かうフェリーだったがなぁ。 更に言えば、映画 "ハドソン川の奇跡" は面白かったっけ。
 昔の事に限っては忘れないで次から次へと思い出せます・・・えへっ。