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20220614:ブラック団霞ヶ関組(?) [雑感]

 今は大昔の事、"ブラック団" って言うマンガがあった(原作:つのだじろう氏)。
 "団" と言っても罪の無いギャング三人組で、そのおちゃらけた間抜けなお話なのだ。 原作者の代表作とは見なされていない様だが、自分には結構 "うけて" いたけど・・・

さて:
 同じ "ブラック団" とでも言えるのかどうか・・・今や我が国の行政の頭脳的要になるべく中央省庁、所謂 "霞が関村@東京" の事だが、既に曲がり角を過ぎて危機的な状況にある様子だ:
   "「ブラック霞ヶ関」 色薄まるか"
    -若手「変わらぬ絶望」訴え
   (日経紙:2022年6月3日付け朝刊ニュースぷらす紙面)

 曰く、
   -キャリア志望者の経時的な ↓
   -若手キャリア組の民間への転職( 経時的 ↑ )
   -ベラボーな強制的残業

等々で、嫌気どころか、"絶望的な叫び" が若手キャリアから出ているそうで、まさしく "ブラック団霞ヶ関組" って訳だ。

 特に国会開会中の野党議員からの多種多様な問い合わせ対応に深夜迄の長い*2時間を要して、あの "立派" なパワポ資料を作成している・・・事は、今は昔、現役時代の民間人たる自分も知っていたが、未だに続いている様だ。

 アホらしくて・・・って言っていた某省課長補佐は、転職して今では某民間シンクタンクの立派な要職に着いていて、国の何とか委員会等でも活躍しており、"水を得た" と言っていた事を想い出す始末だ。 そう*2,公務員規定で縛られている給与水準を遙かに超えているので "経済的にもOK" ・・・ とも言っていましたよ。

加えて:
 本来はこの国を何とか・・・と言った熱い志を持って中央省庁へ仕官した筈だろうが、そのブラックさ故に何時しか心が蝕まれ、絶望感に襲われ、転職へと向かうキャリアが多いとも言われている。

おまけに・・・:
 未だに人材が極めて "偏り過ぎ" ているとの指摘をいつかの新記事で読んだ記憶がある。
 一昔前までは東大/京大卒が殆どだったが、今では少し拡がって早大/慶大の私大2校卒を加えた4校卒が大部を占めるとの事だ。
 今の世の中、多様性を尊ぶ時代なのに、国大2校+私学2校卒でキャリア組の可成りを占めているとすれば、明らかに偏り過ぎだ。
 こんな偏ったのではなく、もっと多種多彩な人材、いやむしろ "人財" を集めないと日本の舵取りの根っこを密度高く構築するのは難しいのではなかろうか・・・老生はそう想う次第ですが、無理な話なんでしょうなぁ・・・。
 どうなるのかなぁ・・・この国は。
 そりゃぁ老生とて、気になります・・・はい。

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