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20220629:司法判断の多様性は・・・納得出来るのだろうか [雑感]

 裁判官も所詮は悩み多き人間だ。
 その彼等彼女等の司法判断に個人差が生ずるのは当然だろうが、その判断を下される方はたまったもんじゃぁない
 外からは同じ様に見えた訴訟事件であっても判決が異なるケースも多々ある様に想える。 刑事裁判で有罪になったり、無罪になったり、書類送検止まりや起訴猶予になったり、素人には根拠が判然としないままに結着されてしまう事例が多過ぎる・・・様に感ずる。 法の前では何人も平等である筈なのに。

 つい最近も異性婚以外は認めない事を合憲とした判断が出たが、依然として我が国でさえ反論も多い。 異性婚って言う概念が無かった時代に成立した憲法に照らす裁判事態が異常だし、異様にすら想える。
 米国に至っては、銃規制や人工妊娠中絶の是非に関わる司法判断は国民を二分する程に極端課題で、そこには妥協の余地が無さそうに迄見えてしまう。

何時だったか:
 このSSブログでも毎日のように投稿されている筋肉弁護士にして気象予報士の資格をも持つ著名な方が
   弁護士と詐欺師は紙一重・・・①

といみじくも申された事があったが、同じ司法界に属する検察側や裁判所側の方々も法律の解釈については状況によっては詭弁まがいの弁論逞しく、①みたいに感じてしまう・・・のが老生だけならいいんだが。

 いみじくも今回の人事で検事総長に就任される事になった甲斐行夫氏の人物紹介記事(日経紙:2022年6月25日付け朝刊社会面)の中では
    国民に寄り添う 「正義」 の実現を目指す

と言う主旨を就任会見で述べられたそうだ。
 ただ、一口に国民といってもその考え方は最近の流行言葉で言えば余りの多種多様で、そこから "真意" を汲み取る司法判断は可能なのか・・・カラッぽの頭では解らないままで、この分野へのAIの浸透は無理なのか・・・とさえ妄想している始末です。

因みに:
 人智を超えた "論理-AI" が開発されたらそうなるのか・・・密かに開発者の意向が埋め込まれた回路があったりして・・・そんな問題的小説、誰か書いてくれないか。
 単なるミステリマニアの思いつきに過ぎない戯けた話ですが、 "I, Robot" を超える名作が現れる事を期待しておきましょう。
 ハイ。

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