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20221205:戦争にルールはあるのか [雑感]

 政府&与党は、我が国の防衛強化方針に対処すべく、"軍事施設への専守防衛的反撃/迎撃" を認める方向との報道だ。
 本来、民間施設への攻撃は回避が国際的な原則の筈だが、現下の露国によるウクライナ軍事侵略ではそんなルールは無視されているとの報道ばかりだ。
 攻撃を受けるのはウクライナ全国全施設で民間/軍事施設等の識別は無く、むしろ国の基幹施設への攻撃が容赦無く行われている。
 露国自身は国家維持が緊急事態になれば核を含む大量破壊兵器を使用するとの決まりを明示しているが、一方のウクライナは自国が壊滅されんとしているのに反撃は侵略された自国領土だけで露国本土への攻撃は行えていない。 西側・・・って言うよりも米国が強く牽制しているとの報道もあった。

 こんな実態を知らされると、現実の戦争において国連等が決めたルールが守られるとはとても想えない(第一、常任理事国の席を占める一国が軍事侵略当事者なのだからどうしようも無い)。

そこで・・・:
 自衛隊幹部OBのお一人は露国のルールを超えた戦争は
   超限戦争

であり、それはあらゆる人道的な "制約を無視" した戦争と解説されていた。 元々は中国空軍の "現代戦争論" との事だ。

 戦争自体が人道から外れた行為の筈だが、そんな事お構いなしに侵略する事を国の "核心" にしようしているとしか見えない国があろうとは・・・防衛力増強論議をするのであれば、今はこう言う時代である事の認識が必要なのだろうか。
 "話せば解る" 時代では無くなり、行き着く先が "猿の惑星" にならない事を祈るばかりです。

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