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20230529:信号システムの方が ”×” ではないか(東海道線乗客電車⇒貨物線路進入事件) [ただの私見]

 起こった事はローカルでも原因はグローバル・・・先週23日早朝にJR東海道線上り電車が乗客凡そ2K名乗せたまま貨物線路へ "誤" 進入し、本来の停車駅を4つ程すっ飛ばしてしまった "事件" の事だ。

 横浜駅から東海道線か横須賀線で下ると、藤沢/小田原方面(東海道線)と鎌倉/横須賀方面(横須賀線)への分岐点に大船駅がある。 今は昔、松竹大船撮影所があって、あの "寅さんシリーズ" も撮影された所だ。

 東海道線上り乗客車両が藤沢方面からこの大船駅へ向かう手前1km程の所に貨物線路へ別れるポイントがあって、信号制御されているのだが、そこで貨物線路へ切り替えられている事を示す信号を本来線路向けと "見誤り"、 貨物線路へ進入してしまったとの事だ。
 TVニュースでは見誤った運転士側の責任の様な口調での説明だった。

が・・・:
 本来線路用信号機と貨物線路用信号機が "上下に近接して設置" されている映像が紹介されているのを観た自分は、これは乗客を乗せた東海道線が運行している最中に起こってはならない "信号事故" だと想った。
 "人間は必ず間違える事がある"/"機械だって誤動作する事がある" ・・・ 機械システムを運用化する際の鉄則だ。 これを前提にシステムを設計するのが安全の上にも安全を確保する為の常道の筈だが、そうはなっていなかったとしか考え様が無い。
 つまり、システムとしては先ずは乗客車両の進行方向では絶対に貨物線路に進入出来ない設計/運用であって欲しかった・・・そう自分は想う。 そうでなければ日本全国どこの鉄道線路でも起ころ得る事件事故なのだ(尚、自分は当該運転士とは何の関係も無い第三者である事を申し添えておきます)。

ついでに:
 そう遠くない時期に東海道新幹線も "AI-搭載自動システム" で運用されるとのニュースがあった。
 万が一の事件事故の時に "想定外だった" なんて事が起こらない事を鉄道ファンとして心底願う。

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