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20180129:お酒の飲み方@中国(経験) [自分の事]

 昨日、ビールのブログを書いている最中に想い出しましたので、引き続きお酒の話です。

 自分が*省所管財団法人へ出向していた頃、関係する新素材の国際工業規格案を作成するアジア組ワーキンググループの討議が北京市内で開催された時の事。
 討議も終え、合意事項も確認出来た後、"懇親会"に招かれました。
 当方は確か2名、先方+他国からの出張組は7名、ちょうど合計9名であの回転する大きな○テーブルを囲み、横浜中華街ででも見た事の無い豪華な料理を供されて本当に恐縮してしまいました。

 自分よりも10歳程若いホスト側リーダーは時々日本へ来られて、こちら側関係者らと打ち合わせの後、ごく普通の飲み屋さんで "日本酒" を飲み合った仲でしたが、感謝の気持ちだと言う。

 中国でも会食にお酒はつきもので、超の字がつく高級 "老酒" を振る舞われたのですが、これが会食参加全員と盃(≒ぐい飲みチョコを一回り大きくした程のサイズ)を酌み交わさなければならない "流儀" だと言う(そう言えばロシア人等がそうだった!)。

 かのリーダーが心配して "皆との盃の酌み交わし大丈夫?" と尋ねられたが、自分は今より大分若く耐えられたが、こちら側もう一人は途中で降参してしまった。
 盃を交わさない事は大変な失礼にあたる・・・と訪中前に聴かされていたのですが、もう忘れてしまったものの、その時の彼の申し立てが何故だか大変に "うけて"、全員が大笑いして事なきを得た(当の本人も忘れている)。

 彼等って、本当にお酒が強い。
 それにお酒が入ると、とたんに饒舌になり、肩たたき合う仲になる有様は何処の国とも同じだ。

 あの強い老酒で全員と盃を交わすなんて、今の自分にはとても出来ません。
 でもあれ程迄に美味しい老酒って、以後お目にかかった事が無い。

 政治家にとっては難しい国なんだろうし、自分の周りを見ても嫌いな方が圧倒的ではありますが、料理といい、お酒といい、懐の深い品揃えを構えている国である事は確かだ。

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