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20180227:”kiyokiyo” さんの ”きよきよ日記” を読んで(独り言) [ただの私見]

 沢山の読者がおられたブログで、自分もその一人でした。
 以下は大分前になりましたが(*) 、2月11日:"日本人の研究者って凄い人いっぱい!" を拝読した折り、柄にも無く想い巡らした雑感です。
  (*):2月15日付けブログによれば14日以前のブログ全てが
    削除されてしまったそうで、最早何方も読み返す事は出来なく
    なりましたが・・・

 我が国最高学府の研究者が中国の大学教授となって活躍されておられる事を明るく楽しくご紹介されていました。

 本当にこういう例って、同じ日本人として嬉しい限り、誇りに思います。
 と同時に、少しばかりではありますが、自分は以下の背景らしきものを見てきております:

 我が国のアカデミアの方で優れた業績を生み出し、その方の名前のついた "**効果" とか "**モデル"、"**理論" が海外で高く評価されながらも、大学とか学会の主流派に属さなかった為に所属機関等の研究職に留まる事が叶わず、中国から招かれて彼の地の大学教授となって活躍される( ⇔ "せざるを得ない" といった方が良いかも)方々が大勢います(差し障りがあるのでお名前は出せませんが、自分が存じ上げている方々だけでも5指を越えます。いずれも "その人あり" クラスの方々。 但し、"きよきよ日記" でご紹介されておられた方を自分は存じ上げておりませんので、このお方を指しているのではありません)。

 中国は世界中の研究者・研究業績をくまなく調査し、これはと言う方を政治体制とは関わりなく自国に招いて優遇する "余裕"(と言うよりも "戦略")があって、その結果、この方達の指導によって中国の若い人達が10年とか20年の経験を経て優秀な研究者に育っていく事になるのです。

 "好中"・"嫌中" いろいろあろうかと想いますが、事実として何事においても我が国の "10倍" の規模を有する国であり、優秀な研究者となり得る人材の数も10倍いる訳で、きちんと育成されていけば、いずれは自然科学の殆ど全ての分野においても "自給自足" 体制が整い、ノーベル賞級の成果を継続的に生み出し始める事になろうかと想われます。

 何せ彼等は何事にも50年とか100年単位で眺め、構想し、戦略を立てて実行するのですから・・・精々 "3~5カ年計画" 程度しか構想できない限り、ちょっとやそっとでは真似できません。
 とても残念です (>_<)

追記:
 そう言えば今は流行りませんが、昔は "人材流出" って言葉がよく使われました。
 と言う事は、"昔からそうだった" んですねぇ・・・
 自分はそのレベルには達しませんでしたので、日本から流出する事はありませんでした。


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