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20180317:”若かりしモース” にはまっている [ミステリ三昧]

 "刑事フォイルFoyl's War)" の再放シリーズが終わったら、今度は "刑事モース オックスフォード事件簿Endeavour )" が全9話の予定で始まっている(NHKBS)。

 "Endeavour" とは、モースの "1st Name" で、長い間謎の一つだった彼の姓名は "Endeavour Morse" と言う訳でした。

 今は昔、"主任警部モースInspector Morse)" シリーズが放映されていた(主演:J.ソウ・・・残念ながら既に故人)事があって、自分も楽しみに見ていたものでしたが、今度のシリーズは "若かりし日のモース" の活躍を描いた所謂 "スピンオフ" もの(主演:S.エヴァンス)で、英国では今やシーズン5(全4話/シーズン)が始まっているそうだ(:WOWOWでは "新米刑事モース" のタイトルで全話放映中。"主任警部モース" も)。

 1965年頃からのオックスフォードを舞台に難事件を解決していくのだが、街・いくつもあるカレッジ・教会・博物館・貴族の館・庶民の住居等を見事に描き込んでいるのが観ていて楽しく、これは主任警部モース・シリーズと同じだ。
 ここのカレッジに留学された、或いは奉職された方、更に観光で訪れた方にとっては懐かしい風景満載とも言えるかも(残念ながら自分は訪れた事はありません)。

 当時のジャガーを乗り回す姿も格好良い。
 第一、英国産のドラマでは、クルマは右ハンドル・左側通行なので観ていて違和感が無いので気が楽だ。

 原作者C.デクスターは既に故人(*) で、若かりし日のモースは新たに創作されたものだが、 "粋な作り込み" があって、同じ市警察の下っ端として登場し、第一話最後の場面で20年先の自分を鏡で観ると、J.ソウ演じた主任警部モースの顔が写る。
 主任警部モースのファンなら "たまらない擽り" だ。

   (*):昨年逝去(2017年3月21日;享年86歳)
     実は故人を悼むブログ原稿を用意していたのですが、
     何故だかPCから行方不明になったままそれっきりにしていたのです。
     あぁっ!

 モース主任警部は本国ではS.ホームズよりも人気がある探偵として知られているが、原作では最終話で没しており、残念ながら新たな続編は無い事から若かりし時代のエピソードをシリーズ化したものらしい(ミステリ好きは専門チャンネルで既に鑑賞済みでしょう)。

 クロスワード・パズルとかクラッシックのかなり高い知識を要求する内容となっているので、素養の無い自分は正直二回ほど観ないとドラマの仕掛けとか狙い筋が解りきれないのはしかたがありません (>_<)

 こう言う中身の濃いミステリって、普段なかなかお目にかからないのが残念といえば残念。
  "ミステリは本場ものに限る" なんて言うつもりはさらさらありませんが・・・
 (>_<)