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20180331:”NHK放送用語” って ”忖度用語” なのかな? [ただの私見]

 大分前に同じ主旨のブログがあった様に記憶していますが、どうも最近のNHKの放送用語に違和感を感じてしょうがない。

1.公文書 "書き換え":
 例の森友学園への国有地 "払い下げ"( ← "目下の者どもへ売ってやる" との姿勢が生々しい)に関連した財務省公文書について、民放や殆どの新聞各紙が "改ざん" と断定しているにもかかわらず "書き換え" として穏やかな印象を与えている。

 "改ざん" とは "改竄" の事で、悪意を持ったねつ造の印象を与えるからだろう。
 想い出すのは "姉*事件" だ(珍しい姓なので覚えている)。
 マンション等高層建築物の耐震性を確認もしくは検証する為に所謂 "構造計算" を行うが、建て屋骨組みを実際よりも頑丈にして "偽装" 計算した事件の事で、"計算書改竄" もしくは "計算書偽装" 事件として盛んに報道されていた(2005年の事だった ← "WikiPedia" で確認)。
 決して計算書 "書き換え事件" とは称されなかった。

 つまりはこれに習えば、今回のはテニオハの置き換えでは無く、文章自体の巧妙な偽装であり、独自の立場からか、どこからか圧力がかかったのかに関わりなく "改竄" が正しい印象を与える筈だ。

 今後、国や自治体等から公文書が公表された時、私ら平凡な国民は "これが改竄されていない文書として信用して良いのか"、・・・どう判断したら良いのだろうか?

2.米軍機 "不時着":
 沖縄駐留米軍機の明かな "墜落" 事故についても "不時着" 事故と表現して、事象を和らげていた。
 沖縄基地・米軍駐留の是非についてはいろいろな立場の方々がおられようとも、それとは無関係にあの残骸を示したオスプレー機の姿は "不時着" ではあり得ず、"墜落" そのものだ。

 他にも多数あるだろうが、この2点は際だって不自然な用語だと感じている。
 "素直な表現" こそ理解を深める筈なのに姑息な姿勢丸見えの感じだ。
 予算の承認が政府与党に握られている弱みがモロに出ている "忖度用語"・"忖度放送" ・・・ との印象を与えていて、かえって悪い感じを受けたのは自分だけだろうか。

 "ブラタモリ" とか "刑事モース" の様な気に入っている番組もあるのだが、NHKって・・・


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