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20180416:これからは ”人口肉” とか ”昆虫食” も? [食]

 いささか内容に乏しい長文です m(_ _)m
 お時間に余裕あるお方、歓迎です。

 我が国では人口減少の局面に入っているとされるが、世界人口の方は2050年には98億人(≒現在値×1.3)と推測されており、食料生産が追いつかないのではとの懸念が随分と前から出されている。

 そんな事を背景にしてか、"人口肉" とか "昆虫食" への関心が高まっているそうだ(日経紙:2018年3月28日付け朝刊・ニュースぷらす紙面)。

人口肉:
 凄まじい用語だとは想いますが、"肉の旨み" を導入した遺伝子組換え大豆の "根" から作り出されるそうで、牛肉生産に対して利用土地面積を 1/20 へ、水を 1/4 へ減らして資源環境負荷の低減へ貢献出来ている事から、既に米国では実用化されていると記事には紹介されていました。
 そう言えば、我が国でもカップ麺とか缶詰に "大豆肉" を使っているケースを見聞きした事がありますが、調味料で味付けしている筈で、GM大豆ではなかろうと想われます。

 あの味覚未発達大国の事だ、本当に美味しいんだろうか?・・・と想ったその瞬間、牛肉の旨みに関連した2年程前の日経紙記事を想い出したのです。
 保存していたPDFファイルで確認すると、2016年5月28日付け紙面:"やった!わかった!:牛肉A5ランクが一番おいしい?・・・「Aは味には無関係」" がそれでした。

 牛肉のランク付けで、A、B,Cは皮・内臓等を取り去った枝肉から商品価値のある部分の量で決まる・・・つまり、取引業者向けの標識であって "味とは無関係" だとある。
 筋肉と脂肪(=油)の交じり方や光沢等で(我々日本人から見て)見栄えがする順に 5⇒4⇒・・・⇒1 と "肉質" 等級が決まるので、"数字は旨みとは関係なく"、要するに霜降り好みであれば数字の高いお肉を、筋肉質お肉の煮込みがお好きであれば低い数字を選べば良い。
 何も "A5" がオールマイティと言う訳では無く、自分の舌を信じて味合えば良い・・・との記事でした。
 自分の "信念" もその通りです。

 もともと輸入肉にはこれ等の標識は適用されていないから、米国で始まった人口肉に対してはA,B,Cの区別は無いし、霜降りも何もあったもんじゃ無いから5~1の振り分けも無い。
 でもどういう味なのか、肉の旨みをどう再現しているのか、興味あるところですが・・・ハテサテ

昆虫食:
 一方の昆虫食は、もともと我々アジア地域では昔からの習慣食材としてあったが、今や米国では "コオロギ" の乾燥が食材として利用され始めているらしい。
 タンパク質は期待出来そうだが、お味は?

 そう言えば今は昔、甘辛く煮付けた "イナゴの佃煮" を酒肴として食べた事があったが、甘辛が強過ぎて本来の味わい(?)からはほど遠く(と想いますが)、いまいちの印象しか残っていない。
 あぁ、そうだ、 "蜂の子" もどこかで食べた事あったなぁ・・・でも味は忘れている。

 人口肉といい、昆虫食といい、これからの長い人生を送る世代の方々には新たな "挑戦" が待ち受けているのかも。
 これ等、"食糧問題" の要因を造った責任の一端は、農業よりも工業を優先して高度成長路線をがむしゃらに走り過ぎた私ら高齢者世代にあるのでしょうが・・・自分はどうしたらよいのか解りません m(_ _)m

因みに:
 世界の人口が21世紀末に向けて "激増" を続ける事は無く、また食料生産に必要な土地も充分に確保出来る・・・と主張される専門家もおられます。
 例えば:
  川島博之:世界の食料生産とバイオマスエネルギー 2050年の展望
  (東京大学出版。初版:2008年5月)

 初版が出た当時、バイオ燃料関係者等の間で評判・話題になった様です。
 その後、著者の方がご指摘された状況が急変したとは想えませんが、既に10年程が経っており、最新版が望まれるところです。
 新聞・TV等はセンセーショナルな話題造りに励みますが、地に着いた文字通りの地道な調査研究を続けている学者もしっかりとおられるのです。
 この様な方々のお考えが広く紹介されていないのは残念です。

ついでに:
 麻生財務大臣が、「TPPより森友優先・・・我が国の新聞この程度」・・・と "放言" して、例の如く後から謝罪の定番でしたが、自分は好きになれない方ではあるものの、"指摘は(半分以上は)正しい" と受け取っています。
 たはっ!


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