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20180503:何とも ”美しい” クルマを見たっ! [ただの私見]

 つい先日、川沿い遊歩道をウォーキングの途中、橋のたもとを横切ろうとしたところ、左側からクルマが来たので立ち止まってやり過ごすつもりだったが、クルマの方が停止し、先に横切る様にと運転者が手を上げて合図して下さった。

 "ラッキー" と感謝しつつ横切った訳だったが、そのクルマの何とも穏やかな気品のあるスタイルに魅入られてしまった。
 一瞬はごく普通の4ドア・セダンに過ぎない印象だったのだが、どっこい、どんな方が親切して下さったのだろうかとよくよく見ると、落ち着いたデザイン・上品なフロントフェイスとリア、サイド・ウィンドウ・ラインのすっきりとした仕上がり等、滅多に見る事の無い "仕上がり" と感じてしまったのです。

 はて、こんなクルマ、在ったっけ?・・・と想いつつリア側についていたマークを見て、ははん・・・と思い当たった。
 名門と言われるイタリア車のまるで "おろしたて" だった。

 腕の良いデザイナーにかかれば、乗用車と言えばあたりきたりの4ドア・セダンでさえ、これ程のインパクトを与える優雅なデザイン ・・・ "美しい" クルマって、本当にある(*1)
 このブログはテキスト文だけにしているので、写真でご覧戴けないのが残念です。

 どうしてこう言う人に感銘を与えるクルマが出てこないのか・・・日本車って、メカは抜群なのに不思議だなぁ・・・
 つくづくそう想いました。

ついでに:
 愛読を続けている例の日経紙土曜日連載:
  下野康史氏:"よりみちカーライフ 変わらない英モーガン もはや伝統工芸"
 (2018年4月21日)

には、モーガンモーター社@英国が製造する "モーガン4/4" が1936年に登場以来、不変のデザインを保っている事、生産台数≒400~600台、欧州の熱狂的なファンに支えられている事、米国輸出は無しなのに我が国へは15台/年程が輸入されている事等の蘊蓄がたっぷりと紹介されている。
 この記事に付けられたイラスト(田中むねよし氏)に描かれたクルマがまた素晴らしく美しい。

 贅沢と言ってしまえばそれっきりだが、趣味として乗るクルマはこうであって欲しい・・・と言う様な感じです。
 本当の "クルマ好き" かつ "金持ち" でなきゃ、持てないなぁ・・・ 自分には縁遠い存在ですが。
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(*1):一年前にこんなブログを投稿していました。
 "20170424:美しい車"

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