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20180531:経団連に ”憤慨” [ただの私見]

 経団連(一般社団法人日本経済団体連合会)が我が国の財政再建に向けて後期高齢者医療費負担率を現行の10%から20%へ上げ、2019年度予算へ反映させる様に政府に要請している。

 一見まともな意見に見えるが、"裏の姿=本音" を垣間見た事がある自分は、パリ協定等で世界が先を争って迄取り組む "ゼロ・カーボン・エミッション" に背を向け、"炭素税" にも "強力" に "協力" を反対している経団連が何を言う・・・と憤慨している。

 かって自分は環境省等の調査事業に関連して枯渇性資源エネルギー削減に向けた企業の取り組みマインドを伺いに、デンと構えて辺りを睥睨している経団連本部を訪ねた事があったが、何の関心も示さない冷淡至極な事務局の対応だった。
 自分は同席の一人に過ぎなかったが、直接事業委託された担当者は怒りまくっていた事を今もはっきり覚えている。

 自らへの負担は強力に反対し、弱者への締め付けを押しつける経団連って、日本の未来にとってどんな存在理由があるのだろうか、自分は疑問に想う。

 巨額な献金が政府・与党には超魅力なんだろうなぁ・・・と邪推するばかりの自分がいます。
 更に邪推を付け加えれば、自分等大手企業経営者に都合の悪い施策を引っ込めさせ、その替わりに取引材料の一つとして政治家が言い出しにくい(←なんてたって高齢者は選挙投票率高いモンねぇ) "医療制度" に注文をつけた・・・のではないだろうか。
 だって、"経団連は医療制度とは何の関わりも無い" んだから・・・注文付ける筋合いは無い筈なんだ。 どうしてこんな団体になってしまったのかなぁ・・・

念の為:
 財政再建に向けては "聖域を儲けずに" これ迄の施策を見直し、将来世代が希望を持てる社会設計の基で取り組む事が基本で、その一環として後期高齢者医療補助制度 "も" 見直す・・・と言うのであれば自分は勿論反対はしないのです。

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