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20180610:間一髪!(ニャン) [ニャン]

 右目上の "ひっかき傷" が治り(*1)、再び自由気ままに畑とか竹林を走り回っている我が家のニャンが、ある日の午後、軽トラの殆ど空っぽの荷台に入り込み、昼寝を貪っていました。 ご近所のご家庭の水道配管の修理工事があったらしく、業者の方が道具類一式搭載中トラとは別の移動用の軽トラが駐車していたのです。

 修理が終わって業者の方が帰ろうとドアーを開け、スターターキーをヒネった瞬間、驚いて目を覚まし、荷台から飛び降りて帰ってきました。 動き始めだから良かったけれど、スピードあげた後だったら飛び降りる事、出来たんだろうか? "想定外" の間一髪で、こっちもびっくり。
 どうも我が家のニャンは、後先考えずに高い所に登って降りられなくなったり(*2)、少しばかり "おっちょこちょい" なのかなぁ・・・それにしてもニャンって、自分のテリトリー外へ出向くととたんに敵だらけになるらしいから、全く油断ありゃしない・・・(>_<)
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過去のブログです:
 (*1)20180527:”嫌われ役” に甘んじています(ニャン)
 (*2)20170813:ニャン やっぱ、高い所から降りるのは苦手


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20180609:朝丘雪路さん逝く [故人を悼む]

 原稿だけは早く仕上がっていたのだが投稿するのが遅れてしまった。
 4月27日に逝去。享年82歳。

 俳優・歌手・舞踏家として活躍されていたが、自分等の年代層では例の "11PM" の名司会者振りが想い出される。 わざわざメイン司会者に調子を合わせておられていたが、"育ちの良さ" は隠しおおせていなかった印象を受けていました。

 それに今ひとつ。
 父君が伊東深水氏(日本画家)で、そのお弟子さんに岩田専太郎氏がおられた事が想い出される。 この方は挿絵画家として第一人者の時代が長く続き、自分は松本清張氏が東京新聞に時代小説:"かげろう絵図" を連載された折のしっとりとしながらも "艶" のある挿絵が未だに記憶に残っているのが不思議と言えば不思議。
 訃報(2018年5月21日付け夕刊各紙)に接した時、思いも寄らない方々を想い出しました。
 黙礼。


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20180608:作詞家の感性に ”脱帽” [雑感]

 大分前に故・江利チエミさんが歌う "テネシーワルツ" の事に触れました(*1)。 原曲はカントリーソングで、その歌詞の意味するところは、早い話、恋人を旧友に奪われた事への "恨み節" でしたが、彼女が歌うとそんな雰囲気は少しもなく、ただただ昔をしんみりと懐かしんでいる・・・メロディを含めてそんな感じを受けるのです。

 原曲とは違う雰囲気でヒットした歌があったなぁ・・・と想い巡らすうちに、最近ではすっかり得意技となった "ど忘れ" をしていたのですが、"ひょい" と "一つだけ" 想い出しました。

 原曲:"Green, Green Grass of Home"(日本語訳:"思い出のグリーングラス" )
です。 これって、オリジナルよりも "T.ジョーンズ" 版が有名ですが、自分は "E.プレスリー" 版 & "J.キャッシュ" 版が好みです(J.キャッシュ版は刑務所訪問時のもの;二人とも今は向こう岸に逝ってしまっている)。

 日本版では "森山良子" さんのがヒットしました。 訳詞は山上路夫さんで、都会から緑豊かな故郷に帰ってくる時の情景が描かれています。 が、原曲は "明日に刑の執行を迎える死刑囚" が愚かな自分の半生を振り返りながら見た最後の夢で、処刑後に遺体となって故郷の想い出の木の下へ戻る事を想い描いているのです。

 日本語訳は "意訳" どころか、"異訳" とさえ言える。 ところが、この日本語訳が森山良子さんの透き通った実に "さわやか" な声でメロディにのると "ピッタリ" と合う。 作詞家って、実は日本人のメンタリティを知り尽くした "詩人" なんですね。
 お見事です。
 今更ながら感じ入りました。

ついでに:
 今は便利な時代です。 "YouTube" を尋ねれば直ぐにこれ等の歌に出会えるのですから・・・
 おまけに、"死刑囚の歌なんだよ" ・・・と教えている記事も見つけました。 何てこったっ! とっくに誰でもが知っている事だったんだ!
 それを知らずに能書きを垂れた自分が阿呆らしく・・・ (>_<)
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(*1):"20180519:夏八木勲さんの声がするっ?"

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20180607:ビール ”官製値上げ” から一年 [ただの私見]

 酒税法の改正(?)で酒類の "安売り規制" が強化され、この6月1日で一年を迎えたが、中小の酒販店の賑わいは取り戻せずに、売り上げや店舗数の減少に歯止めはかかっていないそうだ(日経紙:2018年6月1日付け朝刊・"企業2" 紙面)。

 調達量が半端じゃない全国展開する大手流通と街の酒販店じゃ価格競争にならない・・・事前に予想された事だ(*1)。 自分はワイン&日本酒党であってビールは戴かないので、この一年間、自ら率先してビールを飲む事は無かったし、ビールを求めにお酒屋さんへ出向いた事さえ無い。

 そう言えば近くにある、昔は酒屋さん、今はコンビニになっているお店でも陳列しているお酒類は、ビール・日本酒・焼酎類は勿論、ワインですらプライベート・ブランド品が幅を効かせていて、信じられないくらい "安い"。 それが "安かろう/不味かろう" とは一概に言えずに、 "そこそこの味" なので、"飲んべえ" には有り難い時代になってくれたとも言えますが、果たして・・・

 ICT(情報通信技術)が限り無く進歩し続け、物流とか小売り業だけが昔通りと言う訳にはいかない筈だ。 今では名酒・銘酒も含めた酒類でさえネットで注文、遅くとも翌日か翌々日には届く時代だ。 古色蒼然とした店舗では "懐かしさ" はあっても出かける気になれない。
 買い手側には超便利になっている時代だ。 売り手側の買う気を起こさせる創意工夫が欲しい・・・と考えます。
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(*1):一年前にこんなブログしていました:
 "20170608:ビール安売り規制で想う"

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20180606:この方には ”完敗”!(R.キャンベルさん) [ただの私見]

 日本文学者であり、国文学研究資料館の館長でもあるロバート・キャンベルさん程の日本人、日本語、そして日本文学・日本文化への知識・見識・造詣の深い方は、ドナルド・キーンさんの他にどれ程の日本人がいるのだろうか(100人もいるのだろうか。千人はいるまいて)。
 勿論、自分は足下にも及ばない有象無象の一人に過ぎない。

 このキャンベルさんがしばらくの間に日経紙土曜版の読書ページに連載されてきた "半歩遅れの読書術" は実に細やかで、何の素養も無い自分にも "すっと" 読めたのは何故だろうか。 まるで心の中を "さわやかな風" が通り抜ける様だ。

 この連載コラムにはこれ迄も著名な方々が執筆されてこられてきているのだが、自分には先月のキャンベルさんのが一番素直に読めている。
 たぶん、モリカケ、公文書改ざん隠蔽、国有資産大安売り、大相撲不祥事、女子アマレスや大学アメフトの独裁的指導者のパワハラ&責任逃れ・・・どれもこれもこの国の凄まじい劣化の有様に目を覆いたくなる今だからこそ、"ざわついた世間からは半歩離れて" 何かを求めているのだろうけれども。
 日本人の日本・・・ってのは、もう終わっているのかしらん?

因みに:
 自分は、"雨" とか "風" を細やかに表現する術を知らない平均的な日本人に過ぎませんが、キャンベルさんは実に使い分けが細やかで、それが叶わぬ自分は何とも惨めな想いがする限りです。

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20180605:”社会正義” と ”司法正義”(”官僚の高笑い” が聞こえる) [ただの私見]

 5月31日に 「大阪地検が "森友学園国有地叩き売り問題" に関連した "財務省公文書改ざん事件" について "全て不起訴処分" を決定」 したとの報道を見聞きして驚くと同時に、"社会正義と司法正義とは似ても似つかないもの" だと言う事をこの歳になって改めて認識させられた。

 お隣の国では、時に社会正義の方が優先されて大統領さえ逮捕される事もあったが、"法治国家" である日本ではあり得ない・・・と、例の日大アメフト事件のTV報道番組で、刑事事件性に関連してそうコメントした弁護士がいた。 つまり、我が国の裁判で問題となるのは社会正義では無く、司法正義のみ。 従って元監督・元コーチに対しては、大方の国民が感ずるところの社会正義に基づいた罪が問われるのでは無く、法上の罪のみの有無が争われる事となり、確たる物証が無ければ有罪は難しい・・・とのコメントでした。

さて本題に戻ってですが:
 大阪地検が苦渋の判断を下したのか、どこかに忖度せざるを得なかったのか、自分には1%程の解り様も無いのですが、つまりは "法上は罪に問えない" との判断らしい。 公文書改ざんという国の歴史に関わる書類の改ざんが罪に問われないとは・・・
 一方の財務省は改ざん指令を出した佐川某等関係役人等の処分を下しているのは、かろうじて社会正義を守る姿勢を見せたと言うよりも、可能な限りの速い幕引きを狙ったものなのか・・・自分は判断に苦しむところです。
 只、確実に解る事は、これが格好の "前例" となって役人側は "これからの公文書改ざん裁量範囲" を知り、好き勝手放題に扱うのだろう。 彼等の高笑いが聞こえてくる様だ。
 何てこったっ!

 公文書の扱いについては、"政治家・官僚は自由自在に嘘をつく"、即ち "性悪説" を前提に超厳しい法律による定めが必要だと想ってしまいました。 が、当の本人等がそんな法律を作る訳は無いので、同じ様な事が繰り返されるのでしょう。
 何か、尊厳の欠片もありゃしない、薄っぺらな安っぽい国になっちまったなぁ・・・そんな気がして悲しくもあり寂しくもありです (>_<)
 こんなんじゃ、次の日本を背負うハメの世代の方々が可哀想じゃありませんか。

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20180604:日大が ”死守” した(い)もの(アメフト部事件) [ただの私見]

 例のアメフト部事件については多数の方のブログがありましたし、自分も投稿致しました(*1) が、この中で、偶然でしたが某大学副学長を務めた経験のある旧友等と飲んだ時、彼の言い分を引用致しました:

 『大学経営&指導陣の立場から言えば、学芸教育の場で十二分に人材を輩出し続ける実績・自信が持てる様になると、
  - 学生スポーツは二の次
  - 他学の不祥事は "蜜の味"
  - 後手後手に回って長引けば長引くほどに評価・評判は下がり続けるので、
   本音は解決が遠い先の方が良い』

と言い放ったのです。

 が、実はこの他に "重大過ぎる事" をぬかしおっていたのです。 それは、

 『もし内田元監督が刑事事件主犯として告訴され、しかも有罪となった場合、彼は日大の経営に直接関与する理事である事から、国からの私学への "助成金" が大幅カットされる可能性が生まれる。 そうなったら実質的に国から "大学法人として認められなかった" と言う事になり、そこからの学生を受け入れる企業は激減するだろう。 これは何としても避けたい筈だ』

・・・と言う事でした。

 余りの大きな指摘なので(*1) では触れる事が出来ませんでしたが、最近のTVニュース番組ではこの件を指摘する方が出始めているようです。

 『国立・私立を問わずに大学経営陣にとって国からの助成金はカリキュラム&人材整備や施設拡充等の為には必須で、これを抑えられてしまうと "アウト=経営が成り立たなくなる" ・・・と言う事で、日大にとっては内田元監督の刑事訴訟は万が一にも起こってはならない、仮に起こってしまったら何と言われようとあらゆる手段を使って事件への関与を否定しまくる。その他に生き残りの路は無い』

・・・ というのが大学の運営に関わった経験者の言い分でした。
 因みに日大ほどの学生数を誇る大学であれば "100億円" 近くの助成金の筈だとも。 例の株式会社日大事業部の年間売り上げがたかだか10億円規模らしいですから、国からの助成金が如何に巨額かが解ろうという訳です。

 ぎょっ! これって、つまりは私らの税金だ。 何てこった。 国は過去に遡って回収して欲しい・・・とさえ想ってしまっていました。
 でも真面目な教職員や学生さん等もおられる筈だからなぁ・・・変なところで悩みます。 たはっ!

教訓:
 何事にも私らが報道等で知らされるのは表側だけ、"真実は裏側にあり" ・・・ のケースが多々あると言う事でしょうか。

因みに:
 第三者委員会が立ち上がったものの、その結論は7月末・・・他国で例を見ない程の健忘症国民の事だ、その時点でどれ程の人達・報道機関が問題意識を持ち続けているのか、自分は極めて疑問に想う。
 日大側の狙いもそこだ・・・なぁんて。
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(*1)20180525:内田前監督&井上コーチ会見を見て(日大アメフト部)


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20180603:”一番美味しかった” お酒は? [自分の事]

 面白い記事を見つけました。
 ネット調査の結果が紹介されていて(日経紙:2018年5月26日土曜付録5ページ)、
  ①学友と2人でウイスキー1本を開けた時
   (50代女性)
  ②親友と3人で始めてのお酒1升瓶を飲み空けた時
   (80代男性)
  ③贔屓のプロ野球チームの久方ぶりの優勝を目前で見届けて飲んだ麦酒
   (50代女性)
  ④子息が自分が叶えられなかった資格試験を通った時の祝い酒
   (70代男性)
  ⑤大がかりな同窓会を一年かけて準備し、終了後に幹事仲間と痛飲した麦酒
   (40代女性)

があげられていました。
 やはり親しい友人等と非日常環境下で和やかに飲んだお酒が一番とするケースが多かった様です。

 はて、自分ではどうか・・・やはり息子が社会人になって、時に一緒に飲める様になり、贔屓のラグビーチームが日本選手権を取った時ですかねぇ。 その時迄は負けた事が無かった飲み比べで "始めて息子に負けた" 事も美味しかった理由かも。
 以後、一度も勝ててません(ラグビーチーも、それに息子との飲み比べでも)。


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20180602:目撃 ”ヒヤリ・ハット!”(ストリートサッカー&クルマ) [ただの私見]

 先月の夏日が続いた下旬の事です。
 少しだけ日差しが弱くなった午後5時頃、この日2回目のショート・コースのウォーキングを開始。 気分を変えて何時ものコースをとらずに住宅地の間を通って鶴見川支流沿いの遊歩道へ抜け出ようとしました。

 見た目小学生5~6年生が4名程で路地の中でサッカーボールの蹴り合いをしていました。 塾にも通わずにめずらしいなぁ・・・何て想いながらでしたが、自分が側を通り抜けようとすると蹴り合いを辞め、通り抜けた後から再開。
 "うん、気遣いしてくれているじゃないか" ・・・ と想っていた瞬間、クルマが急ブレーキをかける音っ! 驚いて振り返ると、ちょうど T-字路の交差点の所へボールが飛んでしまい、そこへ左からクルマが通り過ぎようとしていたところ(宅地街なので信号はなかったのです)。

 速度を落としていたのでしょう、クルマは余裕を持ってボールとぶつかる前に急停止! もしボールを追っていた子が飛び出していたらっ・・・と想うとゾッとした瞬間でした。

 危険はどこにでも潜んでいる・・・と改めて思い知らされましたが、同時にこんな状況に自動運転自動車はどう対応するのだろうか、この種の危険予知を AI はどの様な基準で予測・判定するのか・・・と想い巡らしました(勿論、自分の "知力" では解りません)。 だって、米国では自動運転支援 AI 搭載電気自動車が公道を走行中、"停車" 中のパトカーに突っ込む事故を起こしているんですよっ!(日経紙2018年5月30日付け総合紙面:"テスラ車が衝突事故 運転支援の作動中か カリフォルニア州")
 急に飛び出す子どもを予知する技術なんて、遠い先の気がします。

追記:
 先日、"90歳ドライバーが信号無視" して歩道歩行者を死傷させた事故(と言うよりも事件)がありました。
 このドライバーはこの3月時に免許更新していたので例の高齢者認知機能痛ま検査をパスしていており、自分が信号無視していた事を意識していたらしい。 実に腹立たしい限りで、警察は年寄りだからなんて温情はせずに厳しく対処して欲しいものだ。


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20180601:西城秀樹さん逝く [故人を悼む]

 つい先日多くの方々が葬儀に参列されている TV ニュースを観たばかりです。
 既にお悔やみのブログが多数・・・でも自分なりのを。
 2018年5月16日逝去。享年わずか63歳。

 自分は、所謂 "歌謡曲" は苦手で聴かないが、この方の "カレーのCM" と "YOUNG MAN(Y.M.C.A)" はよく知っている。

 YOUNG・・・ の原曲はディスコ・グループ "Village People"(米)によるもの(1978年)で、本国でも大ヒットしていたと記憶している(以下も含めて年代は WikiPedia で確認)。

 "Y.M.C.A" の本来は、キリスト教的博愛精神に基づく青年協会の事で、全米に広く宿泊施設を所有していて、"相部屋" もあったそうだ。 そこで本国では "ゲイ" の利用が多いとされていて、Village People 自身もその方面かと揶揄されていたらしい。

 ところが、新たな日本語歌詞が付けられ、西城秀樹さんが活動的な振り付けと一緒に歌い上げると、一変して若者等の明るい将来を賛美する歌となった。 時は正しく1979年で、我が国は何もかも上昇気流に乗っているかの様な時代ともマッチしていたのだろう、超特大ヒットになったのでした。
 西城秀樹さんご本人のキャラクターもあったのだろう、本家を越えた "明るい歌" として定着したとの印象です。

 にもかかわらず、脳梗塞を二度も発症して、辛いリハビリを経て奇跡的な復帰をなさっていた折りの若すぎる訃報でした。
 ご冥福を祈るばかりです。
 黙礼。

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