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20180624:**らしさ [ただの私見]

 自分は "横並び" が嫌いなせいか、業界からは乖離してはいるが社員の自由な発想に基づいた技術を磨き、新たな分野・市場を切り開いていこうとする企業・・・そんな企業の中でもS-社とH-社を贔屓にしている。

 社会に出る際、両社の入社面接は受けなかったのは、今にして想えば何故だったのだろうか。 その答えは未だに解っていない(その当時は "指定校制度" みたいな今は昔の仕組み真っ盛りの頃だ。面接さえすれば合格していた筈なのだが・・・)。

 S-社の上市するオーディオ/ビデオ系機器は "初物" を必ず手に入れていた。 今以てオープンリール・テープレコーダーの残骸が(断固とした "断捨離" 遂行にも関わらず)物置に眠っているし、βテープとそのレコーダーは健在だ。 おまけに3.5インチフロッピーを使ったディジタル・カメラさえもケータイにすっかり出番を奪われてしまったものの部屋の片隅で鴨居にぶら下がっている。 どれもこれも "S-社らしさ" が気に入っている。

 H-社はゼロ半バイクとかCVCCエンジンの開発等、横並び技術をとらない魅力を感じる。 素材メーカーに入社した自分から見ても自動車会社の中にあっては "異質" で、内外装部材とか部品向け新素材の活用にも熱心で、随分と採用して戴いた。

 大分前から "路上" では無く "空" を駆け巡る超小型ジェット機を開発しているとは知っていたが、2017年には競合セスナ機@米国を抜いて世界首位に立っていると言う(日経紙:2018年6月7日:"ホンダらしさ 空から")。 来年からは国内でも販売を始めるそうだが、むしろ今後の本命狙いは "中国" にある様だ。 "当たり" だ。 富裕層があれだけ広い国土を飛び回るにはもってこいの移動手段の筈だから。
 この会社は人足型歩行ロボットの開発にも成功していて、全くあたり来たりの自動車組み立て業とは違う社風が吹いている様だ。

 申し訳ないことに、自分は未だにガラケーでSh-社製、クルマは国産車に乗り換えたもののH-社製では無い。 これは全く別の選択条件("ディーラーが近所にあるかどうか")の結果で、本当はH-製のクルマにしたかったのだが・・・

 そんな訳で既に現役を引いて年金と預貯金切り崩しの年寄りが、"買いたい" と想う様なS-社らしさ、H-社らしさいっぱいの製品・商品を世に出して貰える事を期待しています。


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