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20180710:執行(オウム真理教事件) [ただの私見]

 この7月6日(金)に首謀者等死刑囚7名の執行がなされ、上川法務大臣の談話が発表されたものの、自分には ”何故今なのか”、”これ迄執行が延ばされて来た理由” が今ひとつ解らないでいる。

 7名の執行命令書に署名するに際しては万感の想いを抱かれたと推測し、敬意を表するものの、各報道に依れば、関連する裁判が全て終わり、確定された判決を先に延ばす理由が無くなった、改元を来年5月に控えており、平成の内に執行を終えて新たな元号を迎える・・・等との背景解説を見受けたのだが・・・

 自分は危ういところで地下鉄サリン事件の被害を免れた口だが(*1) 、一連の事件被害者ご本人に加えてご家族の方々の想いとしては 「やっと・・・」 ではなかっただろうか。

 死刑執行については、その是非の論議が海外にある事は十二分に承知してる。 海外の論調の基本には宗教観が横たわっていると窺えるが、尻馬に乗るが如くに国内にも “死刑は野蛮” との批判団体がある事も知っているものの、彼等は “犯罪者の野蛮さ” について言う事はないし、長期刑で被害者への償いが果たせる根拠は何一つ示していない。

 我が国の法に則って司法が決めた事に軽々しく云々する事は自分には出来ない。 加害者の人権を問題視する論調も見受けられるが、そこには “守られるべきだった被害者のそれ” への配慮・視点が欠けている様に、自分には想えます。 
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(*1):過去の投稿ブログです:
  “20170323:際どかった! 地下鉄サリン事件

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