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20180711:破滅的な豪雨災害に想う [ただの私見]

 今回の西日本を中心として各地域を襲った豪雨は過去に例を見ない程の記録的大雨で、手の打ちようも無い程に規模が広がり、その被害も目を覆いたくなる程に甚大だ。 お亡くなりになった方々に、未だに行方不明のままの方々を加えると200名近くにもなるとは・・・過去30年間で最悪の豪雨災害となったと伝えられている。
 災害に見舞われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。

 かって自分が現役の頃に訪れた所も、またそこの知人にも被害を受けられた方がおられた事を知り、胸が痛みます。

 毎年の様に繰り返される記録的大雨による災害・・・急峻な山岳地帯の裾野に広がる僅かな平野にしか済む事が出来ない国の宿命なのだろうか。

 海外で観られる悠々たる流れの大河は無いに等しく、急流河川しかない我が国にあっては、集中豪雨で溢れた水はすぐさま住居地域に侵入、また崖や新たに開拓された埋立て地は雨を持ち堪えられずに土砂になって人家を襲う。 この国に住む限り避けるのは難しく、つい東日本大震災(2011年3月11日)に関連して池澤夏樹氏(小説家)が新聞コラムで ”この国に住む覚悟” を語っておられた事を想い起こす(記載新聞はたしか日経紙だったか朝日紙だったか ← 記憶が定かではありません m(_ _)m )。

 自分等の住むここ横浜市内北部も丘陵地帯で、集中豪雨にあっては崖が崩れ、土砂災害発生の危険予知がされている箇所が多数あるので、この種の災害には敏感だ。 凡そ30年前ほどには鶴見川支流も氾濫したことがあって、その後に堤防が整備され、今では危険水位迄の余裕が充分とされるが、記録的短時間大雨に出会っては油断は禁物だ。

 それにしても関東圏に住む身で想い起こすのは “平成27(2015)年9月関東・東北豪雨” だ。 関東北部と東北南部の河川が氾濫して大きな災害をもたらした。 此処にも知人がいた。
 因みにこの災害では東京都職員も救助活動に参画していたが、桝添都知事(当時)は公用車で湯河原にある別荘へ移動していた事が暴露されており、都民ではないが決して忘れる事の無い記憶だ。

 加えて昨年にはここ横浜地区も集中豪雨に襲われ、新横浜駅北側直ぐの鶴見川も危険水位を超え、整備された遊水池のおかげで洪水の難を逃れた事も忘れられない。

 やり切れない想いでいっぱいです。

ところで:
 近年増加傾向にあるとされる集中豪雨とか記録的短時間大雨の発生原因はどこにあるのだろうか。 気象庁や気象予報士の解説は “気圧配置” 主体で、そういう “配置の発生原因” については触れていない。 要するに解っていない・・・と言う事なんだろう。
 過去に比べて海水温が上昇している影響はどうなのか。 解ったからとて “どうしようも無い” のは承知ですが、素人ながら気にはなるのです。