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20180811:津川雅彦氏逝く [故人を悼む]

 この4日に逝去(訃報:各紙8日付け)。 享年78歳。

 4月に奥様(朝丘雪路氏)を亡くし、5月央頃に痛々しい姿で記者会見されていた。 ”辛い” ご様子だったが、これは生涯のパートナーに先立たれた事がご自身の体調と重なっての事だったのでしょう。 それから100日ほど経っての “後を追うような旅立ち” だったとの報道です。

 自分の世代では、所謂 “太陽族映画:狂った果実” が記憶に残るが、恐ろしい程の美青年だった。 またご結婚後、生後間もないお嬢さんが誘拐された事件(1974年)も覚えている。 このご経験からと想いますが、北朝鮮による拉致問題に対しては積極的な被害者支援をされておられた様です。

 いつしか役者としてのご活動が停滞していた時期がありましたが、”悪役” でTVドラマ出演されて以降見事に “復活”、主役ではないものの存在感ある役をいくつもこなしておられた。 我がワイフ殿が言うには、実兄(故・長門裕之氏)もそうだったが徳川幕府将軍役が結構多かったそうだ。

 TVドラマで拝見する風貌は自分等の世代層から観ると映画時代との乖離が大き過ぎます。 自分の中では何時までも映画でご活躍時代のお顔のままなのですが、またしても名優逝く・・・との印象・感慨であります。
 黙礼。

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20180810:美術館で ”カシャッ!” は ”ちょっとぉ~” [ただの私見]

 最近は “展示作品写真撮影OK” の美術館がちらほら現れているらしい。 撮影者がSNSで広める事が美術館自体の広報につながる・・・との考えという(文化資源学会シンポジウム:”スマホで覗く美術館-鑑賞体験のゆくえ-”;2018年7月14日。於・東大本郷キャンパス)。

 美術館側の考えも解らないでは無いが、自分だったら絵とか彫刻等を鑑賞している最中に側で写真撮影時のあの “カシャッ” 音がしたらうるさく想い、たぶん彼・彼女にクレームをつけるだろう。 周りに人がいない時にやってくれ・・・って。

 スマホによってはカシャッ音のオフ設定も可能らしいが、それでも自分の側でやられたら煩わしい。 黙って鑑賞していても心の中では “作者と会話” している時もあるのだ。

 美術館側にはこう言う事も考慮した上で、許可するのなら厳しい “条件付け” して欲しいものだ。
 ・・・自分は古いのか?(”生物学的に相当古い” のは間違いないのだが・・・)


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20180809:”名探偵” 人気ランキング [ミステリ三昧]

 欧米ミステリー・ドラマ専門チャンネルである “AXNミステリー” が、開局20周年記念として凡そ13K名から “お好み名探偵” アンケートを実施し、その結果を公開した上で現在順次放映している。

 そのランキングは
  第01位:シャーロック・ホームズ
  第02位:金田一耕助
  第03位:エルキュール・ポワロ
  第04位:コロンボ
  第05位:浅見光彦
  第06位:明智小五郎
  第07位:ミス・マープル
  第08位:三毛猫ホームズ
  第09位:モース
  第10位:ブラウン神父
だった。

 人間様名探偵に混じって “ニャン” が堂々のランクインしているのが微笑ましい。 よく見れば、浅見光彦さんとニャンを除けば皆さん “いにしえの方々” ばかりだ。 まぁ、今は名探偵さんがご活躍する時代にしては ICT(情報通信技術)が進み過ぎているとも言えるから無理も無い( 現代ロンドンで活躍しているらしい "シャーロック" は、このランキングで第一位に輝いた人とは別立てだと勝手に推測していますが・・・)。

 この結果は、わざわざお金を払ってまで海外ミステリー・ドラマをTV鑑賞している方々のお好みなのだが、自分のとは大分乖離がある。 お叱り・ご批判を承知の上で申し上げれば、なんか、どれもこれも “ミーハー的”( ← 最早 “死語” ) だなぁ(御免なさい。 m(_ _)m )。

 小説というよりもTV版ドラマ、それもシリーズで名をはせた探偵さん達ばかりで(←TV局のアンケートだから当然といえば当然)、”金田一耕助” さんなんぞはつい最近NHKBSで新作(”悪魔が来たりて笛を吹く”)が放映されたばかりだ(昨年は "獄門島" 新作が放映され、来年は "八つ墓村" がそれとなく予告されている)。 彼が活躍した時代背景を理解出来る世代は今や限られた少数派に過ぎないから、高齢者向けドラマ(?)で、まるで “紙芝居” を観ている様だったが・・・

 とは言え、地デジ/BSで再放されまくっている十津川さんとか牛尾さん、その他多数の刑事さん・弁護士さん・検事さん、更には科学捜査班の皆様方が一人も入っていないのはさすがに専門チャンネル・ファンだ。 正直、彼等・彼女らが活躍するドラマはミステリーと言うには物足りないからなぁ。 が、浅見光彦さんがランクインしているのは、ドラマ版主役俳優さんの魅力なんだろう。

 “モース警部” とか “ブラウン神父” がかろうじて9位/10位にランクインしているのは頼もしいが、これは現在も繰り返し放映中だし、少数派玄人寄りのお好みだろう(警部モースには “若かりし時代のモース刑事” も含まれているのかもしれない)。

 "C.フォイル”、”マルティン・ベック” とか “フロスト警部”、それに我が国きっての名刑事 “鬼貫(おにつら)警部” 等の名前が見えないのがとても寂しい。 どちらも派手な筋書きで活躍する訳でも無いし、TV放映の機会に恵まれているとは言えない。 M.ベックものは、今は大昔、NHKで放映されたきりに過ぎない。 自分がその時期に録画したβテープはお宝ものだ。

 これも時代の流れだ。 “身を任せる” ほか無いので、やむを得まい・・・と言う事なんですネ (>_<) 

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20180808:地元2校を応援!(高校野球@甲子園大会) [自分の事]

 この5日(日)から第100回全国高等学校野球選手権甲子園大会が開催されている。

 神奈川県代表は2校で、慶應義塾高(北神奈川)と横浜高(南神奈川)がそれぞれ大会初日と五日目(9日・・・明日だ)に中越高(新潟代表)と愛三大三河高(東愛知)と戦う。
 既に慶応が3-2でサヨナラ勝ちを収めている。

 自分はひっきりなしに鳴り響くあの応援が苦手で、普段はサッカーや野球は観戦しない。 昨年のプロ野球日本選手権は例外でTV観戦したのは地元DeNAが出ていたせいだし、つい最近のFIFAサッカーW杯ロシア大会は何と言っても日本代表チームの頑張りを見たかったからだ。
 今回の神奈川県代表は2校とも我が横浜を地元とするし、この猛暑では昼日中外出するのを控えている事もあって久方ぶりにTV観戦した。

 NHKもTV朝日系列どちらもアナウンサー/解説者がのべつ喋りまくるので音を消して見ていた。
 不思議なのだが、見ず知らずの若人等の戦い振り・応援振りを見ていると、彼等彼女らが “甲子園” という貴重な経験を今後とも忘れずに素直に成長して欲しい・・・と、"柄にも無く想ったり" した次第です。
 自分も "好々爺"(?)になったか・・・との想いも (^^;)

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20180807:”塩分” の取り方(熱中症予防) [自分の事]

 猛暑・酷暑が続いていて、TVでは毎日・毎時に “日中の不要不急の外出・運動は控える”、”冷房を効かせた部屋で過ごす”、”水分と塩分の適宜補給” ・・・と親切丁寧に注意を喚起している。
 にも係わらず事故が絶えないのが残念だ。

ところで:
 予防としての塩分の補給は、”高血圧症” にとってはやっかいだ。 自分は本態性高血圧症で降下剤治療を受けているが、医師からは “塩分の過剰摂取は控えるように” と定期検診の度にしつこい程の指導を受ける(降下剤を摂取している限りにおいて家庭血圧は正常なのだが)。 でもって即席麺等ではスープの素を全量は使用しない等、日常的に塩分摂取には注意している(*1)

 “あぁ~、それなのに”、熱中症予防で “塩分を適宜摂る” ように・・・と言われても、どの程度なのかが解らない。 我がワイフ殿は “塩飴” を愛用しているのに対して、自分は所謂スポーツ・ドリンクの様な飲料を積極的に飲んでいるが、それが適宜な塩分補給になっているのかどうか、解らない。
 ホント、困っちゃうなぁ・・・です (>_<)
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(*1):過去に投稿したブログです:
 ”20170613:インスタント麺の塩分濃度がハンパじゃなかったっ!

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20180806:猛暑で ”いなり寿司”? [食]

 猛暑・酷暑に襲われているこの夏場、”梅干し” とか “いなり寿司” の売れ行きが予想外に好調らしい(日経紙:2018年7月29日)。

 “熱中症” 予防に “塩分+水分” の補給が毎日のようにTVで呼びかけられているから梅干しは成る程・・・と解るが、お稲荷さんが好調なそのこころは?

 甘辛く味付けした油揚げで包んだご飯(or それなりに薄い “だし醤油” で炊いたご飯+場合により具入り)は一口・二口で食べる事OKなので、食欲不振になりがちなこの夏場にはもってこいなのかも。

 自分は油揚げに “ちょこっと” 手を加えて肴にしたりしますが(*1) 、勿論、海苔巻き、特にかんぴょう巻きとあわせた “助六寿司” は季節を選ばずに大好物の一つで、コンビニ店でも定番になっているのが便利です。
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(*1):昔の投稿ブログです:
 ”20170810:油揚げ二題

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20180805:全国学力テスト ”難問に挑戦” してみたが・・・ [自分の事]

 真夏日・猛暑、地域によっては酷暑がぶり返している最中、我がワイフ殿がニヤニヤしながら 「これ解ける?」 って聞いてきた。

 文科省がこの4月に実施した “小中学生” を対象とした “全国学力・学習状況調査”(所謂、”全国学力テスト”)の結果を報じている記事(各紙2018年8月1日付け)で、難問事例として紹介されていた問題だ。

 その理科目では、S字の水の流れが両岸の土をどのように削っていくのかを簡単な実験結果を示して問う問題が紹介されていた(日経紙:特集面)。

 曲がっている両岸に棒を立てて水を流した時の倒れ具合の様子から水量を増やした時の両岸の土の削られ方を予測する。 川に見立てた水流の幅も川底も一定、両岸の土壌の性質も同じとの簡単なモデルだが、水量が増えればカーブの内外共に棒は多少の違いはあっても倒れている実験結果が示されていて、”両岸の土が共に削られる” に決まっているのだが、正答率は20%程だったらしい(但し量を含めた “削られ方” は違っている筈で、現実にはそれこそが重要なのだが)。

 四択問題( ①両岸共に削られる;②両岸共に削られない;③外側だけが削られる;④内側だけが削られる )だったので、全員が何も考えずにランダムに選択したのであれば25%は稼げた筈だ。 が、提示問題条件では②はあり得ない選択だったので実質は三択問題となり、33%の筈が大幅に正答率が低かったのは、受験生等には申し訳ない言い方だが “下手に考えた” からだろう。 と言う事で、出題側の文科省は “実験を踏まえた考察が苦手” との判断だ。

 が、自分の様な “擦れた” 年齢層になると、この問題そのものが不親切だと感じてしまう。
 受験した子供らの多くは日常生活の場面で水の流れを眼にしていて、現実の川では幅も川底も両岸も変化に富んだもので、水の流れが曲がり角の外側であっても瀞の様な深い川底の場合であればその流れは極めてゆっくりとしている事を見ている筈だ。 従って問題の本質を正しく捉えて貰うためには “現実はこうなのだが、ここではこう仮定している” との添え書きが正しい考察方向を示唆するのだ。

 せめてこの種の親切心が欲しかったが、出題者は設定問題の限界を考慮外としている印象を受けた次第です。
 従って先程の “下手に考えた” は自分の “言い間違い” で、正しくは “下手に考えさせられた” と言うべきでした m(_ _)m
 と言う事で、出題者の顔が見たい (>_<)

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20180804:回転寿司 ”60歳” [食]

 大阪で “産声” をあげた回転寿司が “60歳” を迎えたらしい(日経紙:2018年7月21日付け紙面土曜特版:”くらし物語-回転寿司誕生から60年”)。

記事に依れば回転寿司の元祖は ”廻る元*寿司”@東大阪市とある。 そう言えば目黒区@東京都⇒磯子区@横浜市へ社宅を移った時分、上大岡駅@京浜急行線近くにお店があって、”面白半分+物珍しさ” で家族揃って出かけた事があったなぁ。 とても混んでいた。

 今や回転せずに直接届くカウンター方式とか、寿司に限らず何でもお皿にのっけるらしい。
中には所謂お寿司屋さんを越えたものを提供する回転寿司屋さんもあると聴く。 まるで立ち食い蕎麦店でも老舗と言われてひっくり返っているお蕎麦屋さんよりも安くて旨いお蕎麦を出すところがあるのと同じだ。

 飲み友には、眼の前を食べ物が移動していて、食べたいものをサッと手で掴む動作が “嫌い” だと言う輩もいるが、まぁ、そう肩肘張る必要もあるまいて。
 今ではネタとシャリの一体感だって良い線行っている回転寿司だってあるようだし。

 そこで急に思い立って我がワイフ殿に “久しぶりに行ってみる?” って話しかけたら、”もうっ! 夕飯用意しちゃったわよっ!” って怒られちゃいました (>_<;)

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20180803:”蔦”(ツタ)が ”異常” 成長 [自分の事]

 我が家では狭いながらも北側のフェンスに蔦を這わせていて、秋の終わりにもなるとその紅葉をたのしませてくれている。
 "今年もよろしく頼むぜ"・・・とばかりに4月の始めに根っこへ液体肥料を混ぜた水やりをせっせと繰り返した。

 すると、声かけを叶えてくれたのか,蔦自体が大きく育ち、これ迄届いていなかった先まで這っていき、その上、葉が昨年の倍ほどにも大きくなった。 少し先のご家庭でも昔から塀に蔦を這わせているのだが、こちらは平年並だ。

 何か蔦が喜ぶ事したんだろうか? まさかあんな縁の下に放りっぱなしの何年も前の液体肥料で?
 今年は桜も満開が異常に早かったし、筍も速かった。 何か "異常" な気がしてしょうがない

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20180802:災害は災害でも ”人災” かも?(猛暑・酷暑) [ただの私見]

 気象庁猛暑(気温≧35℃)・酷暑(気温≧40℃)は “災害” ・・・ と言っている。
 一方、この夏の異常高温は日本だけの事では無く、北半球ほぼ全てが異常な高温に曝されているとも報道されている。

 加えて、この異常高温現象は “気候変動シナリオ” に反する訳ではないとも。 とすれば、災害ではあっても、その要因の大きな一つは人間の営みそのもの、結局 “人災” とも言えるのではないか。 まぁ、人間はやりたい放題で温室効果ガスを排出してきているからなぁ・・・

 今更遅い。 “このままいくと、2100年には東京の夏は40℃だって” ・・・ TVでそう言ってると我がワイフ殿がげんなり顔で言いましたが、その時代に生きる人達には灼熱地獄の想いで、その遠因をほったらかしにしていた今を生きている私らを呪う事でしょう。

 そんな先の事も心配ですが、一年先の “ラグビーW杯@東京”、二年先の “2020東京五輪パラリン大会” が “まともに” 開催出来るのかがとても心配。

 いろんな手を打っている様ですが、むしろ思い切って “夜間開催” にしたらどうか(スキージャンプ競技@ピョンチャン五輪が真夜中って事あったし)・・・とさえ想ってしまう。
 いくら何でも真夜中が猛暑・酷暑になる事はない?・・・でしょうから。 時差を考えればウェルカム人口の方が多いのかも (>_<)

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20180801:AI に ”構想力” は?(江波戸哲夫氏提言課題) [素人 AI 考]

 失礼ながら全く存じ上げなかった江波戸哲夫氏(えばと てつお;経済作家 ← WikiPedia から)が日経紙夕刊第一面コラム ”あすへの話題” で主題とするエッセイを掲載されていた(2018 年7月12日)。
 ご趣味とされる囲碁の世界で AI が既にプロ技士を越える力を持った事、特に “構想力”・”大局観” といった “人間固有とされる感覚” が支配する序盤に於いても AI が優れている事に素直に驚いておられる。

 この間、これを読んでいた AI 開発に関わっているらしい飲み友から 「どう想います?」 って問いかけられた。

 「囲碁も AI も素人のオレが解る訳ないじゃんっ」 て言いながらも、「 “課題の与え方” 次第で解き方を見つける能力あるんじゃぁ?」

 「そうなんですよ。 一番のポイントは “問題の捉え方” なんです。 これについてはインドやイスラエルの技術屋さんが断トツ」 って。

 彼等は、問題を正面からだけで無く、上から下から、右から左から、言ってみれば3D全てから眺めて “等価問題” へ置き換えたり、命題を “対偶” に置き換えて見たり、或いは “数学的帰納法” を持ち出したり、捉え方・考え方が “自由自在” らしいです。

 つまり、解法を考える前に問題そのものの捉え方にポイントがあって、真っ正直に真っ正面からしか問題に取り組ない姿勢では柔軟な AI の開発は難しいらしく、我が国がフロント・グループには入れるが、フロント・ランナーになれない訳とも自嘲していました。
 残念。

因みに:
① ”対偶” (命題が成立する時、対偶も成立):
 命題:AならばB ⇔ 対偶:BでなければAではない

② “数学的帰納法”:
 自然数 n に対して 命題 “F(n)” が成立する事の証明法の一つ。 F(n=1)が自明に成り立ち、 F(n=m) で成り立つと仮定して、F(n=m+1) で成り立つ事を証明する方法。 順列問題等で威力抜群。

想い出しました:
 今は大昔の学生時代、クラスの誰も解けなかった試験問題のひとつが、対偶に置き換えれば簡単に解けた事があり(:”たまたま” その時、思い付いただけ (>_<) )、出題教授から褒められた事がありました。 この二つの方法を知っていると便利な “時” がたまぁ~にですがあります。
 

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