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20180903:”さくらももこ” さん逝く [故人を悼む]

 8月15日に逝去。 享年53歳。
 またしても才ある女性の乳がん死だ。 想い起こすのは小林麻央さんも昨年6月22日に僅か34歳でお亡くなりになっている。 残念な事です。

 代表作と言って良いと想うが、”ちびまる子ちゃん” は1970年代央の清水市在住時代の経験を色濃く反映させた80年代・小学3年生の日常生活を描いたとされる。

 この時期、我が家では息子が同世代で、90年代に始まったTVアニメは見た事がある。 “ちょびっと辛口” のところがあっても全体としては “ほのぼの” とした印象で、今のような世知辛さが少ない時代によく似合う作品との印象でした。

 自分は出来事を西暦で覚えるのを常としているので、こう言う区分けは本意ではありませんが、”サザエさん” が “戦後の昭和” を描いていたのに対して、ちびまる子ちゃんは戦後昭和の後半期、石炭からほぼ “完全な石油時代” へ移って、例のバブルを膨らませていた頃を描いていたとも言えるのでは・・・(アニメ放映の時代はバブル崩壊期と重なるのですが・・・)

 さくらももこさんの記憶の中にある70年代と言えば、所謂 “軍艦島” の炭鉱閉鎖が1974年でしたし、サザエさんの朝日新聞紙朝刊連載も実質この年に終了しています( ← 年代:“WikiPedia” で確認)。
 サザエさんと同時代を駆け抜けたお年寄りも身近に居て、3世代間のコミュニケーションも今よりは遙かに濃厚な “まる子ちゃんを取り巻く世界” が描かれていました。

 日本はまた一人の才人を失ってしまった。
 黙礼。


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