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20181011:渋谷は変わっちまったっ! [ただの私見]

 東急東横線渋谷駅が地下へ移ってからは地上に出る事が滅多に無くなってしまっていたが、この9月央には跡地周辺に高層の複合施設(渋谷ストリ*ム)がオープンし、また代官山方面に続く遊歩道が渋谷川沿いに再整備されたとの事で柄にも無く “野次馬” してきました。

でも:
 昔の面影は何処にも無い。
 明らかに勤め人や若い方達の似合う新しい街造りを目指しており、どうやら年寄りが出向いて落ち着いて楽しめるスペースは見当たらない。
 そもそもの渋谷のコンセプトが “若者文化発信の街” なのだからなぁ・・・しょうが無い。

 渋谷川沿いは、新装はされているものの、川岸自体はコンクリート造りで、面したビルは正面では無く裏側。 文字通りに舞台裏の感じで、殺風景そのものだ。
 でもって、“親水空間” を謳っているにしては風情は全く感じられない。

 新装が計画されている様に報ぜられていたが(*1)、これからなのか。
 水の流れも少ない上に、敏感な人には “臭う”。 これじゃぁ・・・って感じでした。

 なんで、年寄りの飲み所は此処じゃ無い。
 解ってはいたモノの少しがっかり・・・(^^;)
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(*1):”20170919:”新装(?)” 渋谷川


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20181010:今年は何でも早っ!速っ!・・・②(桜の黄葉・紅葉・落葉) [自分の事]

 今年は本当に何でも前倒しで進む(*1)
 北東側の里山にあるは例年よりも一ヶ月程も早く3月央には満開を迎えたが、先月下旬頃より黄葉/紅葉し始め、北風が終日続いた先週末には落葉が始まった。

 去年の記録で確認すると、やっぱ一ヶ月近くは早い。

 それに加えて一昨日の事ですが、ここ横浜北部丘陵地帯で採れた早生(?)のミカン(!)がお店に並んでいました。
 何と、”横浜でミカン栽培” している農家さんがいるのです!  信じられますか?
今に "浜ミカン" なんてブランドにするつもりかも?

 秋は春同様 “トラ”(;トランジッション=次の季節への過渡期)に過ぎず短くて、今月下旬には冬模様が始まるんじゃないか?
 と言う事で、早く剪定すませなくっちゃ!・・・些か慌てています。
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(*1):”20180702:今年は何でも早い?

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20181009:不意打ち出費で大慌て (>_<) [自分の事]

 何となくその前兆はあったのだが・・・
 居間の “エアコン” の効きが甘くなったなぁ、それともこの夏の暑さにしゃにむに立ち向かった疲れが出たのか・・・なんて想っていたら、何時しか作動しなくなった。
 “お買い時になりました” ・・・ いつも出入りしてくれている “何でも屋” さんお見立て。

 続いて “プリンター” の調子がおかしく成り始めたと想ったら、ついさっき印刷出来なくなった。 メーカー’ウェブサイトで症状を確認したら素人の手に負える故障レベルを越えている。 修理依頼が必要で、これがまた結構なお値段。
 新しく買い換えようかと一瞬おもったが、インク・カートリッジの買い溜めがわんさかあるので、これが使えなくなるのもなぁ・・・ 迷いましたが、とりあえずは点検して貰って見積もりを観てから・・・

 “タブレットPC” がお釈迦になったのでこのタイプはもう持つのは止めて、ガラケーから “スマホ” へ換えかと未だに検討中で、決めかねているのだが、これも結構な出費だ。

 おまけに半月ほど前には “トイレ排水” の調子が今ひとつで、原因は下水配管のひび割れと詰まりだった。 この補修・修理が想わぬ出費だった ・・・ (>_<)

 また我が家の “ニャン” がまさかの交通事故
 腰の手術をして、今やっと回復したばかり。 ホッとしているが、この治療費が↑↑だった(保険かけておくべきだった)。

 あれやこれやであっと言う間に50万円を軽く越える出費で、”不意打ち” とは正にこの事でした。

 自分は何も “悪さ” していない筈なのに “神も仏もおられない” みたいで(⇔自分は無宗教派なので文字通りなのですが (>_<) )、年金生活家庭にとってこの夏から秋口にかけては “げんなり&ぐったり” です・・・トホホ


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20181008:本庶特別教授のノーベル賞受賞報道を観て [ただの私見]

 ノーベル賞の中でも人類に直接的な福音をもたらし得る “生理学・医学賞が最も価値がある” と想うヒトは多い筈だ。 またもや我が国の研究者が受賞した事は誠に喜ばしいし、誇りでもある(私らの国の近くには科学分野受賞歴皆無国が沢山ある)。

 がんを “免疫” の力で治療する・・・いまやTVの多くの番組でその仕組みを解り易く説明して貰える時代だが、ほんの30年前迄の学問&医療の世界では “確証の無い民間療法” と見下され、嘲笑され、無視され、冷遇されていた・・・と聴いている。

 本庶特別教授の特異希な “才能”、その様な異端の研究を認めた京都大学の学問の府としての “見識”、大手製薬企業が目もくれなかった分野にも関わらず小野薬品工業という小さな製薬企業が共同研究を続けた ”勇気” こそ、注目し、褒められるべきだ。
 どれ一つ欠けても新薬開発にはこぎ着けなかったのではなかろうか・・・とさえ想う。

 海外で認められてから慌てて取り組む・・・今回の免疫チェックポイント阻害剤も例外では無かった。
 小野薬品工業からの共同開発提案を “断った” 国内全ての大手製薬会社の開発担当部門長のお顔が見たいもんです。
 新薬開発は極めて成功率が低いと決め込み、成功した様だったらその時に “買収” でもしたらいいやって、 “ボーっと” 勤めていたんでしょうかねぇ (>_<)

ついでに:
 生理学・医学賞は特別だと想うものの、TVは何でこうも日本人受賞なるか ”だけ” に関心を持って報道するのだろうか。 恐らくは自ら判断出来ないので、誰も否定出来ない “権威付け” が欲しいのではなかろうか。
 少し変だ。
 ノーベル賞受賞成らずとも立派な研究開発は多数ある筈だ。

加えて:
 “免疫療法” がにわかに騒がれる様になった事から怪しげな民間療法を押しつける悪い奴らが出没し跋扈するに違いない。
 お互い、気をつけましょう。 

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20181007:またもや ”総合戦略”(AI) [ただの私見]

 政府は “総合戦略” がお気に入りだ。

 今度は “AI” を本格的に導入すべく人材育成に力を入れ、農業・医療・介護・・・等々の “IT” 化を進める方針との事の様だ(出自:日経紙2018年9月28日:”AI の総合戦略策定へ”)。

 結構な事だ。
 但し、”PDCA(*a) が正しく運営されれば・・・の話だが。
 (*a):P=Plan(計画)/D=Do(実行)
    /C=Check(確認/評価)/A=Action(改善行動)

 一度ブログした事がありましたが(*1)、今の政府は毎年の様に “**総合戦略” を目くらましの様に繰り出し、予算をつける。

 つまり “P&D” はやる。 勿論、やらないよりは遙かに良い筈だ。
 が、”C&A” の報告を見聞きした事が無いのは自分だけだろうか。

 結果、”P” の段階で謳われた “効果/成果” が実現されたのかどうか、自分は判断出来ない。 頼みの綱(?)とされている “成長戦略” に沿ったファウンドも “ほぼ全滅” とさえ言われている始末なので(*2)、気になって仕方が無い・・・ (>_<)

 政府の立てた政策を施策として実行する役人の世界では、キャリア組は2~3年で担当を “巣立って” 行くから、後任が “先輩のアラ” を突っつくのはしたがらないし、逆に注力すれば “先輩の功績” に繋がるので本音では身が入らない。 つまり、C&Aは “施策元では無理筋” と言うもんだ。
 それこそ専門家から成る ”第三者委員会”で ”C” を行い、”A” を指示若しくは提案する仕組みで無ければなぁ。
 更に加えれば “忘れっぽい国民性” にも大いに問題ありだ。

 はてさて、今度の “AI-総合戦略” はどうなるのか・・・どんなに金をかけても “GAFA” ( ”G*ogle/A*ple/F*cebook/A*azon” )には及ばない。 かといってほっとく訳にはいかない。
 解っていながら P&D だけはやらざるを得ない・・・こんなところだとすれば寂しい限りだ。
 やれやれ (>_<)
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過去のブログです:
(*1)20170619:国の基本方針&戦略とPDCA
(*2)20170831:産業革新機構のベンチャー投資ほぼ全滅

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20181006:少し安心?(宇宙の寿命) [雑感]

 “同じ想い” された方、おられるのでは?
 東大&国立天文台を含む国際共同研究グループの発表の事です:
   宇宙 「あと1400億年は続く」
     - 東大など 望遠鏡データーを分析(出自:日経紙2018年9月26日)

 素人向けの解説書によれば、宇宙は “無限” に続くとか、いや “有限” なんだとか、いろんな説があるらしい。 第一、宇宙の “寿命” をどう “定義” するのかさえ、学者様によって異なる様だ。

 今回のは、物質を構成する原子がバラバラになる時点を以て宇宙の終焉とする定義で、例の “すばる望遠鏡”@ハワイ島による銀河&その集団を広域にわたって精密に観測した結果を分析して得たらしい。 とは言え、正直どう解析して結論を得るのか、自分には全く理解出来ない(まぁ、理解出来なくっても少しも恥ずかしくない)。

 1400億年が “遠い遠い先” の事だとは、”何となく” 解る。
 が、どの程度遠いのか。

 宇宙の誕生と言って良いのかどうか、自分には解らないが “ビッグバン” は凡そ138億年前とされている。 太陽の寿命が凡そ100億年で、その “余命” は40~50億年に “過ぎない” らしい。

 生命の誕生からは40億年。 生命進化の頂点(?)とされているヒトが果たして種としてどれ程の期間、未来に向けて命をつないでいけるのか。 地球以外の惑星に移住していたとしても果たして1億年も持つのだろうか。
 なので、折角のご託宣ではあったが、誰が見守るのか、何を以て証明するのか、自分には解らない。
 考えて見りゃぁ、宇宙が終わるんだから見守るヒトなんていない訳だし (>_<)
 でも100億年先でなくって “良かった” りして・・・


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20181005:職場の ”英語化” [自分の事]

 海外との取引が増えたりして外国籍の方々を社員として正式採用する企業が増える中、職場とか会議での ”公用語を英語” とするケースが拡がっているらしい:
  出自:日経紙2018年9月26日
   職場の英語化 社員配慮 資*堂やホ*ダ、会議などで

 そういう時代なんですねぇ・・・
 自分の現役の頃、海外からの正式社員を迎えた本社・工場・研究所の職場は多数あったが、英語を公用語とする決まりは勿論無かった。

 自分は研究所勤務で、職場に外国人を正規の研究職として迎えた経験もあったが、おぼつかない英会話に過ぎなかったものの、意思疎通に “致命傷” は無かった。 職場の性質上、必要とする技術情報の多くは英語論文、日本語であっても概要は英文であったから議論するのにそれ程問題とはならなかったのです。
 ついでに白状しますと、外国人の方達の日本語上達の方が “圧倒的に素早い” 事も背景にあったかも・・・ (>_<)

 職場の公用語を英語と限定してしまうと、”英語が出来ないと出世叶わず” ・・・ との想いから中高年世代の “人材流出” もあったりして、運営の仕方に柔軟性(場合により日本語もOK等・・・)を持たせる等、工夫をこらしているそうです。

ところで:
 私ら日本人の殆どが英文の読み書きは世界基準で言えば上級だと想うものの、聞き取り・しゃべりが難問だ・・・と言うのが定説です。
 聞き取りは “馴れ” に過ぎないので、普段から耳に馴染ませる。 しゃべりは “恥は捨てて(←これ、最大ポイント!・・・と言われている様です)、文法に囚われずにゆっくりと”、それにいろんな場面を想定した “シナリオを自ら作成して練習” を繰り返す事 ・・・ これが自分が現役の頃に経験上獲得したした “秘訣” でした。
 が、”今” TOEIC 受けたら何点とるのか、試したくも無いのが本音であります (>_<)


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20181004:ありゃりゃっ? ”犯人3番目説” 崩れたかいな? [ミステリ三昧]

 先程、我がワイフ殿が録画ミステリーを見終わり、笑いながら 「あんたの言う “犯人3番目説(*1) は大外れ!”」。

 なんのこっちゃ・・・と聴いたら、一年ぶりの高橋英樹さん主演 “十津川警部” ものの最新作で番組表で記載されていた “出演者リスト3番目の俳優さんが犯人役ではなかった” と言う。

 先月16日(日)にTV朝日系で放送された “西京トラミス69:金沢~東京・殺人ルート” の事だ(:”西京” = 西村京太郎 & “トラミス” = トラベル・ミステリー)。

 確か土曜夜の2時間枠が無くなって中断されていたシリーズの筈だが、十津川警部ものは多数の役者さんが演じている。
 記憶が正しければ、TV朝日系では初代は故・三橋達也さん(”寝台特急殺人事件” が秀逸)⇒故・天知茂さんを経て今の高橋英樹さん。 TBS系では宝田明さん⇒若林豪さん(”日本一周旅号殺人事件”)⇒故・渡瀬恒彦さん⇒内藤剛志さん、”若い時” 編としてはフジTV系で高島政伸さんが演じている。
 が、何方が演じても初期原作のイメージとの乖離が大きい。 正直、高橋英樹さんの様に格好良い刑事ものではなかった! それを “恐れる” 自分は観ないのだが、我がワイフ殿の指摘があっては放っておけない。 早送りで観た。

 出演者リストでは2番手が高田純次さん(2代目亀井刑事役)、3番目手が “財前直見” さんだった。 キャリアから言って “過去の人間模様を背負った復讐型犯人” でなくては出演の筈が無い。
 序盤では如何にも亀井刑事を嵌める犯人らしく振る舞っていたのだが・・・犯人に関係のある人物役に過ぎず、肝心の犯人役ではなかったじゃん。 何てこった!

 早見でしたが、何でああも何回も十津川警部・亀井刑事は金沢へ出向かなければならんのか・・・理解出来ないし、それにわざわざ財前さん程のキャリア女優でなくともストーリは成り立つよ・・・とさえ想ったりしました ・・・ (>_<)

ついでに:
 序盤に映し出されていた北陸新幹線 “グラン・クラス” 車内は素晴らしい! 一度は乗車経験したいもんです!
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(*1)
 20170301:ミステリの連続殺人事件に関わる "お笑い一考察" ①
 20170301:ミステリの連続殺人事件に関わる "お笑い一考察" ②

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20181003:コーヒー’2050年問題 [雑感]

 未だに異論をお持ちの学者先生がおられる事は承知しているが、”気候変動” は既に様々な影響を及ぼしているのが現実だ。

 私らの主食である “お米” だって、今は昔、考えられなかった北海道産に大変美味な銘柄が開発されている時代だ。 地元の国大が中心となった研究機関等が、気候環境が昔程は厳しく無くなった地域に限ってだろうが、適した品種へ改良してきた努力の賜・成果と言って良いのでしょう。

 大分前、地元国大農学部の教授に耳打ちされた事だが、**ヒカリとか**ニシキといって大方の日本人お好みの銘柄だって、出始め頃の籾では今では育たない(水温が高すぎ等)、それなりの品種改良が進められていて、厳密に言えばプロトタイプとは遺伝子配列が変わってきている・・・との事です。
 ”品種改良” とはつまるところ、そういう事であって、意図的に多種からの遺伝子を導入する所謂 “遺伝子組換え品” には反対される方々も品種改良品については無言なのが不思議と言えば不思議。

 同じような取り組みが “コーヒー豆” の世界で拡がっている様であります。
 豊かな香り・まろやかさを含むほろ苦さ・・・等々、自分もコーヒーが好きで(*1)、毎日の朝食には欠かせないし、午後の一杯も待ち遠しい一時なのだが、今やコーヒーの栽培・供給に関わる業界では “2050年問題” が真剣に危惧されている:
  気候変動 コーヒー豆危機
   (出自:日経紙2018年9月21日朝刊企業2紙面)

 コーヒーの栽培地は所謂 “コーヒーベルト地帯”(北緯25度~南緯25度)に限られるが、近年の気候変動によって生産適地が減少し始めているそうな。 このままの傾向が続けば2050年にはコーヒー豆の70%を占める品種の生産地が “半減” してしまうと言われているらしい。

 これはえらいこっちゃ!・・・と言う訳で、栽培業者・焙煎業者・大規模チェーン店舗を世界で展開する供給業者等がこぞって “気候変動に強い品種” への改良に取り組んでいると言う。

 勿論ゲノム編集技術を駆使した取り組みも精力的に進められているのだろうが、効果を迅速に見極める “加速試験方法” の構築も必須だと想う。 とすればこの種の試験法の構築は我が国の研究者の比較的得意とする分野の筈だ。 是非とも貢献して欲しい。

 本来は人類全てによる気候変動を収める努力が必要なのだが、残念ながらそれは期待出来まい。
 2050年と言えば今から30年余、自分がいない世界の話だが、コーヒー好きのヒト等のためにも是非とも品種改良・改変に成功して欲しい・・・ものです。

 ・・・と言う訳でブログ原稿を仕上げたので、お好みコーヒーを湧かしにキッチンへ移動する事ととします。
 今日は気分が良いので “モカ” 辺りを中心にブレンドしてみようか (^^)/
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(*1) 過去のブログですが・・・ “20180420:コーヒー2題

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20181002:学会&委員会 ”完敗” ②(地震予知) [ただの私見]

 関東大震災(1923年9月1日)を経験した日本の地震学は、以後世界でも先端を行くと聴いている。

こんな事があったそうな:
 関東大地震に関して “相反する予知” をしあった地震学者の師弟がいた:
  -A:今村明*氏(1871年6月14日-1948年1月1日):発生を予知
  -B:大森房*氏(1868年10月30日-1923年11月8日):Aの師
      Aの発生予知を “完全否定” し、Aを “誹謗中傷” したとされている

 今は大昔、この地震予知エピソードとして両者の確執を映像化し、実際に発生してAが “不謹慎” ながらも感涙した場面を報じた再現番組がありました。
 よく覚えていますとも。

それでも地震予知は難しい:
 我が国には確認されているだけでも2K以上もの活断層があって、特に要注意クラスを “主要活断層帯” として巨大地震発生に留意しているものの、自然は予測の “裏” をかく様に、
  -北海道内地震(この9月6日)
  -大阪北部地震(この6月18日)

 更に過去に遡れば
  -東日本大地震(2011年3月11日)
  -岩手・宮城内陸地震(2008年6月14日)
  -能登半島沖(2007年3月25日&1993年2月7日)
加えて
  -新潟県中越地震(2004年10月23日)

と “予想外活断層起因大地震” が発生しており、監視対象の活断層帯で生じた地震は一昨年(2016年)4月14&16日の “熊本地震” に留まるに過ぎない(以上出自:日経紙2018年9月20日付け朝刊総合1紙面)。
 が、これとても結果としては予知出来なかったうえ、14日地震を本震と捉え、同じ強度の地震が16日に発生する事も予知出来なかった事は記憶に新しい。

 活断層のズレは10**2(=100)~10**3(=1000)年単位で発生するとされ、主要活断層帯の観測・監視が始まって20年程の今の時点で高い精度の予測・予知を求めるのは無理・・・が正直なところだとも言う。

 また、活断層と言ったって、地下大深度にある奴は観測されないだろうし、首都圏の多くは地表は舗装されてしまっていてこれも観測されないので、未発見活断層由来の地震は予知のしようがなかろう。

 出自記事に依れば、政府の地震調査委員会が国内地震研究を束ねるとされているが、実態は大学・独法・気象庁等の取り組みはバラバラで、各成果を国の防災対策には活かされていないらしく、また当然な事に地震学者だけで防災施策を整備出来る筈も無い。

 総括する超強力な司令塔が必要なのに、私ら国民はどんな防災を心がければ良いのだろうか。
 出来ているのは災害列島に住んでいる “覚悟” だけとは・・・
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(*1):20170910:学会 ”敗北” 宣言?(地震予知)


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20181001:都市圏私大入学定員 ”制限” の愚かさ [ただの私見]

 地方創生の一助として各県知事等の “強要” に文科省として応えた所謂 “地域大学振興法”(成立:2018年5月)は、私大が入学定員を超えた場合には2019年度以降 “助成金減額” とする法律だ。

 対応するかの様に私大側は募集員数を↓した結果、三大都市圏(首都圏+名古屋+関西)における私大の 入試倍率は↑↑ & 定員充足率は↓した。 その為、”定員未達” ケースが起こって “追加合格” が頻発、大学側・受験生側の現場で混乱が拡がってしまっていると伝えられている。

 これをうけて文科省は助成金減額措置を来年度は見送る事としたそうだ:
   出自:日経紙2018年9月20日(朝刊・社会面)
    “私大の入学定員超過罰則 「助成減額」 追加見送り - 文科省”

 この法律では、地方受験生を地元大学に入学させ、地域振興の担い手にしたいとの想いから大都市圏私大への入学を制限させる事が “恣意的” に意図されていた。

 政府の “有識者会議”が提言した建前になっているが、実態は各県知事の政府への強い要請が背景にある。 それに加えて、本当に有識者足る人材が集められたのか、文科省の言いなりになる識者ではなかったのかと自分は極めて疑問に想う。

 “何故受験生は大都市の大学を志望するのか”、これについては私見をブログしておりますので(*1)、ここでは繰り返さない。

 各県知事はもとより文科省には、凡そ50万人ほどの受験生の内80%弱が三大都市圏大学に入学している事実を直視し、分析して欲しいものだ。
 そこには確固たる理由がある。 建前論ではなく、”受験生の本音” を正面から受けて欲しい。 そこから出発しないで地方創生があるのだろうか・・・と自分は想います。
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(*1)20170825:都内の大学定員規制・・・それでも若者は東京へ


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