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20181101:タトゥ・・・”入浴” 受け入れるかどうか [雑感]

 正直、難しい問題だ。
 来年に迫ったラグビーW杯2019日本大会の試合開催市の一つである釜石市で、大浴場のある旅館・ホテルタトゥ(入れ墨)客を受け入れるかどうかで “困惑” しているとの事だ(出自:日経紙:2018年10月25日)。

 全国の旅館・ホテルの内、凡そ60%弱がタトゥ客の入浴を断っているのに対して、容認派は30%強だったらしい(残り10%前後の詳細は不明;以上2015年観光庁調査)。

 一方、過去に開催されたW杯開催国・地域に対しては、大会運営国際ボードは公共プール等使用時にはシールとか下着で隠す様に選手等には要請していた様だ。

 タトゥは大昔からの人類の “習わし” の一つとされ、我が国では “埴輪” でも確認されていたし、海外では有名な “アイスマン” にもタトゥが認められたと記憶している。

 戦前(と言っても、自分を含めて知らない方々が殆どだろうが)タトゥは刑罰の対象だった。 戦後は専ら “特殊な方面” の方々が入れていたに過ぎない。

 だもんで、今の我が国ではタトゥに対しては違和感を抱く国民が多いだろうが、どっこい、おしゃれ感覚で捉えて抵抗感を持たないお若い方達が多くなっているそうだ。
 そう言えばこの間開催されたサッカーW杯の試合でも、腕にタトゥを入れている海外選手が大勢いたし、お若い方達は見馴れているのかも。

 タトゥを入れるのを風習・習慣としている民族も現に存在する事だから、自分等の違和感だけで判断する訳にいかず、試合開催現地側では困り果てていると言う事らしい。
 日本大会組織委員会の方で方針を出さない事には開催現地では対応の仕方に困るだろうに・・・
 “さすが” ・・・ と言う様な、今後の見本となる様なガイドラインを考えて下さいなっと。

全く余計な事なんですが・・・:
 我が国推理小説の世界で、本格モノとして “日本家屋に密室” を構成させた作品があって、それが故・高木彬光氏:”刺青殺人事件” だ(”しせい” と読ませる)。
 ここでは刺青、即ち入れ墨を “皮膚をキャンバスとした芸術作品” 視する人物が登場する。 少しキワモノがかっているが、我が国推理小説史上では欠かせない作品とされています。


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