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20181203:”廃橋”(はいきょう)・・・ [雑感]

 こんな “用語” があるとは知らなかった(ワープロ辞書にも載っていない):
   日経紙:2018年11月25日:
     老朽で 「廃橋」 全国で137カ所 - 改修断念、地方多く

 国交省が調査したところによると、過去4年間の点検で老朽化が激しいとされた橋の総数は539ヵ所あり、その内、自治体が利用者数の激減もあって改修を断念して撤去・廃止する総数が137ヵ所とか。

 その多くが管理する自治体が予算難から点検・メンテをしてこなかったせいらしい。
 どんなに利用者が少なくなったからといって橋が無くなったら困るよなぁ・・・なんて言うのはそういう現場を知らない第三者の立場だから・・・とは想うが。

 自分の住んでいる所の近くには交通量・利用者数の多い橋が2カ所あり、ウォーキングで利用する橋は時に5ヵ所を越える(橋を目安にして歩くので)。 おまけに新しく完成した橋さえあるくらいだ。

 人口が集中する自治体では利便性を求める社会インフラが整備されていき、寂れる地域/自治体では荒廃に向かう・・・
 これって、どこかで似た様なのを見たか、聴いたか、読んだりした事があったぞ。

 ・・・想い出した。
 米国のかっては重工業で栄えた地域の事だ。 今や海外との競争で敗れ、廃れ、錆び付いてしまった(”rust=ラスト”)ベルト地帯の実情を晒し、“プア・ホワイト” の救いようのない絶望を綴った本の事だった(:金成隆一著:”記者、ラストベルトに住む”)。

 置き去りにされた地域・・・自分には出来る事は何も無いけれど、何処か重なる “何か” を感じます。

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