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20190306:いつかは? ・・・ ”AI” が ”神様” に? [ただの私見]

 いつかきっと登場するに違いないと想っていた “AI-搭載仏像型ロボット” ・・・ やっぱり!

 2月23日に “高台寺”@東山区(京都市)に説法を解く “観音様” としてご披露された。
 “マインダー” と名付けられ( ← その “謂われ” は想像がつくところですが・・・)、人型ロボット(いわゆる “アンドロイド”)研究者として余りにも有名な石黒浩教授@大阪大学の研究室が主導して設計製作されたとの事だ:
  日経紙:2019年2月24日付け朝刊社会面:
    ”アンドロイド観音が説法”- 京都・高台寺 阪大などと製作

 なんと写真付き。 穏やかなお顔つきだ。

 我が国では “AI-搭載仏像” がいつかは・・・と想っていたのは、素人向けの読み物:
   岡本裕一朗:”人工知能に哲学を教えたら”
     (SB新書版;2018年9月15日付け初版)
を読んでいたからに他なりません。 

 この書では AI に関わる諸疑問:
  ① “倫理” を教えられるか
  ② “認知” は可能か
  ③ “アート” を理解出来るか
  ④ AI にとっての “幸福” とは
  ⑤ “仕事” を奪うか
  ⑥ “神” になるか
  ⑦ 人類を “滅ぼす” か

について “易しく” 解説してくれているのだが、⑥でまさにネットワークを介して繋がった “智&知を網羅的に搭載して最強となった AI” が人間のあらゆる悩み相談に答え得る存在となったあげくの果てに “神になる可能性” を論じているのです。 著者は "哲学者" ですので、勿論 "神とは" についての定義を論証してからの解説なので、素人でも理解出来た訳です。

 でもって、読んでいる最中に、古今東西の宗教のあらゆる経典と数多くの説法を収めた AI なら神様になれるんじゃぁ・・・と想ってしまっていたのです。
 更に、仏教の様に仏像を拝む宗教であれば、仏様の形態を模したアンドロイド型としてはどうか・・・なんてぼんやり考えていましたが。


 驚きました。
 こんなに早く観音様の形で歴史あるお寺さんに登場するとは。
 これからいろんな経験を積んで学習強化に努め、どんなお坊様よりも上手にお経を詠み、賢い説法をされる様になる・・・可能性大かも。
 その時、”お坊様の役割” はどう変わっていくのか・・・興味深い課題ではないでしょうか?


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