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20190327:どちらが ”正しい” のか(経済専門家の景気ご託宣) [雑感]

 今の日本は、2012年12月以降続く “戦後最長” の景気回復期だそうだ。
 と言っても、現役を引き、年金と預貯金切り崩しで生活を送っている自分等夫婦には景気の善し悪しは解り様が無い。
 “ステルス値上げ”(*1) に反発して細やかに抵抗するものの、介護保険やら何やら天引きが増える一方で年金の実質収入は減るばかり。 でもって預貯金は崩す一方だ。

ところが:
 こと景気に関しては予測はもとより “現状分析でさえ専門家の見解は一致しない”。
 いつも年初にいろんな分野の先行き景気の予測が掲載されるが、”検証” した事あるんだろうか。
 各分野ご専門の経済有識者/学識者、つまりは所謂 “エコノミスト” の予測採点表なんて見た事無い。 予想が外れたって “想定外” の環境変化があったから・・・って言い訳はいくらでも出来るからかな?

そんな折も折:
 日経紙2019年3月20日付け朝刊経済紙面には “景気の現状、どう見る” と題して二名の著名なエコノミストの相反する見解が紹介されていた:

 即ち、
 A:愛宕伸康氏(岡三証券・チーフエコノミスト):
  - 1~3月停滞は一時的である。
  - 景気後退のタイミングは五輪後2020年後半が最も危険だ。

 B:永浜利弘氏(第一生命経済研究所・首席エコノミスト):
  - 景気の 「山」 は昨秋、後退局面に。
  - 五輪需要はピークを打っており、消費増税もあって先行きは明るくない。

 A氏は日銀入行を経て2015年12月から現職(54歳)。 一方のB氏は第一生命保険入社を経て現在所属機関へ移動。2016年より現職(47歳)。
 経歴から見てA氏は政府/内閣府寄りの見解しか取れないだろうし、B氏は若手・民間の立場からの遠慮無しの判断と解される。

 いやはや、これだけ真逆の現状分析を名のあるエコノミストが全国紙で公表しているんだから、お二人の名誉(?)/栄誉(?)がかかるかも知れない。
 今秋頃にはどちらに軍配があがるのか解るでしょうから、全くの知識の無い自分であってもフォロー出来ると想います。
 半年後にブログでご報告させて戴きましょうっ!
 てへッ!
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(*1):一年近く前に投稿したブログです・・・
   ”20180412:”ステルス” 値上げ