SSブログ

20190506:電力会社 - こんな現場の方も [雑感]

 電力会社は国の基盤中の基盤を構成する企業群の一つで、国の支援も多岐に渡っているが、最近は3.11の福島原発汚染土壌の最終処分が定まらないし、西日本側で再稼働された原発のテロ対策施設整備が再開条件であった期日迄に間に合わない可能性が浮上してきていて、会社側の延期要請を規制委員会は受け付けない等、決して明るいとは言えないニュースが多い。

 その中で現場ではこんな “心温まる” 事もあるんだと言う記事に出会ったのです:
   ”人工呼吸器 - 命つなぐ共生社会への扉
    (日経紙:2019年4月27日付け夕刊:囲み記事”モノごころヒト語り”)

 多発性硬化症によって人工呼吸器を使用しているFさん(東京在)の経験が紹介されていた。
 昨年秋、大型台風が東京を通過した時、Fさんの住む地域が午前1:30頃から停電となってしまったところ、1時間後に東京電力の社員の方が “発電機” を持参して駆け付け、事なきを得た。

 Fさんが人工呼吸器使用者であり、瞬時に切替可能な自家発電装置を備える事は難しい事から、災害時支援の手立てを話し合ったのは3.11震災翌年の2012年の事で、それから6年間は何事も無かった後の今回の支援出動だったと言う。

 駆け付けた社員が6年前の話し合いに加わった当事者だったのか、引き継ぎ事項をきちんと受け継いだ方だったのかは不明だが、”よくぞ取り決め事を守って下さいました” ・・・と非当事者ながら感謝せずにはいられない。

 悪評しか伝わってこない東京電力経営陣であっても現場には真摯に勤めている方々がいる・・・と言う事で、ホットしたのが正直な気持ちでした。
 経営者側もこう言う方々なら良いのだが・・・

因みに:
 “テロ対策” の中で最も厄介なのは最近では “ドローン兵器” ではなかろうか。
 一機・二機なら捉える事も可能だろうが(*1)、今や米国とか中国では “1K機” を超えたドローン群が自ら自律的に戦術を立てて攻撃する事が可能になっていて、こうなると ”防御は不可能” とした記事があった。
 電力会社経営陣に “甘えの体質” は許されない時代・・・と言う事ではなかろうか。
-----
 (*1)20180813:恐れていた事が・・・(ドローン兵器)


共通テーマ:日記・雑感