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20190602:プラ製品見直し [ただの私見]

 所謂 “マイクロプラ問題” とか “海洋汚染” 等をきっかけとしてプラスチック製品を見直す動きが “急っぽい”。
 プラ製レジ袋を有料化してマイバックの普及を図るとか、これ迄のプラ製を紙製へ置き換えるとか、環境省や製紙メーカーの取り組みが頻繁に新聞・TV等で伝えられる様になった。
 一向に無くならない過剰包装とか “過度なプラ製品” 等、見直しは大いに結構だ。

 全くの年寄り個人の考えだが、ここで言う過度なプラ製品の例として書籍などの輸送に使われるようになった “プラ製封筒” も一例として挙げておきたい。
 紙製であれば、古紙として分別回収する仕組みが出来上がっているし、こまめな人はバラして裏側をメモ用紙として再利用した上で古紙として廻すだろう。

 今では多くがプラ製封筒となって、先ず開封が面倒、使用済みプラ製品として分別排出したとしても宛名部分は紙ラベルで貼り付けられていて素材へのリサイクルには適さず、結局は他のダーティーなプラ製容器包装類と一緒に焼却処分されるのが殆どだろう。 封筒をプラ製にする必然性は実質無い・・・と常々想っている。

 自分は現役時代、素材メーカーに勤めていたので、あらゆる商品・部品・部材のプラスチック化が精力的に取り組まれていた実態を目の当たりに見てきている。
 素材メーカー側が用途拡大にやっきとなる意気込みは痛い程理解出来るが、いまや無理して “恣意的な需要” を産み出そうとする時代ではなかろう。
 石油は有限資源・・・たとえプラスチック原料としての利用はたいした事では無いにせよ、本当に適切な所に使いましょうよ


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