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20190831:”NHK受信料” 問題を考える [ただの私見]

 先の参議院選挙で受信料を支払った人だけがNHK放送を受信する “スクランブル方式” を主張する党( ”N国党” と略称される様だ)が比例区で当選している。
 正直申し上げて自分にはその主張が何を意味しているのか解らずにいた。

が:
 最近 “ちょこっと” だけ考える様になった。
 きっかけは “これは経費で落ちません” (金曜日夜半;全10回)だ。

 第5回(8月23日)迄は現役時代を想い起こしながら観ていたが、第6回(昨日)になって例の “嘘つき女性タレント”(ベッ*ー)が出演しているのを観て、すぐさま以後は観ない事にした。

 自分は何事であれ “嘘をつく公人” を許せない、つまりは “ワンストライク・アウト” と考えるタチだ(自分は、芸人・タレント等は “私人” ではなく “公人” と捉える立場です)。

 民放番組であれば、彼女が出演する番組を観ない、そのスポンサーの商品を買わないとか、CMであればその商品には手を出さない・・・等で主義を通せる。

 が、NHKの場合、それが “出来ない”
 番組を観る/観ないに関係なく、受信機器を持っていればNHKへ受信料を払わなければならない事に法律上なっているからだ。
 半ば強制的だ。
 理由は “国民の皆様への公共放送” と言う建前だ。

確かに:
 災害情報とか政見放送の様な緊急性とか公共性の高い情報の放送は必要だが、NHKが放送する番組が全て緊急性/公共性に富んだ性格のものかどうか、極めて疑問だ。
 データー放送については民放に比べて内容がはるかに充実している事は事実だが、民放のパクリじゃぁないかと想う番組も多々あって、何故民放と張り合う様な番組を作るんだ・・・と想う。

これ等を踏まえると:
 NHK受信料については
  方式A:従来通り
or
  方式B:番組ペイ方式
   - 基本料(受信機所有者全てが等しく負担)
   - 番組毎のペイ受信(観た番組に対してだけ対価を払う)

とする方式の方が合理的だと考える。

 方式-”A” または ”B”の選択は受信機所有者の自由意志で決める事とし、方式-Bの基本料金には公共性の高い番組製作経費、及び基幹システム維持/開発経費を折り込む事とすれば、公共放送としての機能を維持出来る筈だ。
 何処よりも多数のチャネルを持っているが為に、それを埋める為に製作された番組だらけ・・・って感じるのは自分だけではなかろうて。

 直ぐにシステム構築が大変・・・との異論が出そうだが、個別番組毎のペイは受信機毎に機器番号が特定されている筈だから、技術的に困難なシステムとは想えない。
 実際、観たい番組のオンデマンド方式が既に実現され運営されている。

 N国党の主張する受信料 “支払う/払わない” の “All or Nothing” ではなく、公共放送機関として成り立ちゆく基本料金だけは受信機器所有者が等しく分担し、他は観たい番組だけペイ受信すれば良い・・・と言う考えが基本だ。
 個別番組については、一定量以上受信/録画していればペイ義務が生ずる等々、細論はいくらでも議論出来よう。

とにかく:
 受信者側の選択自由度が皆無の現行方式は、これだけ ICT(情報通信技術)が革新を遂げている現在、無理筋というものだ。
 思慮が薄っぺらな自分は、たかが嘘つきタレントの番組出演が気にくわないものの、何ら対抗手段を講ずる事が出来ない現方式に “?” & “苛立ち” を感じた次第です(プンプン)。

 今は銀行口座自動払いにしているが、早速取り消して来年度からは来宅して貰おう・・・と、些か "しょっぱい" 思い付きを考えたが、これは集金する方の工数を増やすだけなので実行は止めとこう。

因みに:
 自分にとっては、チコちゃん、ブラタモリ、ニャン歩き、ラグビー、記録/探報、一部の洋画/邦画、N-響辺りしかペイしたくない・・・が本音です。
 恐らくはNHKが放送する全番組の1%にもならないし、99%以上の番組はペイして迄も観たいとは想わない・・・そんな感じです。


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