SSブログ

20191101:藪睨み ”ハカ” 考(@イングランドvsニュージーランド戦) [ラグビー]

 本日はラグビーW杯2019日本大会 “3位” 決定戦(ニュージーランドvsウェールズ)が開催される(@アジスタ@東京)。
 が、どちらも3位を目指して来た訳では無いから、W杯の経験を積ませる為に若手主体の “消化試合” になる事だけが懸念される・・・そんな事の無い熱戦を期待しています。

さて:
 ニュージーランド( NZL )代表は優勝候補筆頭に揚げられていたが、10月26日の準決勝戦であのE.ジョーンズさん率いるイングランド( ENG )に為す術無く惨敗した。

 正直、多くのファンは NZL の勝利を予想していた筈だが、この日の ENG は入念な準備をしてきた事が素人にも解った。
 E.ジョーンズさんは “対戦が予想された2年半前から準備をしてきた” ・・・ と言っていました。

 スクラム(キックオフと同時に全力疾走)やラインアウト(人数をかけない)、更にハイ・パント等も NZL の裏をかいて出鼻を挫く戦術が随所に見る事が出来ました。
 あのNZL の選手等がどうしたら良いのか、一瞬一瞬でしたが “迷っていた” のが印象的でした。

それにしても度肝を抜かされたのは:
 キックオフ前の恒例の NZL による “ハカ”(要するに “闘いの雄叫び”・”鬨の声”)が披露される間、相手側は為す事無く只見守っているのがこれ迄の見馴れた光景だったが、この日の ENG は キャプテンを頂点とした “V字” 形をとってハカ陣形の NZL 代表選手等を “包囲” し、”威圧” するかの様な形で迎えたのだ・・・初めて見ました。
 これには NZL 側は面喰らい、少し “動揺”(?)してたのだろうか、開始早々に ENG のトライが生まれ、以後の流れを方向付けた印象です。

ところで:
 ENG の “V字対応” には賛否両論が渦巻いている様だ。
 “ハカ” が相手に “敬意” を表した民族舞踊なのに “礼を失した対応” だとする意見が非難側だ。

が:
 ハカを通して舞う方は気持ちが高まり、戦意が否応なく高まってくる一方、相手側はそれが終わる迄待つだけしか無く、”フェアではない” とする意見もあるそうだ。

 自分も昔からそう想っていたので、この冒頭のシーンを観た瞬間、E.ジョーンズさんが何か企んでいる・・・と感じましたが、試合展開は正にその通り “一方的” で、終盤の自陣ゴール前でのマイボール・ラインアウトの際のサイン・ミスでトライを許しただけだった。

 明日の決勝戦、対南ア戦でどんな戦法を採るのだろうか。
 一次リーグでは NZL が難なく南ア戦を制したが、だからといって一方的に ENG が有利・・・とは必ずしも言えない。
 明日が楽しみです。

共通テーマ:日記・雑感