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20200630:働くシニアの労働観 [雑感]

 考えさせる記事だった:
   ”働くシニア 日本は24%
  (日経紙:2020年6月23日付け朝刊・働き方イノベーション紙面)

 日本のシニア(≧64歳)は国際的に見ても良く働くそうで、
  トップ:韓国≒32%
  2位:シンガポール≒27%
  3位:日本≒24%
  4位:米国≒20%
  ・・・
  8位:ドイツ≒7%
  9位:フランス≒3%

だったとか(労働政策研究・研修機構調べ;2018年)。
 韓国シニアが断トツだった事も驚きでした。

 我が国の場合、背景としては、"再雇用制度" の普及とか、 "減額一方の年金" の補い等が指摘されている。

が:
 更に "労働観" の違いがあって、欧州では
  「(退職金+年金等で)生計の糧が確保出来ているのなら
  歳取って迄働きたくは無い

のが普通で(それにしては米国シニアは働く方だが・・・)、これに対して我が国では
  「仕事とは単にお金を稼ぐ手段ではなく、人や社会との繋がり
  を得るもの

との考えがある・・・との指摘だった。

 この事とどれ程の関連性があるのかどうか、近江商人@江戸時代の商いの原則として "三方良し":
  "売り手良し" / "買い手良し" / "世間良し"
との考えがあって、幅広に捉えれば今の今、米欧で盛んに言われている "ESG"(環境/社会/企業管理)投資の考え方ともつながっているとも言えそうだ:
  ”株主資本主義からESG優先へ
  (日経紙:2020年6月19日囲み記事、執筆者名="逗子")

 良く言えば、我が国の働くシニアには "社会貢献" の意識があるとも言えるし、裏を返せば、米欧の "クラブ" の様な "密な繋がり" を持たない孤独を抱えているとも言えそうだ・・・だから "精々昼カラ程度が流行る" 訳って言って良いのかな。

 気が進まないながらも後期高齢直前迄も働き、未だにボランティアまがいで業務を引きずっている自分には、どちらが良いのか解らない。
 まぁ、昼カラと大して変わり様が無いけど "居酒屋交遊圏" があるから "クラブ無し" でも良しとしておこうか(但し "巣ごもり" が続いているのでご無沙汰だ)。


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20200629:”Cop Hater”( ”警官嫌い” ) [雑感]

 今も続いている米国の人種差別反対デモは "歴史の浄化"( ← 海外紙) へと対象が拡大しているとの報道だ(転載:日経紙2020年6月17日)。
 黒人奴隷を使用していたとして特定の歴代大統領の像や奴隷制度擁護の立場をとったとして南北戦争時の南軍将軍像とかが倒壊されたり、撤去されたりしている。
 この動きは大西洋を越えて英国へ渡り、奴隷貿易で巨富を得た商人等の像が倒壊されたりしている。
 いずれも高校の西洋史教材辺りでお目にかかっていた人達だ。

が:
 多くの人の犠牲を経て確立された今日の "通念" で歴史を浄化する事の "是非" については、自分は正直解らない。
 "遠い海の先の出来事" の眼で観れば "行き過ぎ" の観無くも無い。

ところで:
 件の人種差別反対デモは、白人警官による黒人圧迫 "殺人"@ミネアポリス市が端緒だったが、白人警官への "反撥"/殺害された方の "追悼" がデモの主体だった当初の段階で、自分は直ぐさま
  エド・マクベイン:"警官嫌い"

を想い出した(このブログをご訪問戴いた殆どの方々からは "何とノーテンキなっ! 馬鹿もん!" とのお叱りを受けるでしょうが ・・・ (>_<) )。
 例の警察小説:"87分署シリーズ" 第一作(1956年)として余りにも有名だ(手持ち:ハヤカワ・ミステリ文庫・井上一夫訳編・1976年4月30日発行版)。
 ここでは架空の市( "アイソラ市" ← NY市を模している )が設定され、分署警官の人間模様が秀逸に描かれているのだが・・・

 1950年代は今よりも人種差別は遙かに生々しかった筈だが(;因みに、"公民権法" が成立したのは1964年=J.F.ケネディ大統領(当時)暗殺事件の翌年)、時代が変わり、犯罪の多様化/悪質化が進み、犯罪者が限り無く増え続けているとは言え、警官が容疑者の首を押さえ続けて死に至らしめる様な事が起こるとは・・・
 余りにも殺伐とした光景に身震いする程だ。
 加えて、つい最近の報道によれば、デモ側は "(白人主導)警察機構の改革" も主張している。
 マクベイン(2005年7月6日没。享年79歳)なら、こうなっちまったアメリカ&警察社会をどう描くのだろうか。
 見聞きする事無く彼岸へ旅立ってしまったのがかえって・・・とさえ想ってしまうのです。

ついでの蘊蓄:
 同じシリーズの第10編:"キングの身代金" が
   黒澤明監督:天国と地獄(東宝作品)
  (出演:三船敏郎&仲代達矢&黒沢組面々)
で、原作を上回るとも評価されております。




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20200628:”富岳:世界最速スパコン” の記事を読んで・・・ [ただの私見]

 富士通が開発・製作し、理研が活用主体となっているスパコン "富岳(ふがく)"が計算実力世界一位になったそうだ。
 久し振りの快挙で、素直に喜ばしい。
 そこで、当方が最初に投稿したブログ(2016年12月5日付け)の主文をここに引用させて戴きたい。
 主旨は変わり様が無いからであります(以下、赤文字=今回加筆):
-----
 日経紙(2016年12月1日付け)によれば、富士通が開発・制作したスーパコンピューター ”オークフォレスト・パックス” の稼働が2017年4月から本格化するらしい。
 演算速度は2京5千兆回/秒で、”京”(理化学研究所設置)の2倍相当(富岳=41京5千兆回/秒)。
 使用者は東京大学+筑波大学(理化学研究所)で、東大柏キャンパス(柏市)内に設置し(理研ポートアイランド)、大学・企業の研究開発に活用されると言う。
 制作費+5.5年リース料は凡そ72億円(≒13.1億円/年≒1.1億円/月≒360万円/日)で ”京” の1/10とか(開発経費総額≒¥1,300億)。
 商業生産されている演算処理部品(富士通開発専用処理プロセッサー)を活用して効率的な演算回路を設計・開発した成果らしい。

さて:
 演算速度は速いに超した事はないが、問題はそれを利用する中身だ。
 演算はプログラムによって実行され、プログラムは人間が書き下す。
 演算速度を速くするプログラム上の工夫はもちろん重要だが、最も重要なのは "何を演算するのか"、その "対象" と "演算論理" であり、その論理の土台となる "計算モデル" そのものだ。

 モデルの改良・完成度を高めるに当たって演算速度の向上は天気予報の精度や自然現象のシミュレーション等の分野では効果的であろう。

が:
 新たな機能の発見やそれに基づく素材・薬物・医療設計等、経験値を最大限活用する AI との連携技術に飛躍が求められ、そこには独創力豊かな人知が求められる、と考える。
 海外産の商用ソフトウェアをそのまま導入・使用して、新たな素材や薬物設計を意図しても、自然科学への理解が深く無ければ無駄な計算を繰り返しているだけ・・・の様な風景を数多く観て来た経験から、こう思わずにいられない。

 独創力豊かな研究者が、予算に縛られる事無く自由に使い、画期的な成果が生まれる事を期待したいが、公用施設利用の際には ”既定概念豊かな” 審査陣が立ちはだかっているのが普通なので、これも課題だ。

追記:
 ¥1K億を越える経費を意識してだろうか、富岳の活用を一年前倒しにしてコロナ禍対策に資するシミュレーション結果の公表が多いが、咳に伴う飛沫拡散の様子等、"素人受け/政治家受け" を狙ったタイプが多いのが気になる。

 計算科学、それも流体力学シミュレーションの経験があれば、この種の解析は富岳を待つ迄も無く、技術計算用コンピュータで実用上問題無い演算時間内で十二分に可能な筈だ。

 1~2年の内に米国&中国は100京回/秒超の演算をこなす次世代スパコンを登場させるとも言う。
 とすれば、ハードウェア開発競争よりも、"富岳ならでは" の実のあるシミュレーションを期待したいところであります。



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20200627:イアン・ホルム氏 逝く(俳優@英;”ビルボ・バギンズ”@ロード・オブ・ザ・リング) [故人を悼む]

 名優がひっそりと。
 6月19日に逝去。 享年88歳。

 一段・15行程の小さな訃報記事で知った。
 名作:"エイリアン" や "炎のランナー" で著名だが、自分には何と言っても "ロード・オブ・ザ・リング" でのホビット役(ビルボ・バギンズ)が馴染み深い。

 そこで久しぶりにDVDを取り出し3部作を超早送りで見直したもんでした。
 単なる空想物語・・・には違い無いモノの、やはり原作者(J.R.R.トールキン)の世界観が半端でなく、理解するには未だにしばしの時間を要する様です。
 黙礼。


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20200626:レーズン(干しぶどう) [自分の事]

 以下、何の意味も無い、只単に連続投稿する為だけのブログであります・・・
 m(_ _)m

 何時の頃からか "とっくに" 忘れてしまっているが、自分は朝食に
   "乾き物"
  (ナッツ類+レーズン等果物とか松の実等木の実+煮干し+ゴマ等々)

を必ず採る事にしている。
 加えてとっておきの
   "穀物酢+胡椒+オレンジジュース"
のカクテル。
  バケット(棒パン)
を主食にして、日替わりで
  ハム or ソーセージ、
  卵焼き(目玉焼き or スクランブル or 茹たて)
  +前日残りの野菜サラダ。
あと、乳酸飲料、最後にコーヒーって感じだ。
 歳の割には分量に不足感は無い。

が:
 最近、やはり "" と "気象" と、もしかしたら気疲れする "コロナ禍" のせいだろうか、自我流筋トレとかウォーキングの負荷が数年前と比べて重く感じられる様になり出した。

 それでもって、その際には "細切れ板チョコ" か "レーズン" をひとつまみ持参する事にした。
 途中の一休み時に採ると、速攻、エネルギー注入効果か、残りのノルマがすこし楽になった様だ。

 BSTV’CMで毎日の様に紹介されている筋肉サプリメントは興味はあるが高価過ぎて決して買う事はありません。




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20200625:あれは何だったのか(”白い気球”@仙台上空) [雑感]

 もう一週間程も前になる17日(水)早朝に福島県から宮城県にかけて発見された白い気球体は、正午には仙台市上空(≒2~3km)に到達し、TVニュースでも紹介され始め、ちょっとした "騒ぎ" になった。
 気象観察用との説が多かった様だが、気象庁からは該当無しとの事で、結局は "正体不明" のまま偏西風に押し流される如く東方上空10数kmへと消え去った(高度11kmで巡航中の旅客機パイロットの撮影映像が紹介されていた)。

 正に "UFO"(未確認飛行物体)だった。
 我が国西方の隣国からの飛来物かも?・・・ってな説も飛び出し、一時の話題となった(だとすれば、仙台市上空高度が低過ぎるか?)。

 UFOとくれば "宇宙人" ・・・ それも人類と敵対する宇宙人映画が多い中、友好的と言うか、非敵対的な宇宙人を描いたSF映画にはS.スピルバーグの "ET"(公開:1982年) が余りにも有名だ。

が:
 自分は、頭脳を持った小っこい円盤(?)がNY市のスラム街に紛れ込み、地上げ屋に立ち退きを迫られるおんぼろアパートの住民との "心温まる" 交流を描いた小作品:
  "ニューヨーク東8番街の奇跡"(公開:1987年)
の方がお好みだ(製作&総指揮:S.スピルバーグ)。

・・・と想いながら、この白い気球騒動をTVニュースで観ていたのですが、何と19日(金)のBS日テレで密かに放映されていた。
 これには余りの偶然に驚いた次第でした。

 それにしてもあの白い気球は一体全体何だったのか・・・もう誰も話題にしないのも不思議な話ですねぇ・・・



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20200624:新築すると決まって ”転勤”(務め人宿命?) [雑感]

 かって務め人の多くにとって "転勤" は避けられない人事だったが、最近は会社事情も変わってきた様だ:
  ”基幹人材も転勤なしに
   - AIG社、希望の勤務地選択
   - 組織運営知恵でカバー
  (日経紙:2020年6月9日付け朝刊・働き方イノベーション紙面)

 自分の現役時代は、人材(orスキル)育成と組織活性化(新人投入によるマンネリ打破)の両面から所謂 "学卒キャリア組" の定期的な転勤は当たり前の人事だった(雇用形態 = "メンバーシップ型" )。
 が、最近は "ジョブ型" と言って職種/業務内容を選び、勤務地固定/無転勤型を採用する企業も出始めたそうだし、希望する若手も多いとの記事内容だった。

 自分は研究所勤務で、開発素材の工業化試験に際しては工業所に長期出張する経験は何回もしたが、転勤は無かった。
 今になって振り返ると工業所勤務も経験したかったかなぁ・・・との想いもある。

ところが:
 務め人も40歳代になると家庭を持ち、子供も設けて、社宅から会社補助を受けて手に入れた新築家屋へ引っ越すケースが出て来る。
 そんな時に決まって当人に "転勤辞令" が下りる事がよくあった。
 "せっかく家を持ったのに" ・・・ って嘆いても仕方がなかった時代だったです。
 それこそ能力次第なのでしょうが、無転勤型職種に魅力を感じる方々がいる事にも解る気がすると言うもんです。


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20200623:服部克久さん 逝く(作曲&編曲家) [故人を悼む]

 11日に逝去。 享年83歳。

 編曲名人と言われもされたが、勿論オリジナルの作曲も手がけておられる。
 特に、TBS系で放映された "日曜特集・新世界紀行" の
  オープニング・テーマ曲:"自由の大地"
  (1987年4月12日~1992年3月29日)

は心に染みる名曲と言えるのではなかろうか(放送期間は WikiPedia 参照)。
 この曲を聴くと、何故か "新世界より"(A.ドヴォルザーク’交響曲第9番)が頭に横切るのはどういう訳か( "調べ" は大分違うのだが・・・)。

 余裕のあった時代だったのだろう、日本生命の一社提供番組で、しかもNHK大河ドラマと同じ時間帯だった。
 最終回版は YouTube で観る事が出来る(6月14日時点)ので、想い出す方も多いのでは。
 日経紙訃報記事では、2016年11月度の "私の履歴書" を執筆とあったが、ほんの4年近く前の事なのに記憶に無いのが情けない。
 黙祷。



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20200622:とりあえずお疲れ様 - 福岡堅樹選手(@パナソニック・ラグビー) [ラグビー]

 6月14日にネット上で "7人制ラグビー日本代表" 候補からの離脱を表明。
 2020年東京五輪が1年延期となった事を受けて、かねてからの進路と決めていた医師資格獲得を目指すそうだ。
 但し "来季迄" は現在所属しているパナのチームには残ってプレーすると言う( ← うぅ~ん、正直、どう整合するのか・・・自分には解らん)。

 ラグビーW杯2019日本大会での大活躍は忘れ得ない。
 比類無い俊足を活かしてトライを重ね、快進撃の一翼を担った事は記憶に焼き付いている。

 ラグビー界にとっては "とてつもなく痛い"。
 が、お医者様目指して頑張る・・・それなら、人生の"2ndキャリア" 実現を期待しよう。
 取りあえずはお疲れさんでした。
 まぁ、自分が診察して戴く機会は無さそうですが・・・




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20200621:ヒヤリ&ハット!(道路陥没事故) [雑感]

 一週間程前になるが、横浜市環状道路2号線(森町@磯子区⇔上末吉町@鶴見区)で片側3車線の脇側1車線&歩道1/2が前触れも無く陥没しているのをご近所の方が発見(@港北区大豆戸町-まめどちょう-)。
 直ちに修復されたが、原因はボーっとしてはっきりしない。

 JR新横浜駅から遠からずで、付近は相鉄線/東横線直通地下鉄線工事現場があるものの、直接的な因果関係は指摘されていない様だ( 因みにこの直通線は、"東横線が田舎臭くなる" ・・・ って沿線側の評判は良くない様です ← 自分が言っている訳じゃぁありません )。

 この道路は、区役所や税務署、警察署はもとより県営公園等、更には国道一号線へ出向く時に頻繁に利用する道路なので、陥没場所を含めて詳しいのだが、通行中に突然の陥没・・・なんて事もあり得るとすれば、危ないところだったかニャァ?

 とすれば、身の回りの危険はコロナだけじゃぁ無い。
 どこもかしこも "危険が一杯" ・・・ ってとこだなぁ。
 ヤレヤレ ・・・ ってとこですかな。
 (>_<)



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20200620:全 ”海水浴場” 閉鎖@神奈川県 [雑感]

 県下には公設が25ヵ所あるらしいが、その全てが7月11日~8月31日の間、閉鎖される事になった。
 併せて横浜市も、市営全屋外プール施設の今夏閉鎖を決めた。
 コロナ禍に対しての "3密"、及び外からの "来県" 回避の為だと言う。

 海水浴場の場合、それでも自粛せずに遊泳に出向く人等もいるだろうし、沖合でサーフィンに興じる人等もいるだろう。
 こういう連中に限って "ごみ" を散らかし放題にするのがけしからんニャ~。

 例年ならライフセーバーが配置されるのだろうが、今年はどうなるのか。
 "自己責任" とばかりは言っていられないだろうから、水難事故が起こらない事を望むばかりだ。
 が、正直に申し上げてしまうと、たとえ水難事故が起こっても今回に限っては "同情はすまい"。

加えて:
 昨年は台風来襲の為に "海の家" がまともにオープン出来ずにいたので、業者の方には踏んだり蹴ったりの夏になりそうだ。
 地元報道によればだが、業者の方はライフセーバーの支援とか、ごみ回収の協力等もしていたので、今年の "海浜管理は手薄" になりそうとの懸念もあがっているそうな。

 今の子等がどうなのか解らないが、どういう訳か海水浴場へ出向くと海の家で氷菓子を味わうのが子供時代からの習慣だった。
 そんな単純な楽しみも迄もコロナ禍は惜しみなく奪うのだ・・・"げんなり" の夏になりそうですなぁ・・・


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20200619:カジノ ”逆風”?(コロナ禍@横浜市) [雑感]

 多くの横浜市民にとって、今回のコロナ禍でただの一つの "朗報" になるかも・・・
 横浜市長が図る "IR(統合型リゾート施設)構想" って言えば聞こえが良いが、実態である "カジノ頼み" が先行き不透明がかってきた事だ:
  "混沌とする IR の行方"
   日経紙:2020年6月11日付け朝刊神奈川・首都圏経済紙面
  (執筆記者名:石川淳一横浜支局長)

その背景については、
① 最有力候補であったラスベガス・サンズ社@米が日本進出撤退を表明(5月)
② 全区住民説明会中断中(未開催=6区)
③ 進出事業者への公募に向けた実施方針公表をこの6月から8月へ延期したが、残り6区への説明会実施は不透明
④ 不特定多数の海外からの来客を含むイベントへの世界的逆風

等々の "コロナ禍影響" と観られる "想定外" の出来事が続いている事が指摘されているのです。

 国への申請期限は2021年7月末で、いくら "公約破り" と言われても馬耳東風態だった林市長も、全区住民への説明会開催を謳っていただけに "未開催6区は省略して" とはいかないだろうから、果たして間に合うのか・・・って訳。

因みに:
 現・横浜市長は3期目で、任期は2021年7月迄の筈で、規定により4期目は無い。
 従って次の市長選では、党派を超えて "IR-導入反対" 候補が当選するだろうから、市側も必死、瀬戸際の筈なので、ここしばらくは目を離さずに動きを見逃してはならない。




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20200618:”浅堀り” ニュース解説(”これでわかった!世界の今”@NHK) [雑感]

 日曜日夕刻、NHK総合TVでは主題番組が放映されている。
 特別に観る事にしているのでは無いが、たまたまの10日程前(7日)は、今の今、米国で起きている "人種差別反対デモ" の背景解説がテーマだった。
 偽20ドル紙幣使用容疑で黒人男性が白人警官に逮捕され、その際に首を膝で押さえつけられ、圧迫死させられた事件が端緒になったデモだ。

 番組自体はその場の芸能タレントに "易しく" 解説する構成なのだが、何時もNHK解説員のそれが "深掘り" とは言い難い "通り一遍" なのが多く、途中で番組を切り替えるケースが多い。

 今回のは "解説アニメ" が用意されていたが、これがまた輪をかけて "酷い出来" だった。
 そこで描かれている黒人男性の描写が、"強面" + "アフロヘヤー" だったり、"マッチョ" だったりしたいわゆる "ステレオタイプ" もので、アニメーター自身の偏見が目立ち過ぎていたし、恐らくは解説員の指示によったのだろう、事件発端については何も触れずに、白人/黒人の "貧富差" & "コロナ禍被害差" だけで済ましている。

 当然の如く、SNSでの批判が半端ではなかった様で、NHKでは9日になって謝罪声明を出し、公式ウェブサイトへの掲載取りやめに追い込まれている。
 が、今は即時にSNSで世界中に拡がる時代だ。
 YouTubeではそのままが "立派に" 残っていて、世界中の人々が閲覧出来る状態で、NHKの無配慮&無神経さ加減が曝されてしまっている。

 どうやらNHKでは、1.5年前に起こった "プラダのオット事件" (*1)から少しも学ぶ事をしていなかった様だ。

 人種差別の根は深い。
 過去の歴史を辿り、何が発端で未だに尾をひいているのか、それが解決しない理由はどこか、今の政治&社会体制との関わりへの洞察無くしては語り尽くせない筈だ。
 また、自分は意識していなかったが、日本人も今もって酷い差別をしていると指摘されて唖然とした経験があった(*2)
 人権に敏感な方々から観ると日本人は "偏見/差別に極めて鈍感" と位置づけされている。
 そんな訳で、取り扱うのなら、"我が国ではどうなのか" ・・・ 迄、深掘りすべき時代と認識せざるを得ない。
 対岸の火事を眺める様な安易な姿勢で取り扱える時代では無い(ましてや国営放送が)。
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(*1)20190102:”イメージ・キャラ” の捉えられ方(”オット”@プラダ)
(*2)20180504:”偏見”・”差別” は無くなるのか



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20200617:久しぶりに飛行機を観る・・・ [雑感]

 我が家の北側。
 里山の一部を切り拓いた畑の真ん中を通る林道はウォーキングの最終コーナーでもあって、空が拓けて見渡しがとても良い。
 そこで仕上げの柔軟、要するにクールダウンをしながら空を見上げるのが楽しい。

 報道によれば、コロナ禍の最中、4月の世界の旅客需要は対前年同月比▲97.3%だったらしい。
 国内需要も似た様な状況だった様で、空を見上げても飛行機を見かける事がここしばらくは無かった。
 それが、"東京アラート" が鳴り終えてだからだろうか、全く見かけ無かった羽田発西日本方面へ向けたJAL&ANAのマークが朧気に見える飛行機が、ホンの時たまだが眺められる様になった。
 ようやくにして関西や九州方面への出張等旅客が増え始め、運航が少しだけ再開されたのだろう。
 時間帯にもよるが、昨年の今頃は一度に3~5機程の飛行機を眺めた事もあったが、今は精々1機程度で、少し寂しい。

 ▲97.3%によって世界の空の環境汚染が大分減った。
 また世界中の経済活動が↓↓となったせいで、二酸化炭素排出量が大きく減ったとも報道されている。

 経済活動が再開へ向かえば、大気汚染もウイルス感染も必ずが拡大していく。
 政治家の舵取りが一段と難しくなるのだろう・・・なんて柄にも無く感じながら久しぶりの飛行機を眺めていました。
 些か不思議な感じであります。


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20200616:”わさお君” 逝く(秋田犬@青森県鰺ヶ沢町) [故人を悼む]

 8日に永眠。 推定享年13歳(≒人間で言えば90歳程)

 例の "不細工だが可愛い" ・・・ "ブサカワ" と言われていたが、失礼な呼称だ。
 美醜の感じ方は人それぞれで、それを公にして騒ぎ立てたり、囃し立てたりは自分の好みでは無い。
 自分が彼を知ったのはこの騒ぎでは無く、"観光駅長@JR鰺ヶ沢駅" に就任していた頃だ。
 ニャンも "名誉駅長" 就任事例が結構多くて、ネットで漁っていた時だった。

 不細工・・・なんては少しも想わなかったし、穏やかな顔付きでしたよ。
 飼い主の方が2017年にお亡くなりになり、その後はご近所の方が面倒を見ておられた様だが、このGW頃の写真では歩くのも不自由していた様だ。
 が、穏やかな顔付きは変わっていなかった。
 "生物多様性" を持ち出す迄も無く、ワンちゃんも同じ "命" の持ち主だ。
 彼岸へ渡ったら最初の飼い主の方にも会えるだろう。
 ゆっくりと休んでくれ給え。
 黙祷。





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20200615:やっと ”マスク” 到着 [ただの私見]

 先週(8日)の夕刻、全国全地域のコロナ禍緊急事態宣言解除が下されて大分立ったところに、例の “アベノマスク” が到着した。

 早速開封してみたところ、先ず気がつくのは余りの “小ささ” だ。
 これでは鼻腔周りも覆われきれないし、顎下は無防備だ。
 次に使いきり不織布マスクと比べて ”分厚い” 。
 が、息苦しくは無い。
 懐中電灯で照らすと光を楽に通す・・・つまりは “スカスカ” って訳だ。
 試しに水を掬ってみると溜まらない(使いきり不織布マスクは水が溜まる。即ち、塊の水は通さない)。
 つまるところ、これでは唾なんぞの飛沫感染防備も限定的だろう。
 エアロゾルに乗っかったウイルスなんぞには何の邪魔にもならんだろうて。

でもって:
 全く腹立たしい。
 とてもじゃないけど、使う気にならない。
 誰かがこりゃ “アホノマスク” だ・・・って言っていたが、大当たりだぜい。

なんと:
 予算総額 “¥466億円” の税金を使うらしい・・・バカなっ!。

因みに:
 ①全国小中学生に1台/名を配布する例の “GIGAスクール構想”
  の 関連予算は凡そ¥2,300億円

 ②すったもんだの末成立した補正予算で注ぎ込まれたPCR検査体制強化費が
   “たったの” ¥90億円

 ③世界に誇りかつ貢献すべき iPS-研究所の国からの支援金はたったの
  ¥10億円/年・・・これを政府は来年度か再来年度からは止めると
  山中教授/所長を脅かした・・・って報道があった。

と言う訳で:
 アベノマスク、いやいや今やアホノマスクが何の意味も無い "余りの無駄遣い" だと言う事が解る。
 官邸詰めで提灯掲げる腰巾着役人が耳打ちしたんだろう:
   ”世の中どうやらマスクが不足しているらしいから、ここいらでこんな手は?”

なんて。
 NETニュースではその個人名が暴露されていた。
 総理大臣の後についている小っこい太った補佐官で、例の桜の会の会場では口を開けて走って総理の後を追っていた。

 こんな愚策を思い付く前に、医療に携わっている方々への高機能マスクとか防護服等購入支援の様な考えがどうして浮かばなかったのか。
 要すれば、自分等は “高みの見物席” にいた訳だ(道理で、国民には外出自粛要請しながら、総理ご自分は優雅に家で遊んでいた訳だ・・・これじゃぁいくら何でも "星野 源" さん怒るぜ)。

 それに、“支給” ・・・ って言ったって、結局はもともと私ら国民が収めた税金を思い付きで使っての事で、総理ご自身のポケットマネーで負担してくれている訳じゃぁ無い。
 "血税" と言いながら、心では何とも想っていない証拠だ
 ありがたがる必要なんぞ、1mmも無い。

ついでに:
 ウォーキングの際によく見かけるのは、明らかな “お手製マスク” 姿だ。
 それが “さま” になっているから時代は変わった・・・ってか?
 また一時期店頭から姿を消した不織布マスクも5枚組パックが出始めているし、ネットではそれとほぼ同等価格で50枚箱売りが結構ある。
 それを観るに付けて、今頃になってこんなアホノマスク・・・腹が立つ以外の何物でも無い。
 我が国 "憲政史上最悪とも言うべき愚策" 事例として、例の衆議院憲政記念館で特別に "永久展示" したらどうか




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20200614:またしても ”先楽後憂”(国会議員夏季ボーナス満額支給)・・・プンプン! [雑感]

 国会議員先生方は夏季ボーナスを満額手に入れるそうだ
 今回のコロナ禍では、国民に自粛要請を押しつけ、まともな休業補償もせずに、後手後手の対策しか打てなかったくせに・・・プンプンもいいとこだぜいっ!

 まともな施政者は "先憂後楽" と言って、先ずは国民の生命財産を守り、福利厚生を厚くして、自らのは後回しにする事を旨とする(*1)

 我が国の政治家先生方は真逆で、正に ”先楽後憂” だ
 ただただ、これだけでも、まともな施政者とはとても言えない。
 実に実に腹立たしい・・・じゃぁありませんか!?
 皆様。
-----
(*1):ほぼ一年前の投稿ブログです:
 ”20190707:行政トップは ”先楽後憂”?



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20200613:横田 滋さん 逝く [故人を悼む]

 5日に逝去。 享年87歳。

 北朝鮮によるあの拉致被害者(横田めぐみさん:失踪当時16歳)の父親として広く知られている。
 晩年は体調を崩し、川崎市内病院に入院治療されておられたが、今回のコロナ禍で、奥様である早紀江さんの日常とされていた毎日のお見舞いも停止されていた様だ。
 お二人にとってはさぞやご無念だった事だろう。

 "断腸の思い" とは安倍総理大臣の言葉だったが、"空々しい" もいいとこだ。
 だって、"結果として" 国はかっての小泉総理大臣訪朝結果以外、何の成果も得られていない。
 外交の世界の事だ。
 水面下で密かに交渉等手立てを尽くしていた筈だろうが、"政治は結果が全て" とは安倍総理大臣の普段からのお言葉だから、"国は何もしない" ・・・ としても何ら反論は出来ない筈だ。
 実際、幸運にも帰国出来た蓮池さんも "安倍政権は何もしていない" と仰っている。

 "国民の命を守れない" ・・・ ”国としての成り立ち" そのものが揺らいでいる気がしてならない。

 安らかにお休み下さい・・・としか言えない自分がもどかしい。
 黙礼。

追記:
 葬儀を終え、9日にはご遺族の記者会見が行われた。
 その席で、横田めぐみさんの弟の方が
  "何も手助けしていない人等が、国は何もしない等と批判めいた事等
  と言って欲しくない"

と述べておられた。
 これをニュースで観て聞いて、多くの読者の方々の批判を招くに違い無いとは想うものの、正直に申し上げれば自分は些かの違和感、いやむしろ誠に申し訳無いが "反撥" を感じてしまいました。
 確かに自分は署名と僅かばかりの支援金を申し入れただけの事しかやっていない。
 が、事は日本という "国の主権" が侵された犯罪だ。
 それに対して政府の結果としての無策/無成果を指摘する事に異論を言われたくは無い。
 そんな想いがしたのです。




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20200612:”民度” とは [ただの私見]

 今回のコロナ禍は、緊急事態宣言解除で既に新たな段階に入っていて、"救命よりも経済" へ重点を置いた政府&自治体側の舵取りが主体だ。
 そんな中、G7の中で我が国は感染者数&死亡者数が圧倒的に低く、安倍総理大臣をして
   "日本モデル" の勝利
と言わしめた。
 挙げ句の果てに、麻生副総理大臣に至っては
   "民度が違う"
と迄仰ったそうだ。
 "まさか*2" だが、このお方から "民度" なんぞの用語が出て来るとはっ!
 これ程 "不似合い" なお方はいないと想っていたのに・・・

"けち" をつける訳では無いが・・・:
 我が国総理大臣以外に、世界中で今回のコロナ禍に対しての我が国政府の取り組みを "日本モデル" と称し、称賛している国は残念ながら無い。
 あのWHOが "日本は押さえ込みに成功している" と言ったそうだが、割り当て予算以外に膨大な支援金を提供している事への "リップ・サービス" と捉えるのが正しい。

冷静に捉えれば:
 日本をG7の6ヵ国と比較する事に疫学的な意味があるとは到底想えない・・・素人の自分でさえそう考える。
 政府&厚生労働省(+感染研)が招聘したと言うよりも "企んだ" 専門家委員会メンバーですら、"何故に感染爆発が起こらなかったか"、憶測は出来ても真の理由がわからずに正直、困惑している有様だ( ← この点に限っては "正直" でよろしい):
  ”コロナ 免れた感染爆発
   - 日本の対策 「勝因」 見えず
   - 合理性欠いた自粛要請
  (日経紙:2020年6月1日付け朝刊紙面)

むしろ:
 東アジアや東南アジア地域の国々との比較の方が、震源地たる中国との接触が "濃密" であり、ヒトとしての "種(⇔遺伝子配列)"、及び "食" を含めた "生活習慣" が近く、意味がある筈だ。

とした時:
 韓国、台湾、ベトナム、タイと比べると、我が国は感染者数、人口当たりの死亡率が "飛び抜けて高く"、とてもじゃないが日本モデルの勝利なんて、まともな人間なら "恥ずかしく" て言えない
 オーストラリアやニュージーランドも日本と比べれば圧倒的な勝者だ。
 でもって、人によっては、インドネシア&フィリッピンと並んだ東南&東アジア/オセアニア地域の3大失政国とさえ指摘している(そこ迄も言われると、さすがに腹が立つが・・・)。

つまりは:
 麻生副総理大臣のお考え方によればだが、我が国の民度は韓国、台湾、ベトナム、タイ、オーストラリア、ニュージーランドのそれよりも "はるかに低い" 事になる ・・・ 訳だ。

 "民度" の定義も怪しげだが、もし感染者数や人口当たりの死亡率が民度と関係しているとすれば、この10月以降の来襲が必須とされる第2波への立ち向かいにこそ "真価" が示されるのでは・・・と懸念している。
 何故って、一度 "緩んだ気" を再度の自粛要請だけで元に戻して第2波に勝利出来るのか・・・極めて怪しい。
 その場その場を凌ぐだけで、理詰めの政策決定が為されない我が国政府の対応では危うい・・・としか想えない。

ついでに:
 副総理の言う民度には "マスクの正しい付け方" は入っていない様だ。
 何故って、副総理のマスク、お顔の通りにひん曲がっていますよ。
 誰も注意しないのか。
 それとも誰もが知っていて "放ったらかし" にしているのか。
 まぁ、多分そうだろうて。
 アベノマスク姿の総理大臣もそうだが、"哀れ" なお姿です。




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20200611:テレワーク ”再び” [雑感]

 "やっぱり" と言うか、大方の予想通りに東京都の新型コロナウイルス感染者数(:より正確にはPCR検査陽性反応者数)がなかなか減り切らない。
 "東京アラート" は "鳴りっぱなし" で、"レインボー・ブリッジ" & "都庁ビル" は些か気味の悪い赤色に照射され続けているが、最新の報道では明日にでも鳴り終えるらしい。

さて:
 一度緩んだ気を締め直す事は容易ではない。

でもって:
 政府も都もそんな事は承知の上で、とにもかくにも東京の経済を廻す方を優先しているのだろう。
 何せ東京の経済が停止のままでは日本自体が沈没してしまうとも言う。

では・・・:
 緊急事態宣言期間に "一気" に進んだとされる都内勤務の方々の "テレワーク" は今後どうなるのか・・・

って想っていたら:
 我が息子は5月末迄の在宅勤務を一端は終えて、6月第一週は様子見/見直し等で出勤だったものの、8日からは再び在宅勤務体制となった様だ。
 IT-企業なだけに情報の "収集&分析&先読み" はお手の物で、動きは "素早い"。

 どの様な職種であっても現役の皆さんは "切り替え" が大変だろう。
 新型コロナウイルスは、そうは簡単にヒトからは離れない厄介ものだ。
 取りあえずは、無事にこの梅雨、それに続く夏場を乗り切って戴きたいものであります。




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