SSブログ

20210413:夫婦 ”同姓/別姓” 問題の根っこ・・・って? [雑感]

 自民党では両論拮抗している様に報道されているが、どこだったか想い出せ無いものの、その世論調査では "別姓賛" が優勢、若しくは大部らしい。
 別姓反対論の根拠は
   ”夫婦同姓は
   日本古来の伝統的な家族観に基づいている”

と言うモノだ。

が・・・:
 江戸時代迄は一般庶民には名字(苗字)は無かったし、夫婦同姓は "明治民法" の規定で成立した(1898年)との事で、従って夫婦同姓論者の根拠足る "伝統的な家族観" とは僅か "123年間" の事になるそうだ:
   ”夫婦別姓問題 立ち往生
    - 「伝統」 の呪縛いつまで
   (日経紙:2021年2月1日付け紙面朝刊社会紙面)

 この記事を読んだ時に驚いたのは、姓を持っている者に対して件の明治民法成立前迄は
   "戸籍上、墓誌銘、墓標などにはその里方の姓を用うる"

のが実情だったとの事だ。
 つまり、夫婦であっても別姓を認めていた。

 なぁ~んだ。
 同姓論者は明治民法制度を守りたい・・・訳だとすると、その先の狙いは "王政復古" なのだろうか。
 日本古来の伝統・・・をどう捉えるのか、その考え方は難しい。

共通テーマ:日記・雑感