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20230430:怪しい?三権分立 [雑感]

 間もなく "憲法記念日"(5月3日)がやってくる。
 自らの発意に基ずく訳では無く、敗戦後にGHQから与えられた憲法だが、これによって "三権分立" の原則が謳われ、"民主主義国家" の基盤が構築された訳だ。
 今やこの地球上では数の上で強権国家の方が多く、民主主義国家は劣勢だ。 この中で我が日本はいろんな指標で中進国並みになっちまった様だが、少なくとも三権分立の原則は守られてきている・・・と信じていたし、少なくとも老生には "これこそ国の誇り" と信じてきた。

が・・・:
 実はそうでも無かったかも・・・だ
 大阪空港周辺住民が起こした航空機夜間(21:00-翌朝07:00)飛行差し止め訴訟が住民側優位で最高裁まで持ち込まれたが、最終段階で、国、具体的には法務省側意向を受けた元長官が当時の長官裁量へ介入したとの事だ:
   最高裁判決、元長官が介入
    - '81年の大阪空港訴訟 結論、国側勝訴に覆る
    - 団藤元判事、ノートに記す
    (日経紙:2023年4月21日付け朝刊社会紙面)

 この記事をそのまま受け取れば、行政側が司法側へ "越権" 行為した訳で、民主主義の根幹を犯した事になり、我が国は "その程度の国" だったのか・・・と信じられない事が起こっていた訳だ。

 憲法記念日は "国民の祝日" として定められたのだが、憲法が保障している筈の三権分立原則が犯されていたとすれば・・・どう祝うのか。 "主権在民" は何処へ行っちまったのか・・・この歳になってこんなに情けない想いをするとは・・・

加えて:
 この問題がスルーされている社会って何なんだ・・・そんな気さえしかねない。
 久しぶりに考えさせられ、苛つきもした。

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20230429:J.プライスさん逝く(若冲 ”発掘” & 作品収集) [故人を悼む]

 4月13日に逝去。 享年93歳。

 今では我が国に於いても伊藤若冲の彩画は認められ、人気が極めて高いが、それは故人が収集し、室温・湿度・遮光等々に特別に配慮し設計した部屋で画質維持に努めて保存していた事が "たま*2" 我が国に紹介され、展示された事がきっかけだ。
 それ迄は国内の美術評論家で若冲に注目して論じた方は殆ど、いや実質いなかった・・・とは自分の理解だ。 それがどうだ、今では誰もが若冲の筆力に魅入られている。

 おかしな話だ。
 何故、我が国の学識者が若冲の希有な存在と才を論じていなかったのか。
 "海外で認知されると慌てて後追いする"。 論者として恥ずかしくないのか。

 そんな想いを自分は抱くのです・・・この "井の中の蛙" は芸術分野に限らず他の諸々の文芸とか科学の領域でさえ観られるのだ。 要するに独自性を他に先んじて認める事が出来ない/先例ばかりに倣う・・・って奴だ。

故人曰く:
 「自分が若冲に出会ったのは単なる偶然では無い。
  太平洋と言う "大きな河" を隔ててここカルフォニア州と日本はお互いに
  向き合っていて、"お隣同士" なのですから。」

 ・・・故人の紹介番組がどこかのTV番組にあって、その中で自分のおぼろげになった記憶ではこの様な事を話されていました。
 奥様が日本人だった事も一因だったのでしょうが、"俯瞰" 出来るお方だったと推察する次第です。 そうで無ければ
   - "太平洋を大きな河"
   - "加州と日本は両岸で向かい合う同士"

なんて表現出来る訳無い・・・と想い、"よくぞ発掘して下さいました" と想う次第デス。
 ・・・と言う訳で、個人の先見性と言うか、感性に敬意を表して、黙礼。

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20230428:フェイク報道は高く付く [雑感]

 2020年に開催された米国大統領選で前大統領が敗北したが、この陣営はこのままでは腹が収まらずに、根拠の無いままに
   "投票機の不正操作"

を執拗に主張し、FOX社がこれを鵜呑みにした報道を繰り返したとして投票機メーカーが名誉毀損訴訟を行った。
 その結果、凡そ$7億9K万ドル(≒¥1055億円)で "和解" したとの報道だ(4月20日付け各紙朝刊)。
 この和解金は当初の訴訟額の半額近かったが、それでもFOX社親会社の年間純利益の90%を超える額で、米国における名誉毀損訴訟での最高和解額となったらしい。

ヒョッエ~ ・・・:
 何事も桁違いな国だけど、根拠無く第三者を傷つける類いのフェイク・ニュースがとてつも無く "高く付く" 前例となった様で、"報道の自由" は "無条件では無かった" 訳だ。

 大いに結構だ・・・と自分は想う。 "倫理規程" を屁とも思わない輩が目打つけれども、 "金銭負担" の方は効くからネ・・・へっ!
 我が国でも名誉毀損成立のハードルを下げて欲しいモンだ。

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20230427:渡辺長武(おさむ)氏逝く(レスリング金メダリスト@五輪1964東京大会) [故人を悼む]

 昨年(2022年)10月に逝去(日時不詳。訃報:2023年4月16日)。 享年81歳。

 この方が見事に金メダルを獲得した五輪1964年東京大会をリアルに観聴きした日本人は最早ほんの一握りだろう・・・自分はその一人だ。
 フリースタイル/フェザー級(63kg)で世界選手権等に於いて連戦連勝し、金メダルは186連勝目、現役引退時には189連勝に達していた。 訃報記事に依れば186連勝はギネス認定だったようだ。

 とにかく強い方で、渾名が "アニマル" と言う程だった。
 五輪でのメダル候補種目筆頭が柔道&体操&レスリングだった・・・か。 全階級金メダルを目指した柔道だったが、無差別級では惜しくも逃したものの、女子バレーがソ連(当時)を破った望外の金メダルもあり、 "敗戦国" 日本が少しずつだが自信がつき始めた頃だった・・・今にして想えばだが。
 黙祷。

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20230426:原発・・・ドイツのマネは難しい(かもね) [雑感]

 この15日に最期に残った稼働原発の運転を停止したドイツ・・・3.11被災地及び東電福島原発メルトダウンの惨状を来日/視察した当時の宰相 "メルケル氏の決断" が10年余をかけて実現した訳だ。
 この間、当然の事ながら政策的反発もあったろうが、新たな再生エネルギー等電源の発掘と整備、廃炉に向けた処理計画や雇用問題を抱えながらも着実に取り組んだ姿勢は、既に死語かも知れないが "ゲルマン魂" そのものかもしれない・・・そんな印象さえ抱かせる。 ドイツ以外の国々では "出来っこない" ・・・ って判断だったから尚更だ。

が・・・:
 今一方のEU大国であるフランスは原発大国で在り続ける様で、国内での増設、フィンランドに輸出したEU域内最大級原発の稼働開始、ドイツでの燃料棒生産委託等々、"脱原発には見向きもしない"。

その中で・・・:
 ドイツ政府高官は
   再生エネこそ未来の資源であり、
   日本も脱原発は可能であり、それでこそ自立出来る

と指摘したそうだ。
 "自立" ってところが "皮肉そのもの" としか聞こえ無かったのは老生だけかも知れないが・・・

だが:
 EU域内の殆どが "陸続き" で、電力配線網が整備されている事から、"フランス産" 原発電力(が混ざった電力)を "いざ" となった時には "輸入" できる陸続きのドイツならではって事が背景にあるのを理解しておく必要はありそうだ。

 島国の日本では "この手" は存在しない
 "活断層" だらけの我が国で原発をどうするのか・・・廃炉処理の見通しがつかない福島原発の未来図は "真っ暗" ・・・ って感じなのに、最近は "のど元が過ぎちゃった" 感じだ。
 我が国にメルケル宰相になり得る政治家がいるとは想えない・・・脱原発は "言うは易し、行うは難し" ・・・だね。

因みに・・・:
 ドイツでは電気代は高そうだ。 費目構成は大分違いがある様だが、ざっくり言ってしまえば
   電気代:ドイツ≒2*日本
程と聴いている。
 "資源" にも "政治家" にも、加えて "家計経済" 的にも余裕の無い日本での脱原発がすんなり進かどうか、国民の覚悟も問われる。
 まぁ、今の私等には近未来へ希望よりも絶望感の方が大きいし、感覚的には無理・・・かもね。
 何でも先送り体質だから、次の世代の方々から今の世代は恨まれるかも・・・でもその頃には私等後期高齢者夫婦はいないだろうから知ったこっちゃ無い・・・なんて考えたらダメなのは解っているんだが (>_<)。

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20230425:悪貨は良貨を駆逐する&悪意は・・・(現職総理大臣鉄パイプ爆弾襲撃事件) [雑感]

 15日に発生したテロ。
 それも現職の総理大臣を狙ったものだ。 安倍元総理大臣暗殺事件から一年と経っていないにもかかわらず起きてしまった。 SPの即座の防御と漁港関係者の果敢な犯人逮捕が無かったら・・・どうなったか解ったもんじゃ無い。
 来月開催のサミットは大丈夫なのか・・・素人でさえ心配する。 まぁ、選挙応援演説会場と海外要人を招いて開催する隔離会場とでは警護の段取り&レベルが違い過ぎて比較にならない・・・とは専門家の指摘だが。

だが・・・:
 今回の事件で、僅か10m離れた聴衆の中から鉄パイプ爆弾が "手投げ" される危険性を予知予測して警護計画を練り、実施していたのか・・・不思議な事に誰も問わないし、何処からの指摘も無い。 "想定外" だったとしたらもう気が緩んでいたのでは・・・と、自分は懸念ばかりだ。

さて:
 公安専門家筋は選挙活動最中の要人警護の難しさ、評論家は改めて対策を考えなければいかん・・・と言う。 が、解決策に向けた試案さえ示さない(或いは、"示せない" )。

 これでは永久にこの種の課題は解決しない。
 閉鎖空間では勿論の事、開放空間での選挙活動の場合でさえ最小限の
   集まる一般聴衆の "手荷物検査無しではテロ行為は
   防げない"

って、何故指摘が無いのか、自分は不思議に思う。
 別に民主主義の本質を汚す訳では無いのだ。 何故なら、選挙演説に集まる人達がいつも全て善人だけであるとは限らないのが、残念ながら今のご時世だからだ。

そこで想い出すのは・・・:
 "悪貨は良貨を駆逐する" ・・・ とは経済原則の一つらしいが、
   "悪意は善意よりも強い"

とは、故・A.クリスティー女史が産んだ老女名探偵であるところのミス・マープルが "蒼ざめた馬"("The Pale Horse" )の中で呟く台詞だ(*1)。
 最早 "性善説" だけでは事は収まらない。 警察庁や公安筋は是非ともこの事を念頭に要人警護に取り組んで欲しいと願う。

 ついでに言えば、今の IT-社会の中では
   "偽ニュースは真実ニュースを駆逐する"

と言えるのかも。 2016年の米国大統領選挙辺りからフェイク・ニュースが罷り通る時代になっている・・・のでは?
-----
(*1):但し原作での主人公は別人。 TVドラマシリーズ編でマープル嬢に改変されていて、最期の見せ場である解決場面でのセリフ。
 ドキッ・・・ってさせられる。




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20230424:どうする?・・・こうすりゃぁ良い(家康公&チャットGPT) [気晴らし事]

 自分は観ていないが、我がワイフ殿は "習慣なので" 観ているNHK’大河ドラマ。
 聞くところによると、今年版は弱々しい(?)家康公が毎回難題に襲われてオタ*2しながらも乗り越えていく筋書きらしい。

 沢山の作家や脚本家が描いてきた戦国時代の国盗り物語だ。 新しい視点からのシナリオを書き下ろすのも大変だろう。

 そこで提案だ。
 難題が持ち上がった時点でチャットGPTに解決法を尋ねたらどうか。
 新たな展開が生まれ、パラレル・ワールドもどきの戦国物語が誕生するかも・・・だ?

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20230423:MC交替( ”世界ふしぎ発見” ) [気晴らし事]

 TBS’TV系の土曜日21:00からの超長寿クイズ番組。
 初回は1986年4月19日放送の "古代エジプト" もので( ← ネット調べ)、MCはNHKから華麗に転身した "草野 仁" さんだった・・・このスタート番組を何と(!)観た記憶ある。
 民間TV番組ではそれ迄見られなかった清潔・清廉さから来る好感さ&若さで選ばれたと想うが、さすがに今や後期高齢者のお仲間入りしてしばらく経つ。
 ここらで・・・って訳か、この4月15日放送分からデビュー当時の印象そのままを引き継ぐ感じで "石井亮次" アナに交替した。
 彼は月~金曜日のゴゴスマ(CBS’TV系)のMCで売り出してきた方だ。 ついに東京をキーとするメイン・ストリームに乗り込んできた訳だ。 嫌みの無い印象の持ち主だけに、どう番組を盛り立てるのか・・・興味ありますねぇ。

そこで:
 この番組、古代エジプトものとか中米を含むピラミッドものが多い。
 老生は些か食傷気味なので、何か新機軸を出して戴きたい。

問題を考える方は大変だろうけど・・・:
 試しにチャットGPTに回答させたらどうなるのかな?

ついでに:
 この AI に番組過去のエジプト編を聴いたら、懐かしいミステリー・ハンターと一緒に "そつなく" 応えてくれましたよ。 尤もこの程度なら番組紹介サイトを訪ねれば解っちまうけど。

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20230422:”メット自転車乗り” を観た事無い [雑感]

 横浜市の住宅地域の道路の多くが片道一車線、若しくは全幅一車線道路だ。
 なので、クルマ運転の際の自転車を追い越す時/迎える時には格段の注意が必要だ・・・無茶苦茶な、そしてノーテンキな運転が多いからねぇ。

そんな中・・・:
 この春からは自転車は "メットかぶり" が "努力義務" となったが、自分は未だにその義務を果たしている自転車乗りを "観た事が無い"。 お巡りさんが見かねて注意している事も無いし、果たして単なる努力義務だけでメットかぶりが普及するのか、極めて疑わしい。

自分は思い出すのだが・・・:
 クルマ運転時の "シートベルト装着" についても罰則付きの法律が成立した "途端に" 普及が始まった。

 私たちの "国民性" として "法律で規制されない限り従わない" のが大方の普通だから、シートベルト装着と同じ仕組みにしない限りは自転車メットかぶりは普及しないと確信している。

結局・・・:
 悲惨な事故が続出してから法律規制になるのではなかろうか。 下衆の憶測に過ぎないが、交通警察は "それを待っている" のかも知れない。
 うぅ~ん・・・自分だけは加害者にはなるまい。

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20230421:北からも北西からも西からも南からも・・・ ”四面楚歌” に等しい [雑感]

 13日08:00チコッと前の "J-アラート" には吃驚した。 狙いが北海道と言うので
   ついに北朝鮮は一線を越えたか・・・

と、正直、緊張した。 "西" もしくは "北西" からの北朝鮮ミサイル攻撃・・・絵空事では無くなるのか。

 "北" からは露国の軍事侵略が何時かはある・・・との想定で自衛隊は北海道防衛戦を想定していると聴いている。
 "西" からはあの大陸国家からPM2.5や黄砂の来襲が年がら年中続いているし、この国がその気になれば我が国は殲滅の眼に会うかもだし、"南" からは情け容赦ない台風が毎年必ず断りもせずにやってきて甚大な災害をもたらす。
 おまけに "地下" からは地震が、"山" からは噴火が・・・

 こう見てくると、どうやら東からの攻撃は置いておくとして、我が日本は何処からも痛めつけられる地政学的地位にいる訳だ。
 13日のJ-アラート後、こんな考えに陥り、気が滅入ってしまいました。

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20230420:黄砂は・・・ [雑感]

 先週の11-12日は2年振りの黄砂大飛来で、日本海側では九州から北海道迄のほぼ全域でその被害に見舞われていた。
 横浜もそれなりにやられましたよ。 マイカーは黒一色って事もあって、ボンネット&ルーフにはうっすらと黄砂らしきモノが一面に付いているのが観えました。

ところで:
 自分は現役の頃に北九州方面へ頻繁に出張した時期があって、黄砂来襲時節だと先方の方は "マスク+ゴーグル" で防御しないと喉がやられ、眼がやられる・・・って、ぼやいていました。
 黄砂は
   あの国の "環境兵器" に違い無い

って言う程でした。
 当時は "まさか" ・・・ って気がしていたけど、今の時点でとらえると "PM2.5" も含めて
   大いにあり得るかも

って想う様になり、時代は変わりましたねぇ・・・

ついでに:
 黄砂は偏西風に乗ってか、地球を一周して欧州に到達しているとか。
 地中海沿い欧州は "シロッコ" と言ってアフリカ砂漠からの極小砂粒でもやられるから、ここも大変だろうて。

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20230419:質問の仕方次第で・・・(卒業式学長講話@名古屋大学) [雑感]

 3月7日に執り行われた表題で学長が今話題の "チャットGPT" を使って
   満開の桜の中での大学の卒業式

等をキーとして作文させた所、"尤もらしい" 祝辞が返ってきたそうだ。
 それを見た某政治評論家が
   しれっとしていて "心に響かない"

と腐していて(2023年4月11日:TBSTV’ひるおび)、学長が自ら書き下した対比祝辞を褒めていた・・・こっちの方が心が籠もっていると。

でも・・・:
 自分がAI-作文と学長講話を読み比べて見た結果は、
   "どちらも名文"

だ。 共に心に響くモノがあって、優劣つけ難いと感じたがなぁ・・・

それに:
 番組で同席していたAI-開発を専門とする某大学教授が
   質問時のキーワードを工夫すれば学長作文の祝辞でさえ簡単に作文出来る能力を
   チャットGPTは既に持っている

と軽く "いなして" いた。

そんな訳で・・・:
 情報管理とか倫理規程とか解決すべき課題を抱えてはいる(様だ)が、利用者に問われるのは
   "如何に" 質問していくか

の "論理構成技術" となり、要求されていくのではなかろうか・・・つくづくそう想いました。
 こんなのが流行っちまったら
   "考える人はいなくなっちゃう"

って非難していた評論家がいたけど、
   (物事を真面に根源から)考える人なんて希有な存在なんよ

って自分は想うのです。 多くの評論家と称する方々お得意の "単に批判するだけ" では
   "おいてけ堀" を喰らうだけ

と腑に落ちた次第デス。

だもんで・・・:
 モニターに映っているチャットGPTに向かいながらキーボードを前にして
   "親指がうずく"

感じがしてなりませんデス(マクベスじゃぁ無いけど)。

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20230418:走れない・飛べない(恐竜の真実) [雑感]

 "ジュラシック・パーク" に始まる恐竜映画・・・CGの凄さに驚くと共に、韋駄天の如く走り回る、また大空を滑空するが如く飛び回る・・・その躍動感に酔いしれたものでした・・・シリーズ化されると "人間との共生" って言う "しんどい話" が加わり、自分はチコッと引けてしまったのだが。

ところが・・・:
 どうやらホンモノの恐竜は
   - モタ*2した鈍重な歩き
   - 走るのは出来ても、せいぜいほんの数m程度
ましてや
   - 重たい図体を羽ばたきだけで空を飛ぶのは至難な技

らしい・・・って事が、最新の研究成果を活かしたシミュレーションによって明らかになってきたそうだ:
   SF映画の「王者」、実は鈍重
    -常識を越える-新・恐竜図鑑(上)
   (日経紙:2023年4月9日付け朝刊)

 恐竜のモデル化の際、従来は無視されてきた骨への体重負荷を考慮に入れた新たなシミュレーションの結果、これ迄の "定説" が覆されたのだと言う。 SF映画の様に走りまくったら "骨が折れちゃう" そうだ・・・成る程ねぇ。
 考古学と言えば、
   - 化石を掘り起こして
   - 適当に肉付けして
   - 姿形を作り出して・・・

なんて素人考えでしたが、最近はコンピューター・シミュレーション技術が精密になってきていて "計算科学者とのコラボ" になってきているんですねぇ。
 段々と "科学" へと変身しつつあると言う事でしょうか?・・・って言ったら素人の言い過ぎかも。

そう言えば・・・:
 恐竜の骨組織の精密測定も "放射光施設" を利用した最新手法が我が国で発展してきているそうです:
   恐竜の骨組織くっきり
    -福井県立大 化石切断せずに撮影
     (スプリング8@理研兵庫)
     (日経紙:2023年4月8日付け夕刊)

 放射光利用技術に関しては我が国はフロント・グループにいるので期待しています。 福井県頑張って!

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20230417:AI騙すのわきゃぁない 3割似た顔すりゃぁ良い [雑感]

 留まる事を知らないAI・・・既に人智を超える分野が途方も無く広がり始め、このままではヤバイっ!・・・って訳か、個人や真偽にかかわる情報管理システムの強化とか、更には倫理規程さえもが求められてきている。

そんな動きの中で:
 AIによる画像認識は医療分野では大いに役立っていると聴いた事がある。
 更には最新のAI-活用生体認証技術では "顔の3割で個人の特定が可能" な段階になっていると言う:
   AI 「顔の3割」 であなた認定
   (日経紙:2023年1月15日付け朝刊サイエンス紙面)

 今後は緩和されていくのだろうが、コロナ禍の最中、マスクで目から下の顔部分が隠されて "すぐには何方か" 解らずに途方に暮れる事もあった。 中には "皆、美人に見える" ・・・なんて "不埒" な事を言う方もおられましたなぁ。

しっかしぃ・・・:
 驚くべき事に、最新の生体認証レベルでは "眼の周り"(≒顔面積の3割)さえ見えれば誰だか特定可能との事だ。 明らかに人智を超えている。
 引用記事では
   顔の3割だけであなたと他人を見分けられる

と記してあったけど、それじゃぁ
   顔の3割似せればあなたに化けられる

って事にもなるのかな?。

そうだとすれば・・・って訳で:
 本日のブログ題目となりました。
 へっ!

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20230416:島主( ”しまぬし” )”妄想物語” [自分の事]

 国土地理院の2月28日付け発表に依れば、我が国の島の数は14,125で、海上保安庁の1987年公表値(6,852)の倍以上となったそうだ。
 島の定義は国際的に定められているそうで、
   - 自然に形成された陸地であり
   - 満潮時も水面上にある事

等が用件で、今回は更に
   - 外周≧100m

を加えて、格段と解像度の上がった写真地図等から勘定したとの事だ。
 あの "江ノ島" が2つの島から成り立っているとは知っていたが、今回の発表では "実は7つ" の小島から成り立っているそうで、おや*2・・・って感じでした。

恥ずかしながら実は・・・:
 穏やかな海に囲まれた小さな島を買い取って自分専用として居を構え、日永のんびり過ごしたい・・・なんて、他愛ない "夢" を抱いた事があって、せっせと "ジャンボ宝くじ" に頼ったことがありましたなぁ・・・勿論(!)実現しませんでしたが(今では宝くじなんて見向きもしなくなりました)。

 TVの娯楽番組でも無人島で暮らしてみるサバイバルじみた冒険番組( "DASH島" 等々・・・)に人気があって、人間誰でも一度はこんな夢・・・っていうよりも "妄想" を抱くのかも。

 ここ迄書いてきて想い出しました。
 たしか、"さだまさし" さんがどっかの小島を買い取って別荘を建てたとか・・・その紹介番組を観たことがあったなぁ・・・羨ましかったです。
 所詮しょむない一介の普通人では手の届かない夢でしかありません・・・よね。

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20230415:広場通い [雑感]

 当地(横浜市北部丘陵地域)には広々とした公園は数カ所と数える程にしか無いが,"ちっぽけ広場" は住宅地域内に各所ある。 まるで故・黒沢監督 "生きる" の実写版の様にさえ見える程に小さい。 が、残念な事には拙宅周りには "里山" の様な自然には恵まれているが、この "ちっぽけ広場" は見当たらない。
 そもそもこの横浜市にこのちっぽけ広場が住宅地域内にあるのは、今は大昔、故・飛鳥田氏と言う方が市長時代にせっせと造った・・・と聴いた。 この方は、自分の記憶に依れば当時の社会党委員長だった方で、その当時に "流行った" 革新市長の旗頭だった。

さて:
 数年前に越してこられた我が家近くの若いご家庭には保育園児2名がいて、ほぼ晴れた日にはご両親の親御さんがクルマで迎えに来られ、このお孫さん2名をちっぽけ広場につれて行くのが最近の習慣だ・・・何処なんだろうか、自分には心当たりが無いけど。

 環境は良いけど、遊び場が無いのは "想定外" でした・・・とは、その若いご夫婦の偽ざるお話でした。
 うぅ~ん・・・私等後期高齢者夫婦には気がつかない視点でしたなぁ。 それ以来、雨の日は拙宅へ遊びに来る様に "ご招待" していますが・・・

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20230414:想い込み( ”放流” 為ならず) [雑感]

 自然界は人間様の想う通りにはならない・・・そんな実例だろうか。
 アユとかマスの稚魚放流は生態系のバランスを乱し、その川に本来住み着く魚の種類や生息数を減らす・・・との結論で、北大が海外大学と共同で現地調査した結果だ:
   放流で魚が減る波紋
    - 自然の恵み、すみかの保全こそ
   (日経紙:2023年2月26日朝刊サイエンス紙面)

 放流で一次的に増えるが、稚魚は類似の遺伝子を持つ結果、種保存本能から生存競争で既往の別種類を追い出す。 またその結果増え過ぎた稚魚同士が限りあるエサやすみかを奪い合うのだという。 北海道の31河川の1999~2019年間にわたった魚の種類&生息数を調査した成果との事だ。
 水産学者の方々は当然の事として冷静に受け止めていて、この前提で "放流のあり方" を議論する時期に来ていると指摘しているそうだ・・・稚魚放流行政を薦めてきた水産庁は "どうする?"

 水産学を何一つ学んだ経験の無い自分は "放流は生態系を保全する手段" とばかり想っていたので、驚いたのなんのって、・・・驚きました。
 ノーテンキな想い込み・・・他にもありそうで危ない*2、そして恥ずかしい限りデス。

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20230413:消息不明隊員10名の安否が・・・(陸上自衛隊ヘリ宮古島周辺事故) [雑感]

 搭乗されていた10名の隊員の安否が気遣われている。
 この6日以来に連絡を絶っている事、海面に激突したへり機体破片、加えて隊員のヘルメットが見つかっている事等から最悪事態が懸念されているのが痛ましく、残念な事だ。

 大陸国家が自分勝手な言い分だけでその軍事力を背景に他国領域へ侵入して来ている以上、我が国としても西南諸島域の防備は重要視せざるを得ない。
 話せば解る相手ではないからだ。
 そんな折の事故だ。
 黙祷を捧げる事しか出来ないのが悔しい。

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20230412:育児と現役復帰・・・どちらが重要なのか [ただの私見]

 この四月が年度初め・・・と言う事もあってか、TVやラジオではアナウンサーやMCの交替が盛んだ。
 これ迄お馴染みだった方が出張先のTVなんかで再見すると想わず
   お久しぶり。 頑張ってるね。

なんて呟いたりする事もあった。

が・・・:
 この4月からのNHK総合TVの19:00からのニュース番組で "産休明け" と言う事で看板アナと言われていた女性アナがMCとして復帰している。
 自分は何となく観ていたが、我がワイフ殿は "怒っていた"。
 曰く、
   子供、それも生まれて間もない乳幼児の育児を通した一緒に過ごす時間は、
   その子の一生に関わる一番大切な親子の会話期間の筈だ。
   この人はそれよりも "現役復帰" を優先した。
   信じられない。
   こういう人の番組は観たくない。

 ・・・自分は余りの "鈍感さ" に我を忘れ、一言もありませんでした。
 皆様はどうお考えでしょうか。
 人はそれぞれの価値観を持っている筈なので、何処まで踏み込んだモノか、未だに解らずにいます。

因みに・・・:
 以後、このニュース番組は我が家では観ない事になりました・・・今も。

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20230411:サクラ・さくら・桜・・・ [雑感]

 今年は例年に無く何処も早咲きだったようだが、河津桜辺りからソメイヨシノを始め多種多様な桜を、ここ横浜市内でも、また日本各地の川沿いとか山とか街中で健気に咲く所まで、このブログで紹介されていて、拝見するのがとても楽しかったです。
 ご紹介下さった方々に感謝しております。

 毎年想うのだけど、どうして桜には特別の感情が芽生えるのか・・・不思議です。
 まぁ、後期高齢者ともなると、"月並み" ・・・ って言うか、"年並み" って言うか、来年も無事に桜咲く有り様を観たいと念じております。
 尤も "温暖化" って言うよりも "熱帯化" がすすむと "開花出来ない桜" が多くなるとの専門家の懸念が伝えられていますので、その点も気がかりではありますが・・・

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